大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0117 鉋 手工屋の削り

2016-06-30 10:44:12 | Weblog
以前も書いたと思うが、この鉋は鑿3丁と一緒に入手した。 ズックの袋に入って居たと記憶する。 その後最近 手工屋銘のチビタ鉋刃を入手している。 結構良い研ぎ味だったので、以前入手した この鉋の事を思い出して、出して来て 研ぎ直して使って見た。 この鉋刃は薄くて研ぎ難い。 それに相当大切れに研いで有ったので、少し起こし気味で研ぎ直している。 しのぎの面積が狭くて上手く研げない。 硬い刃の様に思うが、実際はそうでも無いのかも知れない。 使って見ると 案外良く切れた。 鑿と一緒だったので、彫刻か無いかやる教室で 初心者が使う鉋なのかと思っていたが、 案外良さそうだ。 台を見るとそれ程古い物では無さそうだ。 まあまだ研ぎに問題が有りそうなので、もう少し研いで行けば結構良くなるのかも知れない。 期待して見よう。 

今日は梅雨の曇りで 少し散歩した後は家でこんな鉋で遊ぶ事にしよう。 スッキリ晴れて欲しいが、さりとて暑いのも苦手だ。 梅雨の季節鉋の手入れは続く。
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0584 鉋刃 銘 東京山治

2016-06-28 11:00:51 | Weblog
この鉋刃は靖国神社骨董市でまとめて入手した鉋刃の一つです。 刃幅55ミリ 全長100ミリで 余り使って無い様です。 銘は東京の下に 山に治の刻印が有ります。登録商標その他は有りません。 多分前に紹介した物と出処は違うでしょう。普段使いの普通の鉋刃だと思います。 そんなに手を掛けて作った物では無いでしょう。 少し研いで見ましたが それ程研ぎ易くも無い様です。 まあ見ただけでは判らないのでいずれ 台を打って 使って見ようと思い材料を探しています。  いずれ台が出来たらまた紹介しましょう。   
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0472 一枚刃平鉋 銘 栄光 (台打ち換え)

2016-06-28 10:39:05 | Weblog
この鉋に付いて、今迄何度か話題にした。 全く不細工な鉋刃だが 見所が有ると思っていた。 そもそもこの鉋刃は大和骨董市で 他の買い物のついでにただでもらった物だ。 相当酷い状態で 使えないだろうとは思ったが試して居た。 裏出しして研ぎ直し錆を取って来た。 台も古台を何度か交換して削り試していた。 しかし 余り良い結果は出なかった。 今回は思い切ってこの刃の為に台を打った。 材はブビンガで 近くに有る銘木屋で安く手に入れた端材を使った。 この材は少し油気が有る様だ。 乾燥が悪いと割れが入る事も有る。結構硬くて耐摩耗性が有ると言う。 今回も裏刃無しの一枚刃台とした。 勾配は八分にしている。 午前中穴を掘り、刃を入れて 午後に台下端調整を行った。 その日の内に削り試験まで行って見た。 これが思いの他良い。 何処のどういう鍛冶屋の製作した物か判らないが杉の柾目材もすんなり上手く削れた。 まあこれだけ削れれば一応満足。 兎に角台に寄って切れ味も全く別物の様だ。 古くて弾力が無いガタツク台では 上手く削れないと言う事だ。それなら 古鉋の思わしく無い物は 総て台を交換しないといけない。 それは大変な事だ。入手したオリジナルを保ちたい気持ちも有るし、困った。 見所有りそうな鉋は台を交換して見る価値は有りそうだ。 出来れば樫を使いたいが 勿体ないのと乾燥待ちで材料不足だ。いずれ私の手を離れる時、汚い台では 打ち捨てられる可能性も有るから出来たら台を交換して綺麗な状態にして置きたいと、最近は思う様になった。 
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0583 鉋刃 銘 元信

2016-06-27 20:12:25 | Weblog
この鉋刃も靖国神社骨董市でまとめ買いした鉋刃の中の一点です。 これも頭部の鉄のめくれを擦り落として有ります。 前の持ち主は結構まめな人の様です。 そう言う事には無頓着な人も居ますが。 刃幅は43ミリ 全長56ミリ程度の際鉋の刃です。 右勝手でしょうか。 しのぎ部分をグラインダーで漉き取り、研いで使っていた様です。 やはり家具か何かの職人さんだったかも知れません。 台は無く刃単品ですが、 どうして台が無いのだろうか。これも刃単品では使えないので、台を打ちたいと思いますが、際鉋の台は打ったことが無いので良く居判ら無い所が有る。 もう少し研究してから台打ちする事にして、暫くはこのまま保管しましょう。 その間は 台下端の狂いの調整用スクレーパの代りに使おうかなとも、考えています。   
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鑿 2本購入

2016-06-27 09:39:35 | Weblog
この鑿は先日行った、靖国神社骨董市で購入した。 一本は追入鑿 一寸 もう一本は 向待鑿 二分で 見た所殆ど使って無い様に思う。  銘は本助次と有る。 私は鑿を選ぶ程の知識は無い。 そこで選択の基準は まず桂が手打ちの様な良い物が付いて居る事。 それに余り使い込まれて 形が崩れ無い事。 綺麗に整形されて居る事等を基準としている。 この鑿は 銘の下に エ の刻印が押して有る。 これは持ち主が押した物だろう。 だから二本とも同じ持ち主の物と判断してこの二本を買って来た。 二本で400円だった。 隣の鉋刃が千円と言うからそれよりはるかに安い。 助次に関しては 良く判らない。 だが鉋も有る様だ。 私も持っている。 そんな古い物では無い様に思う。 この幅広の鑿は 使うかも知れない。 だけど似た物は他にも持っている。 鑿がまた二本増えた。
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サンヨー砥石(馬印) #4000

2016-06-26 10:25:45 | Weblog
昨日 道具屋が来たので砥石に付いて尋ねると持っていると言う。 そこでこの砥石を購入した。 4千円程度だったと思う。 今使っている#6000の仕上げ砥石が残り後5ミリ程度なので、その替わりを調達して置いた。 これは水を掛けてすぐに使える所が良いと思う。 砥石は やはり使い慣れた物が一番良いと思う。 だから慣れるまで少し時間が掛かるだろう。 今回は色々廻りの評判が良さそうなので 買って見た。 まだ箱に入ったままで 出して無い。 一応台も付いて居る。 私の場合は 台付きの方が安定して使い易い。 暫く使って見たら感想でも書いて見たいと思う。

包装を破いて 砥石をおろして少し使って見た。 滑らかに良く研げた。これなら良いと思う。 まだ三度程軽く使っただけだ。硬くも無く 柔らかくも無く丁度良いと思う。 毎回砥石に水を掛けて、軽く平面を出してから使っている。 暫くはこれを使って様子を見よう。 
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鑿に桂付け

2016-06-26 10:18:17 | Weblog
この鑿は相当以前から有り、既に柄を取付して有った。 だが桂が無くて そのまま放置していたが、昨日 道具の巡回販売車が来たので、桂を2個買って置いた。 早速桂を取付て記念の写真を撮って見た。  これは大工用の向待鑿で 多分殆ど使う機会は無いと思う。 それでも一応使える状態で保管した方が良いと思う。  上が村国 下が 菊弘と銘がある。 この時期湿度が高くて 鑿も錆びやすい。 手入れも結構大変だ。 
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0581 鉋刃 三郎正富

2016-06-23 19:55:17 | Weblog
この鉋刃も同様に靖国神社骨董市で入手した物です。 この鉋はも刃の頭部分は鉄のめくれを綺麗に摺り取って有ります。 現状錆を落として 裏を出して有りますが、どうも三郎正富以外の表示は見当たりません。 以前は有ったが消えたのかも知れません。 刃幅65ミリ全長56ミリ とやはり相当使い込んで有ります。鋼の残りも10ミリ強でしょうか。 これは三木の鉋でしょうか? それを裏付ける資料は無く不明です。 この鉋刃も産地 作者共に不明となります。 研いで見ると切れそうな感じです。 台を打ち仕込んで試し削りするか悩む所です。 当面はこのまま刃単品で保管する予定です。 まだ使えそうな別の刃を仕込んで使って見ようと思います。 だけどそちらは余り切れそうじゃ無い。 まあ折角入手したのでもう少し研いで楽しむ事にしましょう。
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0580 鉋刃 銘 力作

2016-06-23 19:42:33 | Weblog
先日靖国神社骨董市で手に入れた鉋刃の紹介です。この鉋刃は似た特徴が有り、同じ人が使った物かも知れません。 刃幅65ミリ全長60ミリ有ります。鋼の残りは13ミリ程度でしょう。 既に使い切った感じの物です。中央に大きく力作と有り その左に登録商標 千代?と有る様です。 残念ながらこの?の部分は研ぎ減って判らない。 相当ベタ裏だったのでグラインダーで少しすきとりしています。 ゴマの有る地金ですがこれが日本地かどうかは不明です。 頭の部分は叩かれて凹み気味ですが、めくれた鉄は綺麗に摺り取って有ります。台は付いて無かったが、相当使って有るので まあある程度切れた鉋刃だろうと思います。 裏の地紋は魚の鱗の様な物が有りますが、研ぎ減り一部しか残ってません。 このまま刃で保管するか 薄い台を作り 一度使って見るか思案中です。 まあ使うとしても相当後の事になるでしょう。  産地や作者に付いては現状は不明です。 少し残念ですね。
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0587 平小鉋 銘 無し

2016-06-20 09:45:24 | Weblog
先日行って来た 靖国神社骨董市で入手した古道具の一つです。 殆どが鉋刃単品でしたがこれだけが、台付きです。 見ると古い物の様に見えます。 台の色が良いです。外形は125×55ミリ程度で厚味は15ミリ弱有ります。 台は面取りしてありますが、真四角で無く適当に切り取った感じです。 刃は 裏刃を切り取って使っています。 刃幅43ミリ全長20ミリ程度です。台裏には刃口の前後に真鍮板を張り付けて釘止めして有ります。 多分台の減りを防止する為の処置でしょう。 刃と裏貼がギリギリの位置にして 逆目を止める効果も狙ったと思います。木端は丸面取りで結構手に馴染み握り易い様です。 仕込んで何回か使ったと思いますが、刃を抜いて何度も研ぎ直した形跡は有りません。 台頭はそれ程叩かれた形跡は無いと思います。 刃も殆ど台に入り 頭は出て無い状態です。 この方が握り易かったのかも知れません。 間に合わせに作った物かも知れませんね。 これで刃を抜いて 研ぎ直しておピカピカにしても つまらないので、 汚れを落として 椿油で軽く拭いて 現状の古びた雰囲気を残して そのまま保管する予定です。 出来たら同じような寸法で 自作して見ようかと考えています。 この古びた 木の艶や 道具としての雰囲気はなかなか良いと思うがどうだろうか。  
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