大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

木材大事典 170種  誠文堂新光社

2011-10-30 10:54:30 | Weblog
先日 この本を入手した。 日本で手に入る木材の基礎知識を網羅・・・と書いて有ったので購入して見た。3800円+税と少し高価なので 迷いは有った。 木材の基礎知識だけでなく材を使う製品の写真も載っていた。   もう少し材の事を詳しく書いて欲しいように思うが、 まあ見るだけでも楽しいかも知れない。 貴重な材が手に入れば、そしてそれを使いこなす技術が有れば 立派な物が出来るだろう。   だがそこらに転がる 普通の安物材を 上手く使いこなして製品を作るのが職人の腕だよと
言われた事も有る。 しかし私は職人では無いし、 後どれだけ 元気に木工が出来るか判らないから 出来ればよい材料を使い 物を作りたいと 思う。
 大辞典では無くて 大事典となっている通り 何か色々な情報が盛り込まれた本だと思った。  
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丸面取り鉋 

2011-10-29 21:09:33 | Weblog
この鉋は 木工を習う 先生の持ち物で 丸面取り鉋を下端側からみた所である。 先生の話では これは自作した物で 刃はハイスの自働鉋の刃を切って作った物と聞いた。 なる程 そうやって作る物なのか。 グラインダーをつかいこなして 刃先を整え 薄い砥石で研ぎ上げた物だと言う。 今はトリマーでも面取り出来るとは言え これほど 小さい丸面の刃は無いと思う。 それにしても この刃は素晴らしい研ぎだ。裏刃も付けて 逆目も上手く止まる様になっている。 途中から切り込んで 1回で丸面が作れる 台の調整方法も教わった。 大変参考になった。  
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手づくりする木のスツール  西川栄明 誠文堂新光社

2011-10-28 21:31:19 | Weblog
先日 外出したついでに この本を入手した。 手づくりする・・・は 他にも有ったがその流れの本だろう。 しかしスツールとなると、あまりどれも変わり映えし無い様にも思う。 これを作ろうと思う程の物は無いが、 見て居る内に何となく 自分で考えて作って見たくなった。 矢張り 本を見たり 他人が作っていると 自分も何か作りたくなる物だ。  矢張り一人では 何となく  やる気にならない物だ。 早速手近にある 板を切り抜いて座面を作った。 本には三本足の椅子が多いが 安定感は四本足が勝る。  だから四本足のスツールを考えている。出来たらまた紹介しよう。
本については 一度本屋で立ち読みして見ると良い。 気に入れば買っても良いが まあ図書館に有れば借りて 気に入った部分をコピーすれば充分と思う。
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鉋薄削り 試行4

2011-10-22 10:14:31 | Weblog
この鉋は 普段は 中仕上に使うもので 六分鉋。 菊丸を試した。 ある程度薄削りも出来るが 研ぎが良くないのか右端が切れ気味になる。 屑も少し厚い。 普段荒い使い方しかして無かったが、 しっかり調整すれば 薄削りも出来る。 しかし 薄削りに向く物を探して それを仕上に使った方が良さそうだ。 
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鉋薄削り 試行3

2011-10-22 10:08:59 | Weblog
3台目は 鉋 輝虎を使った。 この鉋は研ぎが良くないのか、台の調整が良くないのか 厚い屑しか出せない。 何度か研ぎ直しているが どうも良い結果が出ない。 軽く削れないので、研ぎ直しが必要だろうと思う。
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鉋薄削り 試行2

2011-10-22 10:00:32 | Weblog
薄削り 二台目は 鉋 達磨正宗。 これは軽く良い感じで削れたが 刃に少し傷が有るのか 右側が切れ気味になる。 多分一番薄く削れていると思う。 刃の出を調整する時 刃を直接叩かず 台下端を軽く打つ様にして調整してみた。 微妙に削りが変わる様だ。 こうして調整している所を見た事が有るので、真似て見た。 何処をどう叩くと 出たり引っ込んだりするか もう少し確認が必要だ。 
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鉋薄削り 試行1

2011-10-22 09:52:01 | Weblog
今 使う鉋でどの程度 薄削りが出来るのか試行してみた。 材料は米栂 幅は3センチで刃幅一杯では無い。 其処まで技術が無いと言うのが正直な所だ。 鉋刃が有る程度 研げているかの確認と言った所か。 削り華の厚み測定機器が無いので どの程度の薄削りかは不明。 多分20ミクロン程度ではないか。 この鉋 東源氏 を使用した。 結構軽く引けたが まだ少し厚い様だ。 研ぎ直せばもう少し何とか  なりそうだが、此処からの研ぎは難しい。
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坪糸 その2

2011-10-21 21:09:11 | Weblog
同じく 坪糸である。 これはメーカが違うようだ。台紙には 二倍保険 坪糸 特殊加工(三本撚り) TRADE MARK たくみ (三角帽子の顔)が印刷されている。 この二倍保険とはどう言う意味なのか不明だが、品質を保証する意味が有るのだろうと思う。 この坪糸の方が若干 太い様だ。 長い距離糸を繰り出し 強く引っ張って糸を摘みはじいて墨付けする。 その為に強度が必要なのだろう。 途中で糸が切れると 困るから保険があるのかも知れない。 それに少しでも傷が付くと糸は切れ易い。 だから頻繁に交換したのだろう。 これはその予備だろうと思う。 この坪糸は未使用だが 長く放置され埃が付いて薄汚れている。 或いは強度も落ちているかも知れない。 多分使う事は無いと思うが、記録に残す事にした。
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坪糸 その1

2011-10-21 20:55:30 | Weblog
これは坪糸と言い、墨坪の糸車に巻いて置いて、必要に応じて繰り出し直線を墨付けする時に使う糸である。 大工さんの道具箱の隅に有った。 最近でも売っているだろうか。 明治元年創業 日本一 丸九 祐助 坪糸と書いて有る。 糸はしっかり撚りの掛かった若干太めの糸で 合成繊維かも知れない。 昔は絹糸を撚って作ったとも聞くがこの手触りは絹では無いと思うが不明。 坪糸は消耗品だったのか まとめて買って置いたものらしい。 この一巻きが 約7メートルある。 これだけ有れば大抵の仕事には不自由ないと思うが もっと糸車に巻き込んで使う場合も有るらしい。 目にする機会は無いので記念写真を撮り 此処に記憶に留める事にした。
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太鼓置き台の修理

2011-10-15 21:54:58 | Weblog
太鼓置き台を作ったが、 すぐ壊れて修理に戻って来た。 中央の一番弱い部分に手をついて力を入れたらしい。  この部分が弱いのは判っていたので、今回気が進まないが 補強の為 足を二本追加した。 これで少し丈夫になり 多少重い物を置いても壊れないだろう。 元々軽くする為に材料に強度の無い物を使っている関係上 補強は難しい。 変な物を頼まれ 引き受けた物だと後悔している。
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