大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

小型矢床 銘 正継

2011-12-30 22:02:06 | Weblog
全長130ミリの小型矢床だと思う。銘は読みにくいが正継としておいた。 この先端部分で何か物体をくわえるのだろうと思う。 色々使い道は有ろうが、ちょっと想像が付かない。 何となく分野が違い感じだ。 それにしても これを私にくれた近所のおじさんは どう言う仕事をした人なのだろう。 何も言わず道具の入る袋を私の差し出して もらってくれと言った。 私も詳しい事は聞かずに有り難く頂戴した。
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金切鋏 直刃 銘 吉久

2011-12-30 21:47:46 | Weblog
金切鋏と思う。 この手の物は、他にも幾つか持っている。 全長220ミリ 普通の物より若干小型だろうか。 薄い銅版や薄いブリキ板を切る物だろう。 この刃では、厚物は切れないと思う。 刃の噛み合わせが良くなかった。 自分でカシメ部分を叩いて調整した。 それで大分良くなった。 刃に欠けも無いし、それ程使われた形跡は無い。 しかしこれで切った事は無く 上手く切れるかどうか不明。 こう言う鋏の良し悪しはどうやって見分けるのだろうか。 自分で使った経験の無い物は 見分けが難しい。 だから手に入った物は総て 捨てずに保管して有る。
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矢床の部類か 銘 正繁

2011-12-30 21:31:17 | Weblog
これも近所のおじさんからもらった。 これは何をする道具なのか不明。 矢床の先端部分を平らに削り取った様な形の道具だ。 リングにスリ割の有る物を、この道具でまわす使い方が考えられる。 丁度カメラのレンズを鏡胴の固定する リング廻しに良いのではないかと思う。 しかし実際何に使ったのだろうか。 車の整備や機械整備で使う道具かも知れない。 一応銘も有る。 先端部分の作りを見ると、別の用途の道具を改造した可能性も考えられる。 色々想像して、使い方を考えると楽しい物だ。 私の知らない世界で、使われる道具である事は間違い無い。
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丸頭食切  銘 清秀

2011-12-30 21:21:28 | Weblog
これもおじさんからもらった。 食切りだろうと思う。 ニッパやペンチは使うが食切りと言う道具は使った事が無い。 これは頭の部分が丸いから 丸頭食切りとした。バネ付きで使い易いように思う。 全長150ミリと小型の物だ。 使う機会も無いから引き出しに入れたままだが、たまには出して使って見ようか。 こう言う製品はどう言う物が良い物なのか そのポイントが判らない。 だから見て形の良さそうな物は良いとするしか無い。 でも形の良い物に悪い物は無いとも思っている。 
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鋏の仲間?

2011-12-30 21:07:33 | Weblog
これも近所のおじさんからもらった。 何に使う道具なのか不明。 勿論名前も判らない。 鍛冶屋のおやじが、 自作して失敗した物とも考えられる。 先端部分は柄を握り閉じた時にも、 上手く噛み合わずわずか開いている。 何かを挟んで割ったり、柔らかい物を切ったりする物かも知れない。 刃の有る先端部分にはまったく刃は付いておらず、噛み合せも悪いから、これでは何も切れないだろう。 特に使われた様子もなく、銘も無い。 不思議な道具だが 見ていると面白い形だと思う。 
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ペンチ(用途不明) 銘?

2011-12-28 18:50:43 | Weblog
これも近所のおじさんにもらった物と思う。 片側にV字の溝があり、反対側にはその溝にピッタリはまる鉄の矢が付いている。 銘は有るようだが、消えかかっていて読めない。 どういう仕事に使う物なのか不明。 時々見るから 結構使われた物だろう。用途は不明だが 何となく面白い形だ。 似た物は他にも持っている。 
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菊しぼり矢床  銘 種彦

2011-12-28 18:30:34 | Weblog
年末になって来た。 今日は 不用品の整理と庭の片付けを行った。 ついでに私の作業部屋の整理も行った。 その時これが出て来たので 暫くこれら鋏類、矢床類の紹介をしよう。 今年の春頃だろうか、近所のおじさんの依頼で 家具の修理を行った。 その時 そのおじさんが、修理のお礼にこれをくれた。 私は金工はやらないから、持っていても役に立たないと思うが、もらって置いた。 何に使うか知らないが、一応新潟三条のカタログで調べて菊しぼりだろうと推定した。 見ると結構面白い物だ。 こう言う金工の道具も 集めて見るのも面白いかも知れない。 握る柄には22と言う数字と 種彦と言う銘が有った。 本来くわえる部分は ピッタリ閉じているべき物かも知れないが、この菊しぼりは先端部分だけ閉じて その他は若干隙間がある。 不良品なのか、こう言う作りの物なのか不明。
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追入鑿 三分 角打 銘 「中

2011-12-26 22:47:46 | Weblog
10月だったか11月だったか忘れてしまったが、調布 布田天神骨董市でこの鑿を手に入れた。 100円コーナーに置いて有った 品物の中からこれを掘り出した。 しかし 錆がひどくて これでは誰も買うまいと思える程だった。 錆を落として研いでみたが、裏が錆に食われてしまい、ぶつぶつ黒い斑点がいくら研いでも消えない。
やり過ぎると ベタ裏になるし、暫くほっぽらかして置いた。 最近気を取り直して研いで見たが、裏も表も どこも錆の跡は取れない。 とりあえず形を整えて、記念の写真を撮った。  割りと研ぎ易いし 悪い物では無いようだ。 そんなに古い物では無いと思う。 まあ値段が値段だし、暫く 色々いじくって遊べたからこれで良しとしよう。 銘は 錆に食われて 上手く読めないが 「中 として置いた。 
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大工道具・砥石と研ぎの技法 誠文堂新光社

2011-12-26 10:27:22 | Weblog
今月は書籍を買い過ぎた。 小使いが無くなってしまった。 桜ヶ丘の本屋で立ち読みしていてこの本を見付けた。 3000円+税と結構なお値段だ。 しかし一度見てしまうと買わずに居られない。 困った性分だ。 早速女房のカードで買ってしまった。 天然砥石は幾つか持っている。 その時は良いと思って買うが後で 使って見るとどうもイメージとは違う。 そんな事の繰り返しだ。 今回は研ぎの技法や砥石の詳しい説明が有るので 参考にはなった。 思い起こすと30年前に上野の砥石屋で買った砥石が一番良かった。 さてこの本は結構マニアックな本なので 一度本屋で立ち読みして 参考になると思ったら買えば良い。 少し高いから考えると言う人は 図書館にリクエストして 買ってもらって読むと良いだろう。 最近 大工道具...と名前の付く本が多く 出版される様になって来た。 これも時代の変化なのだろうか。 だが変化は早すぎて、アッというまに 忘れ去られるとならなければ良いが。
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木工古道具の楽しみ方 松尾具屑 武田書店

2011-12-25 13:59:06 | Weblog
大阪にある道具屋から この本を送ってもらった。 読んで見ると面白い。 筆者は 驚くほどの道具コレクターとお見受けした。 それに集めた物を整備して使って 自分の考えで判断して 評価している。 其処はたいしたものだ。 同類の道具コレクターとして感心した。
 道具も集め始めると、もっともっと欲しくなる。 それでも大金を持って無くても、何とか集められる所が良い所なのだが、最近は道具類も骨董市で見掛けなくなった。 寂しいと思う反面、 運の良い道具達はコレクターの下に納まったと解釈すべきだろう。 しかし、この先どうやって それを後世に引き継いでいくのか心配だ。 仕舞っておいても錆びるし、手入れも必要だ。 道具を有る程度扱えて、時間のある人で無いと、手入れ出来ない仕事だ。 筆者も心配する様に 古道具が散逸する事無く、現状を維持して 後世に引き継がれて行く事を願うばかりだ。 人の心配ではなく 私も考えないといけない。
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