大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

リサイクルの幻想 武田 邦彦著

2013-04-28 22:45:45 | Weblog
今日 図書館でこの本を借りて読んだ。 なかなか面白い本だ。リサイクルがいかに矛盾を内蔵した物か、考えさせられる。 東洋人の持つ思想がリサイクルの難問に何らかの回答を引き出す事が出来るかも知れないと 武田先生は考えている様です。 最近 癌は手術しない方が長生きすると言う本も出ています。 これらを読むと何か通ずる物が有るような気がします。 豊かになろう、幸福になろう、長生きしたいと誰もが思うが、それを追求していくと限界が見えるのかも知れない。 
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有志による作品展示会

2013-04-28 22:33:35 | Weblog
家具の製作を共に勉強する 関係者有志が集まって、横浜で展示会を開催した。 今年は 余り良い作品が出来ず 私は出来の悪い物を展示したが、他人の作品を見るとそのアイディアやデザインに感心する事が多く、為になると同時にやる気にもなる。 展示期間中の中日に集まって、皆で飲み会を行った。 1年1回の事で有るが、楽しく飲めた。 毎年出展する人が決まって来て、少し寂しい気もするが、今後も可能なら続けて行きたい。 一般の人も見に来るが、基本的に身内の展示会なので、余り気を使わず  出展できるのが良い。 展示会が終わったら、少しゆっくりしたいが、作りかけの家具も有るし、連休が終わったらまた活動開始だ。 写真は展示会に様子を撮った所。
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0458 平小鉋 銘 国秀

2013-04-24 20:17:56 | Weblog
先日布田天神骨董市で手に入れた鉋刃 国秀は研いで見ると非常に研ぎ易い刃だった。他の国秀とは 地金が違うかも知れない。 使って見たくなったので、台を打つ事にした。 昔購入した長台鉋の台を利用して 台を打った。 一枚刃の小鉋に仕立てた。 使い易い小型の鉋が完成だ。 今は下端の平面をだして、OILを塗った所。 台尻に大工朝蔵と墨書してあった。 朝蔵さんの古鉋は此処で二度目のお勤めで 小鉋に変身した事になる。 さて切れるだろうか。 楽しみだ。 
この鉋刃は大分錆びていたので、矢張り裏にも錆が出ている。 従って残念ながら、刃先が上手く研ぎあがらない。 暫くは無理して使いながら、段々研ぎ減らして行くしか無さそうだ。
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鉋の修理

2013-04-20 22:57:19 | Weblog
先日 手に入れた460菊義鉋は 台頭が割れており、修理した。 そのやり方は 現状の割れ台をなるべく生かして、使える様に再生する方針に従って、私独自のやり方で修理した。 独自と言ってもそれは一般的な修理のやり方かも知れない。 先ず割れた部分のゴミを良く取りさり、そこに接着剤をすり込む。 割れ目は狭いので薄い板でなるべく 中に接着剤を押し込む。 その後 Gクランプで硬く締めて 固着を待つ。 更に ドリルで穴を開けて 長めのビスを打つ。 しかしこれだけでは 刃の強い圧力で外側に膨らんで 再度割れ目が開いて来るので、 台下端に契りを入れる。 これで少しは持つと思う。 詳しくは写真を見てもらうと判ると思う。 これで暫く使って それでも割れて来る様なら、台を作り直すしかない。 この鉋は 研いで使って見ると案外と切れる様に思う。 少し使って様子を見る事にしよう。 

この鉋一応使えて切れる鉋だった。 そのまま放置していたが 最近取り出して見ると接着した割れの部分は 少し開いていた。 鉋刃を挿入した圧力で 割れが広がった様だ。 脇から長いネジを打って有るがそれでは駄目らしい。 そこで台頭に近い下端に溝を掘り別材をはめ込んで修理して見た。 これで今の所は 問題は出ていない。 改めて下端を削り均してから削って見るとこの鉋 良く切れる様だ。 しかし結構重い様だ。 この修理が有効かもう少し様子を見てよけれは 別の鉋にも適用して見たい。 (2018-1-24)
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砥石の修理

2013-04-19 11:09:33 | Weblog
この砥石は30年以上前 上野の砥石屋で購入した物だ。 値段は忘れたがそれ程高い物では無い。 少し使って 外に放置して置いた為か、割れてしまった。 当時は砥石の扱いにも 殆んど知識が無かった。 そこで割れにエポキシ樹脂を塗りくっ付けて たこ糸で縛って置いた。 最近取り出して使って見ると案外使えそうなので 鑿の仕上に使っている。 たこ糸が邪魔になって来たので、 糸を解いて和紙で周囲をおおい  カシュー塗料を塗って修理した。 この砥石は大きく3つに割れさらに細かく割れが有る。 矢張りエポキシで接着した部分がどうも研ぎ難い。 この割れ目に時々 何か硬い物が入り込む事が有る様で、刃に擦り傷が付く難点はあるが、案外と良い砥石の様にも思う。 勿体無い事をしたなー。 
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巻物返し

2013-04-17 23:14:35 | Weblog
布田天神骨董市は生活骨董的な所も有る。 不用品整理をした品物をそのまま持ってきたのかと 思わせる業者もいる。 そんな業者が この木片を持っていた。 これは床の間の違い棚に付ける巻物返しでは無いかと思う。 座卓にも巻物返しを付けた物も有るが それにしては 少し大きい。 一つは欅製でもう一つは塗装されているが、材は不明。  恐らく次回の為に 製作した巻物返しの一部を 切り取って置いた物では無いだろうか。 木口にこの型を載せて 写し取り それを頼りに 製作すると思うが作り方は 不明。 自分でも一度は作って見たいと思う。 この2個で300円程した。 思わぬ物が手に入る所が 骨董市の魅力だ。
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0461 二枚刃平鉋 銘 善秀

2013-04-16 20:49:04 | Weblog
この鉋も布田天神骨董市で手に入れた。 総て同じ業者からの物だ。 これらは総て解体屋が持って来る物では無いかと思う。 さてこの鉋は 台尻を見ると切り取られて何かに使われてしまっている。 台の口埋めに使ったのかも知れない。 この鉋もまだ使えるのに、台を他に流用したのは何故だろうか。 もうこの鉋を使う気は無かった様だ。 刃は一寸八分でまだ使える様だ。 しかし裏押しがまずかったのか、してないのか もう少しで鋼が切れそうな部分がある。 善秀は聞いた事は無いが、刃には鑿組合の物と思われる丸に罰点の様なマークが入っており、研ぎ味も悪くない。 裏刃には銘は無い。 耳を立て過ぎて 折れたのか、溶接して付けてある。 何となく良さそうな鉋なので、出来れば新しい台を用意して 使ってみたい。 これで切れれば300円は安い物だが。 
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0460 二枚刃平鉋 銘 菊義

2013-04-15 21:19:05 | Weblog
この鉋も布田天神骨董市で求めた。 台に石春と焼印が幾つも押して有った。素人は焼印を鉋台に押す事は少ないだろうから、木工に関係する人だろうと推定した。それならそこそこの物を持っているはずだと考えて買って見た。 しかし台の頭部分が大きく割れていた。 恐らく台の乾燥による収縮を刃が邪魔して 割れたのだろう。 しかし割れを繕って無いから、長く保管中に割れてしまい、そのまま放出したのだろう。 刃は大切れになって折り、もう少し刃を立てるべく現在改善中。 まだそれ程使われて無い様に思う。 少し研いだ感触では 極普通の鉋でそれ程切れそうでも無い。 修理して使えるまでにはまだ大分時間が掛かりそうだ。刃には切味請合と刻印が有るが そう有って欲しいものだ。

その後 割れに接着剤を流し込んで接着し 横から長いビスで固定した。 更に台下端の刃口
台頭側に楔型の掘り込みを行い楔を入れて接着した。 これで割れが広がるのを防いでいる。
刃を硬く仕込まなければ何とか持つだろう。 刃は大切れだったので若干起こして研ぎ
直した。

その後最近になって、杉の節有り材を削って見た。 それ程良く研いだ積りも無かったが
硬い節の部分も 難なく削れた。 これ程削れる鉋はめったに無い。 少なくとも私が持つ
鉋の中でも良く切れる部類に入る。 いや見直した。 これなら普段使いに下ろしてもっと
使ってやろう。  最初の極普通の切れ味と言う印象が これ程変化するのも珍しい。
台が厚くて若干重いのが難点だが まあ良いとしよう。(2016年1月末 追記)

最近 木工で箱作りに凝っている。 近所に有った材を挽き割りして 板にして接ぎ合せる。 そこで
結構鉋を使う事が多い。 時々この鉋を活用する。 材は 椿 欅 沙羅 花水木 ニレ等で割と
硬くて 癖の有る木だと思う。 薄削りではなく 結構 厚めに削る事も多い。 その時割と良く
削れる鉋の様だ。 最近はこれを愛用している。 それでもこの鉋最初から 良く削れる鉋だった。
その評価は今も変わらない。 大分 研ぎ直して 刃の形も良くなって来た。 もう少しだ。
(2023年11月17日記)
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0459 平小鉋 銘 正国

2013-04-15 21:11:01 | Weblog
 この鉋が錆びて 箱の隅に転がって居た。 こう言う小鉋を見るとつい欲しくなるので、つい手が出て買ってしまった。 300円だったかな。 刃幅24ミリで台の全長は15センチ程度だった。 刃を外して研いで見ると 刃の先端 ど真中に大きな欠けが有った。 さては釘か何かに引っ掛けたな。 これを研ぎ下ろすのに時間が掛かっている。 刃が研げたら台を均して 使って見たい。 正国は他にも持っているが 余り切れると言う記憶は無いな。 はたしてこの小鉋はどんな物だろうか。
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くじり

2013-04-15 21:04:59 | Weblog
布田天神骨董市でこの目打ちの親玉のような クジリを購入した。 200円だった。 こう言う物は 鰻割きにしか 使いそうも無いが、椅子張りの時に使うんだ。 椅子張りをする人に お土産にしても良いと考えて買って来た。 大分錆びてはいたがサンドペーパーで綺麗に落として これなら十分使用に耐える状態だ。 こう言う物も木工にも持っていると案外便利だと思う。 目印の下穴用とか色々使い道は有りそうだ。
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