大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

自動車玩具 その2作目

2019-08-30 20:42:32 | Weblog
これと似た玩具の一作目は 近所の方の孫にあげて仕舞った。 喜んで持って帰ったが その後どうなったのだろうか。 音沙汰無い。  無いとさみしいので もう一つ作って見た。 今回も前と同じ型紙で作ったが 板厚が厚くかったので、何だか戦車の様な玩具が出来た。 材料は 本体がブナ 車輪が 欅を使った。 出来ると結構重い。  今回は車輪を前回より精度良く作ったので四輪が設置して 動く様だ。 ライトオーク色の塗装を行い 更にOILで仕上げた。 何となく日焼けした玩具が出来た。  普通の自動車をイメージすると似て無いが 転がして遊ぶ玩具と考えれば良いだろう。 これが またもらわれて行く事が有れば 更に3作目を作るかも知れない。  これでも結構 木工工作の 色々な要素が含まれている。 案外作って面白い。
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0713 一枚刃平鉋 銘 忠仂

2019-08-27 21:17:03 | Weblog
この鉋の台を見ると完全板目の様だ。 それも芯を避けてはいるが、 芯の髄の部分が一部掛かっている。
だからなのか 乾燥による収縮で ひび割れが入って居る。 その部分に瞬間接着剤を流し込み クランプして固めた。 台は乾燥でかなりいびつなので 削って修正した。 刃の挿入部分は削り過ぎており ガタガタなので諦めて、 反対側に刃を挿入する穴を掘った。  取敢えず仕上がるとこんな感じになる。 前の穴はこのままでは不味いだろうか。   いずれ何か別材で埋めてやろうかと思っている。 


今の所刃はまだ完全に仕込んで無くて 取敢えず様子を見ている。 どうも自分の癖は 刃を固く仕込まず緩く仕込む癖が有る様だ。 今回も少し緩いかも知れない。 台が割れると困るので 削り過ぎる様に思う。
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RECORD スポークシェーブ

2019-08-27 21:02:49 | Weblog
これはRECORDと言うメーカーのスポークシェーブ 所謂 南京鉋になる。 これは私の物では無くて 時々行く 工房の先生の物だ。 使わせてもらおうと思ったが 買ってから一度も刃を研いで無いと言う。残念ながら全く切れない。 先生はこれを使わずに 日本の南京鉋を愛用している様だ。 使い易いのか 刃が切れるのか 聞き洩らした。  反り台の南京だが、 曲面はかなりきつい。  

私もこういう物が欲しいと思っているが 未だ手に入らない。 これも イギリスで古物市で入手したんだと言う。  ネットで探すと 売っているのは知っているが、 やはり道具類は実物を見て買いたいので 現状は自作の南京で我慢して使っている。  総て鉄で出来ているので手入れが楽で良い。  古物で良いからどこかで手に入らないかな。  昔東急ハンズでも昔売っていたと聞いている。 今は売ってないみたいだ。 残念だ。 この赤い塗装がナカナカ良いと思うな。
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0713 一枚刃平鉋 銘 忠仂

2019-08-26 13:32:10 | Weblog
富岡で買った二丁目の鉋がこれだ。 台に竹用とマジックで書いて有った。 竹を削るのに使った物か。 刃口は 随分広い。 それにこれは持ち主が自分で台を打った物の様に見える。 刃は 刃幅48ミリ 全長 75ミリ程度有る。 銘は無いと思ったが錆を落とすと 忠仂と読めた。 少し怪しいかも知れない。 取敢えず 台の反対側に 穴を掘って刃を入れれば使えるかも知れない。 現在刃を抜いて研ぎ直している。 使えれば良いのだが まだ判らない。
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0712 二枚刃平鉋 銘 龍? 六分

2019-08-26 13:14:38 | Weblog
8月もそろそろ終わりだ。 やっと暑さも少しやわらいだだろうか。 今日は富岡八幡骨董市にやって来た。 何時もの業者から この鉋を買った。 500円だった。  裏金も付いて居るが、 台は良くない。 刃には厚く紙が挟んで有った。  それを取り除いて見ると 昭和38年頃の葉書だった。  この鉋は恐らく昭和30年代に 手に入れた物だろう。  台には焼印が有り 梅森となっていた。 刃を外して取敢えず研ぎ直している。 余り良い研ぎ味では無い様だ。 切味は期待できるかどうかわからない。 刃幅63ミリ 全長 100ミリ 程度有るから まだ余り使って無いと思う。  地紋を見ると渦巻き紋と梅花の紋が散らして有る様だ。 割と薄い鉋刃で古い物の様に見える。 刃先は少し斜めに研いで有ったので 少し直している。 台はいずれ作り直そうと思っているが 何時になるか判らない。 
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松方コレクション展 国立西洋美術館

2019-08-25 21:39:06 | Weblog
8月も もうすぐ終わりか。  今日は上野に来た。  人は多い。 特に子供が多い様に思う。 学校が始まる前に 美術館や博物館でも見て置こうと言う事だろうか。 日差しはきついが それ程湿度は高く無くて 何となくすごし易い様に思う。  さすがに真夏の暑さは 少し遠のいただろうか。 今日は西洋美術館に来た。 ここは久し振りだ。  開館60周年記念と言う事で松方コレクションが 集まっているので見に来た訳だ。 行列を覚悟していたが それ程でもない。  相変わらず 中は冷房が効いて寒い。  それに照明が暗い。 文字が良く読めない。  まあ 相当数の展示品を見て廻った。  全部では無いだろうが 良くこれだけ集めたと感心した。 松方氏は造船会社の社長だったそうだが、 戦前の社長だったから出来た蒐集で 今なら無理では無いかと思う。  そのコレクションが元になって西洋美術館は出来た訳だ。  この極東の国 日本にこれだけの絵が集まっている事が むしろ奇跡かも知れない。  


さて話は変わるが この特別展は 高齢者割引も無く 大人一人 1600円は高いんじゃないかな。 何処も
同じだけれども もう少し安くならない物かね。  昼飯 一食分より高には 何とかして欲しい物だ。
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0701 昭弘鉋の下端

2019-08-23 20:29:56 | Weblog
この鉋 一応下端も均して見たがやはり宜しく無い。 台が反る様だし 若干捻じれも有る。 そこで以前海外の鉋製作で見た 下端に横木を埋め込む対策を試みた。 本来は硬い木を埋め込んで反り止めと下端の摩耗を防止する目的だろうが 適当な材を持って無いので 今回は 欅を埋め込んで見た。 出来れば楔状にすると良いのかも知れないが 面倒なのでそうせず単に短冊に切った材を埋め込んで見た。 これではたして効果が有るだろうか。 まだ良く判らない。 ベースとなるソロの木は 何となく地黒の木で磨いても艶がでない。 少し柔らかい木の様にも思う。 まあ今回は遊びだから良しとしよう。 木の繊維を十文字に接着するのは 木の動きの面で良く無いかも知れない。  何となく 5本の短冊模様が 台下端に出来た。 あんまり見た目も宜しく無い様な気もする。  

所で台の長さは30センチを若干超える程度で 長台とは言えないが 案外平面を削り出すには良さそうな気がする。 この長さだと私の作った鉋箪笥に納まらないので 困った事だ。 そろそろ8月も終わりだ。 夏の暑さも終わりそうなので、鉋遊びも 終りにしようかと思っている。  

その後台の動きを見ているが、毎日調整しても次の日には狂って来る。やはり無理が有るか。ソロの木がまだ乾燥が不十分なのだろう。 このまましばらくは様子を見るしか無い。半年ぐらいすれば少し落ち着くかも知れない。また報告しよう。(2019/8/26)
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自動車玩具の製作 その2

2019-08-23 10:16:46 | Weblog
先日 近所の方がお孫さんと遊んでいた。 お盆で来たんだろう。 通り掛ると オジサン 椅子を有難うと言う。 この子供に 子供用の椅子試作品をプレゼントした事が有るからだ。 そこで 玩具有るけど使って見るかいと聞くと 使うと言う。 女の子なので自動車の玩具はどうかなとも思ったのが気にならない様だ。 そこで先日作った 自動車の玩具をプレゼントした。 子供は喜んだが 玩具が無くなって 私は寂しい。  これはもう一回作るしか無いだろうと思った。

今回は 以前包丁ケーズとして作ったが家族の評判が悪く 使って無かった物を再利用した。 おかげで同じ型では有るが 厚みの有る少し大型の物が出来た。 子供の手では掴めないかな?  材はブナを使った。 外形は大まかにバンドソーで切り出した。 中はボール盤にドリルの刃を付けて穴明けして 鋸で切り抜いた。 ここからが大変だ。 丸鑿を使い 大体の形を刳り抜く。  その後南京鉋で高い所を削り取る。 外形は南京で問題無く削れるのだが、 中は狭くて南京が上手く使えない。 そこで登場するのがこの小型の南京鉋だ。 これは台湾の仏壇屋が使う物だ聞いた。 かなり狭いアールの部分まで削れた。 しかしこの鉋仕立て方も使い方も良く判らないが 何とか工夫しながら削って 最後はサンドペーパで仕上げた。  スピンドルサンダーが有れば 良いだろうが 無くても何となく滑らかになった。  後は車輪の取り付けだ。  もう少しだな。
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0701 昭弘鉋の台打ち

2019-08-21 16:21:52 | Weblog
この鉋刃は富岡八幡骨董市で手に入れた物だ。 結構研ぎ易くて 切れる様に思う。 そこで別の台を流用して削りの確認を行っていた。  暫く使って後はそのまま放置して有った。 

さて最近 近所のソロの木を伐採してその一部をもらって置いた。 そのソロの木で 子供の椅子やヘラや玩具を作った。 あんまり味の無い木だが 案外使えそうだ。  導管が目立つ様でも無い。 この木は鉋台に使えるだろうかと考えて 捨てずに取って置いた材を3枚接ぎ合せた。 それを削って広めの台を作った。
台は 全長 315ミリ 幅 97ミリ 厚み 27ミリ程度とした。 今回は少し長めの台だ。 刃幅も76ミリ 有るから 幅も広くて 掴み難いが 材に当てた時に割と安定する。 取敢えず刃は台に仕込んだ。 少し安定するまでこのままで置く予定。  はたして 捻じれや反りが出るか心配しているが、まだ良く判らない。  台が良く動く様ならば、海外の鉋に見る様に下端に溝を切り 横木を差し込んで捻じれを押さえられ無いか 実験しようと思っている。 ソロの木は 一般にはシデともいうそうだ。 農機具の柄などに使われる雑木らしい。  それが鉋台に使えれば 材料は沢山有るし 台も打ちやすいと思うのだが。 試しに台を作った感じでは そんなに粘りは無くて欠け易いかも知れない。 珍しいソロ鉋台の 昭弘鉋が出来た。
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0711 二枚刃平鉋 銘 百万力 八分

2019-08-19 12:03:40 | Weblog
鉋台の修理が終わったので、刃を入れて 裏金を付けて見ると しっくり来ない。 棒を抜いて 再度穴明けして付け直した。 これが結構難しい物だ。 まだ刃の研ぎは不十分だが 一応上手く削れた。 これなら普通だと思う。 後何回か研ぎ直さないと本来の切れ味には ならないのだろうと思う。 今回も台頭の方に割れが有るので ゴミを取り再接着した。 頭の木口に溝を掘り 横棒を埋め込んだ。 下端にも幅30ミリ程度の溝を掘って横木を埋め込んだ。 普通ならボルトを通して締め付ける所だろうが そうはしなかった。 台は全長 275ミリ 幅 87ミリ 厚み35ミリ で普通の台の様だ。 かなり乱暴に扱われた様で 鋸傷が何カ所も有る。  鋸で木を切断する時 枕にでもされた物だろうか。  

さて台の修理の時に 薄汚れた肌を嫌い 鉋で削り落とす人も居る様だ。 スッキリ新品に近い状態にはなるだろうが、過去の古色が消え去るので、私は そうしない。 なるべく入手時の状態を残す様に努力している。 それが出来ない時は 台を新たに作り直した方が良いと思っている。 後は状況を見ながら 下端を均して 使いながら 修整していく事になると思う。 また鉋が一丁仲間入りとなった。

取敢えず削って見た。 結構良く切れる様に思うが、どうもしゃくれる様に削れる悪い癖が出ている。 これは刃がしっかり台に留まって無いからかも知れない。 やはり台を打ち直さ無いと駄目かなとも思うが。 暑いから止めて置こう。 これならまあ普通に使えると思う。
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