大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0483 彦九郎鉋の削り

2017-12-30 17:37:34 | Weblog
この鉋は木工仲間にプレゼントしようかと思って購入した物だが、そのままになって居た。どうしてプレゼントしなかったと言えば、研ぎ直しても思う程切れなかった為だ。 最近ミネラル砥石と言う物を入手した。 今回はその砥石を使って仕上げ研ぎして見た。 この砥石で白名倉を掛けてから 刃を研ぐと黒いねばねばした砥糞が出て 具合が良い。 何となく良い刃が付くように思う。 そこで削って見ると 思いの他良く切れる様に思う。 これでもまだ薄くは無いと思うが、以前より大分良くなった。 研ぎ方はそれ程変わって無いから 恐らく砥石の影響だろうと思う。 こうして研いで見るとこの刃の地金は青黒く 鋼は光っている。案外良い物かも知れない。 人にあげるのは勿体ないと言う気になって来た。 今日は天気も良い。 こんな事しながら 今日も穏やかに暮れて行く様だ。   
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0634 藤正鉋の削り

2017-12-29 09:11:23 | Weblog
この鉋刃は富岡八幡骨董市で入手した。 富岡八幡はこの所 特に有名になってしまった。例の事件後 一度富岡八幡に行ったが 確かに人出は少ないかも知れない。 業者の数も少なかった。 所でこの鉋は薄くて 刃も硬くて研ぎ減らない。 上手く研げない様だ。 それでも何とか研ぎ上げて少し使って見た。 結構上手く削れる様だ。 まだ裏に少し錆跡が残り鉋屑が割れて出て来る時も有る。こうして何度か研ぎ直していれば もう少し良くなるだろうと思う。 今年はこの鉋の整備で終わりかな。 1年間色々な鉋を手に入れて 楽しませてもらった。 鉋も随分溜って来た。 少し整理も必要だ。 最近は 鉋刃単体で入手する事が増えて 台打ちも良く行う様になった。 来年も台打ちと鉋の蒐集が出来れば良いと思う。 それに その先鉋の行き先も考えないといけないと思う。 来年は 戌歳で 戌笑うと言うそうだから何か良い事が有れば良いと思う。 どうなるだろうか。 
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0601 高島城鉋の削り

2017-12-26 15:31:31 | Weblog
この所晴天に恵まれている。 今日も午前中散歩に行って来た。 昨日からこの鉋を引っ張り出して調整している。 どうもこの鉋は余り切れない様だ。 私の研ぎが良く無いのだろうか。 今回はダイヤ砥石で鎬面の平面を出してから 中砥石で研ぎ直して見た。 刃の形が崩れていた様だ。 これで研ぎ直すと 少し切れる様になって来た。 でも思う程では無い。 引きが重い様に思う。 不思議な事にこの鉋は削る時 コリコリと音がする。 人の感覚は不思議な物で ちょっとした手の感覚で 切れると思うか思わないか分かれる。 この鉋でも人が使うと切れると言うのかも知れない。 取敢えずこの程度削れる様にはなって来た。 これ以上は 薄く削れないのは 使い方が悪いのだろうか。 
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デンマーク・デザイン展  東郷青児記念美術館

2017-12-25 20:31:50 | Weblog
今日は月曜日で普通 博物館 美術館は休館がほとんどだ。 ここは開館しているので今日はデンマーク・デザイン展を見に行った。 新宿はいつ行っても人が多い。本年も押し詰まって来た。 幸せの国デンマークと言うのだそうだ。 そうかも知れない。 家具もシンプルで良い物が多い様だ。 こんな家具なら一つぐらい欲しい物だとも思う。 今日はPPモブラーの家具も置いて有り、座っても良いそうだ。 なかなか座り心地も良いと思う。 しかし背板の部分を 多分機械で削りだしていると思うが元の材を見るとかなりの大きさだ。 こんな大きい材から あの小さい背当てを削りだすのかと思った。 随分無駄も多い様に思う。 多分多軸NCルータで削っていると思うが、色々な都合でこれだけの大きな材が必要なのだろう。 材も良い物を使っている様で高くなるわけだ。  世の中 有名椅子の偽物は多い。 まず材と作り方で安くしている様だ。 椅子の持つ質感や手触り 座り心地よりも まず形をマネして 似た物を持つ事で満足する人も多いのかも知れない。 デンマーク良さそうだ。 今度一度行って見たいな。  北欧は何処も行って無いから。
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0645 菊丸鉋の削り

2017-12-24 19:51:46 | Weblog
この鉋 裏刃を探して来た。 裏を付けないと 削り屑が棒に引っ掛かり上手く出て来ない。削って見ると どうも引きが重くて上手く削れない。 刃が良く無いのだろうか。 色々試して居るが これと言う名案は無い。 台を調べると何故か随分狂っている。 そこでもう一度下端を削り直した。 これで少し良くなった。 けれどやはり薄くは削れない。 取敢えず削った所を写真に納めた。  もう少し切れても良いと思う。 削り屑以外に 細かい削りカスが出て来る。 切れる場合はこうならない筈だが。  もう少し色々いじって見ようと思う。 なかなか思う様にならない物だ。
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0648 丸中鉋の削り

2017-12-23 17:51:00 | Weblog
この鉋は一応丸中としているが 銘は上手く読めて無い。それを良く見ると三郎とも読める様な気もする。 まあ何処の誰が作った物か不明と言う事にして置こう。 取敢えず押さえ棒を抜いた。 刃口の部分が広いので詰めた。 馴染みの部分に薄板を貼って当りを見ながら刃を入れた。 下端も均した。 刃は裏が相当ベタで上手く刃先が砥石に掛からない。 かなりスキ取って調整した。 裏足が殆ど無いのでどうも安定しない様だ。 取敢えずダイヤ砥石で裏を研ぎだした。 その後#4000の砥石で研ぎ直している。 これで削って見ると 案外良く削れる。 刃が若干丸刃になっている様だ。 真中でしか削れない。 何度か研ぎ直せば良くなると思う。 それにしても研ぎは不十分だと思うが 以外に軽く削れる様に思う。 もう少し刃が長ければ色々試して見たいが 現状では 削れる事が判ればそれで 良いと思う。 随分酷使されて来た物だろうから、更に老体に鞭打って 使う事も無いと思う。このまま引き出しで暫く 休息してもらおうと思っている。
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ダイニングセットを購入した

2017-12-20 11:53:27 | Weblog
今年7月 英国 アーコール社の工場見学を行った。 ここは英国を代表するウインザーチエアのメーカーだそうだ。  そこで社長の息子と言う方に工場を案内してもらった。 家具屋にしては大きな工場だった。 そこで約束した通り 日本に戻ってからこの家具を購入した。 納品まで約3カ月弱かかった。  まあ旅行の記念と言う事だ。 結構高かったので社長の息子との約束が無かったら買わなかったと思う。  写真の手前右は私が作った椅子で材はレッドオーク その奥も私の作った ミッションチエアで材は楢 テーブルはアーコールのドロップリーフテーブル 左の2脚は ダイニングウインザーチエア になります。 奥に少し見えるのは 5段に引出でこれも自作です。 材は胡桃を使っています。 テーブルはエルム(ニレ)で木目が綺麗です。  これで良い正月が迎えられそうです。 アーコール社製品は元町 ダニエルで購入できます。 良ければ覗いて見て下さい。
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0648 平鉋 銘 丸中

2017-12-20 10:47:44 | Weblog
この鉋は先日行った高幡不動骨董市で買った物だと思う。 確か裏刃が無かったので箱の中に転がる別の裏刃で幅が合わない物を付けてもらった。 登録を忘れていた。 これもかなり刃は短い。現在整備中です。 刃を抜くと 表馴染みの部分に厚く紙が貼り付けて有った。 その紙と鉋の表部分が錆でくっ付いていた。 紙が湿気を呼んで 錆びた様だ。 この錆を落とすのに苦労した。 何か転換剤を塗れば黒錆化して 良いのかも知れない。 紙を剥した後に薄い木の板を張り付けて もう一度当りを見ながら削って調整した。 刃幅 70ミリ 全長は60ミリを切る様だ。大分ベタ裏だったので 裏をすき取り調整した。銘は有る様だが研ぎ進んで上手く読めない。 真中に丸中と有るので取敢えずこれを仮の銘とした。 台を見ると台頭と台尻の下端が面取りしてあった。 家具の組立後目地払いに使った物かも知れない。 すると家具屋さんの使った物だろうか。 刃は短くなっているが結構上手く使って来た様だ。押さえ棒を抜いて刃口を詰めて 一枚刃鉋として仕立て様と思っている。 削れるまでにはもう少し時間が必要だ。 暇な時に ぼちぼちやろう。 
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0644 千年杉鉋

2017-12-20 10:27:51 | Weblog
先日購入した 鉋刃 千年杉の台を探していた。 刃の全長が 65ミリ程度で短いので薄い台が必要だ。 引出に有った 487番の鉋を出して来て刃を入れ替えた。 考えて見るとこうした 既に使い切った感じの鉋刃を買って来てどうするのと思う時も有る。 世に知られた銘品でも無いし 台入れて見ても 調整はやりにくいし 実用にはならないだろう。 それでも 刃を挿入して 下端を均して何とか一度は使って見たいと思う。 この鉋刃は比較的上手く使って有る様だ。 広い刃口を少し詰めて調整している。 いずれ使える様になったらまた報告しよう。 今年ももうすぐ終わりだ。 こんな鉋集めや削りの趣味が何とか出来ている事に感謝しないといけない。 そして集めた鉋達は取敢えず台に入れて 削って見て記録に残して やりたいと思う。 それはいつまで続けられるか判らない。 平成も後1年で元号も変わるし、どうなって行くのかと思う。 来年も変わらず ブログが続く事を願っている。

この鉋を1年後に取り出して研ぎ直した。 なかなか良い鉋の様だ。 しかし刃が短く台も薄く 刃をしっかり固定できない様だ。 削って見ると滑らかで薄く削れるが 幅の広い鉋屑は出ない。 台の調整が不十分だと思う。 まあ仕方無いのかも知れない。 この鉋刃の素性が判ると良いのだが今の所不明。 もう少し良く削れる様にするには台を作り直す必要が有る。無駄になるかも知れないので今回はそのままにしよう。
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山茶花の花咲く

2017-12-19 20:24:01 | Weblog
この所 朝晩冷え込む様だ。 朝 血圧を測定すると 何時も高目に出る。 そこで用心して10時頃になり 日が高くなってから散歩に出かける。 ゆっくり となり駅まで歩いて帰りは電車で戻って来る。 まあ1時間程度で 歩数で9千歩程度だろう。 毎日は出来ないが健康の為に 暇なら歩くようにしている。 途中団地の中の道を歩くと 脇には この山茶花が咲いており 既に満開を過ぎている。 何となく黒ずみ ちじれた花の先端部分を見る。 これは まだそれ程でも無い様だ。 花が咲き終わり 色も変わりしおれて 枯れて落ちる寸前の花もなかなか良いと思う。  勿論盛りの時は有るだろうが、いつかわこうなるんだ。 それが自然の法則だと 思う。 山茶花は大概 まとまって植えて有るので、咲くと賑やかだが散る時は無残だ。 それにそれ程珍しくも無いから 殆ど振り向く人も居ない。 今日はもう盛りを過ぎて 少ししおれた花を一輪写真に納めた。  今日は晴天 雲無く 青く澄んだ青空だ。
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