大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

国立博物館の桜

2015-03-30 23:02:24 | Weblog
今日は天気も良く 暖かくなった。 桜も満開だ。 春になれば猫も杓子も浮かれて
何処かに行楽に行きたくなる物だ。 そこで上野の国立博物館 本館の裏に有る
普段は見られない お庭の見学に出かけた。 丁度桜も満開だ。 お庭の幾つかある
茶室から お池の際に咲く桜を写真に収めた。 何時も程 人は出ておらず まあまあの
人出で助かった。  本館の一般展示を見て 昼飯を食べて 帰途についた。

楽しい一日だったが 最近都会に余りで無いので 何となく疲れた。 外は日差しが
有り暖かいが 建物内は少し寒い。 疲れて電車で少し寝てしまった。 今日は寄り道
せずまっすぐ帰った。 この状態では特別展は見なくて良かった。 多分疲れて集中
出来なかったと思う。  年は取りたくないな。
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南京鉋

2015-03-26 22:01:35 | Weblog
最近ある人が 刀掛けを作りたいと言うのでお手伝いした。 板に型を置いてなぞり
バンドソーで 切り出した。  しかし刀を受ける部分は曲率が小さくて バンドソー
で上手く切り出せない。 やっと切り出して 南京鉋で曲面を削って仕上げたが
Rの小さい所では 私の持つ 南京鉋では上手く削れない。 大汗かいてしまった。

そこで 曲率の小さい所をけずる南京鉋を作って見た。材は間伐の樫を使う。
刃は 薪引き鋸の 折れたものから 根元の刃の厚い部分を折り取って使った。

刃幅は25ミリ位だろう。 もう少し厚い 鉋裏刃でも良いが、鋸なら不要な物が
沢山ある。 取りあえず 削れる程度まで仕上げた。 取敢えず上手く削れる様だ。
売られている南京鉋よりも若干 刃を立て気味にしてある。 刃を立てると 
どう削れるか確認するのが目的だ。
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2015-03-26 21:47:08 | Weblog
この鉈は 最近 富岡八幡骨董市で手に入れた物だ。 以前紹介した小谷野と言う
鉋と併せて 千円で買った。 この鉈 刃渡り19センチ 刃幅 4センチと言う
比較的小型の物だ。 竹割の様に見えるが片刃の鉈だ。 買った時は錆がすごかった。

仕方ないので 少しグラインダーで擦って錆を落として、 ある程度刃もグラインダー
で付けた。 後はスクレーパーで根気よく錆を取って OILを塗った所だ。
これが 全体にグラインダーを掛け過ぎると 地の鉄がむき出しになり 趣が無い。

従って 硬くかさぶたの様にこびり付く所はグラインダーで擦り、それ以外は
根気よくこそげ落とすのが コツだと思う。 古色を落としてさっぱりしたいが
やりすぎは禁物だ。 多分 先はもう少し尖っていたのかも知れない。
危ないから 折ったとも考えられる。  残念ながら銘らしき物は 見当たらない。

村の鍛冶屋が 鍛えたと言う感じの物の様にも思う。 用途は良く判らない。
鉈を使う機会も殆ど無い都会生活者が、鉈を買ってどう使うか思案している。
木彫なんかにどうだろうかとも思うが。
  
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裏押し用 金盤

2015-03-26 21:37:44 | Weblog
これも道具箱に有った。 2個も入っていた。 これは 鉋刃の裏押し用の金盤です。
私も以前は使っていた。 最近はダイヤモンド砥石を使っている。 今も金盤を
愛用する人はいるらしい。 しかし鉄なので暫く使わないと錆びて 始末が悪い。

これも錆びていたので 少し削り取った。 一つは 木の台に木ネジで固定する
タイプで もう一つは四隅に爪が付いていて 木に食い込ませるタイプの様だ。

少しは使って有る様で、若干凹みが有る。 金盤を直すのも大変だ。 
鉄の塊だが、それでも厚みは数ミリしか無く もっと厚い方が良いと聞く。
参考に 取って置こうかと思うが、錆びて来たら 廃棄するかも知れない。
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八角 小玄翁

2015-03-24 22:06:20 | Weblog
床にこの玄翁が転がっていた。  そう言えばこれも道具箱に有った物だ。 忘れていた。
錆を落として 銘が有るか確認したが見当たらない。 無い様だ。
重さは柄を含めて80g程度だろう。 ごく小型の小玄翁だ。 大工もこんな
小さい玄翁を使ったのだろうか。 これを使う機会は無いかも知れないが 一応磨いて
OILで拭いて 仕舞う事にした。 いずれ使う機会も有るだろう。
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角度切り治具

2015-03-23 22:46:22 | Weblog
これは大工の道具箱では無くて、、 ゴミ箱から拾った。 こんな物が三つ捨てて
有った。 材の端にこの治具を引っ掛けて 電動丸鋸で切る治具と言う事になる。

自由な角度で切れる便利な治具が有る物だ。 普段電動丸鋸は余り使わないが、一応持っている。
少し使って 上手く使えるか確かめて見よう。 今の大工さんは こんな治具で材料を切ったり
インパクトドライバーでネジを打ったりするのは 結構上手い。 私はそう言うのは得意じゃ
無いからいつも感心する。 ネジなんか 下穴なしで結構 上手く打つんだ。
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0537 一枚刃平鉋 銘 小谷野

2015-03-23 22:31:55 | Weblog
日曜日 富岡八幡骨董市に行って来た。 天気もまあまあで 暖かい。もう少しで桜開花
しそうだ。 春の季節に浮かれた人出も多い。 道具は余り無いが 何時も福島から来ると
言う業者からこの鉋を求めた。 小型の鉈と一緒で千円だった。 もう少し良さそうな
切れそうな鉋も有ったが 残念ながら 既に使い切った感じで 殆ど使えない感じ
だったので 止めた。 これは刃幅57ミリで一寸四分と言う所か。 結構錆びていた。
 
銘は小谷野と読むのだろうか。 何処の産地のどういう鍛冶屋の物かさっぱり判らない。
刃には小谷野としか 刻印されておらず その他何も無いさっぱりした物だ。
台はしっかりしているが、台の板取は完全な板目取りで 狂いは少ないと思うが それでも
結構狂っていた。 刃口が2ミリ位開いているので、口埋めした。 これで一応使える
状態だ。 刃の端が 錆に食われて 研ぎ下ろさないと 上手く削れない状態だ。

裏だしして裏押ししているが、なかなか裏が出ず困った。 時間を掛けて少しつつ
使いながら直す事にしよう。 少し使ったが まあまあ切れた。 これなら一応使える
だろうと思う。

思い出してこの鉋を引っ張り出して来た。 切れたと言うイメージは無いが、取敢えずもう一度研ぎ直した。 まだ若干裏に錆が残るかも知れない。 台も均して削って見た。 案外良さそうに思える。まあまあ 上手く削れる様だ。 少し安心した。 駄目鉋で無くて良かった。
(2017-7-23)

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ブリジストン美術館 コレクション展

2015-03-21 22:30:30 | Weblog
ブリジストン美術館は 5月中旬から長期にわたり休館すると言う。 美術館を
建て替えすると言う事だ。 そこで今回は美術館がもつコレクションの内で 
代表的な物を160点選び 展示すると言う事らしい。

なるほど 色々な時代の絵画を中心に見られて楽しかった。 沢山見ると目移り
して 印象が薄くなる様に思う。 特に私が興味を持ったのは 10室に有った
カンディンスキーの 二本の線 とパウル・クレーの鳥だった。

どちらも抽象画に近く 自分でもこう言う物が 好きだったとは意外だった。
こんな絵が自宅に飾って有れば なかなか良い。  だけど写真じゃ駄目だ。
本物で無いとね。 全然雰囲気が違う。

帰りに築地まで行って 寿司食べようと思ったが 中止した。 今日は旗日で
待っている客が多すぎる。 またすいてる時に来れば良い。
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0523 二枚刃平鉋 銘 龍(絵)

2015-03-21 18:06:42 | Weblog
この鉋刃は既に紹介済みだ。 最近もらった道具箱に入っていた 助次鉋の台を利用して
この龍の鉋刃を 助次鉋の台に仕込んだ。 同じく 助次の裏刃も流用した。

まだそれ程使って無いこの台は、まだしっかりしており、十分使える。 但し刃の厚味が
違う為、 がたつきが有る。 そこで 薄い材を切り出して馴染部分に貼り付けて 少し
つつ削りながら 刃をピッタリ止まる様に仕込んだ。 これで上手く削れるはずだが まだ
台下端の調整が良く無いらしく 余り良い削り屑が出ない。 これから更に色々いじって
調整する予定。 薄削りまでにはもう少し時間が掛かる。
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0522 二枚刃平鉋 銘 是久 (八分)

2015-03-21 17:57:50 | Weblog
鉋刃 是久は以前紹介したと思う。 その鉋刃を台に入れて 二枚刃平鉋に仕立てた。
この鉋台は 最近高幡不動骨董市で購入した。 台だけで500円だった。 余り良い
台ではないが、多分この業者は刃を抜いて それだけで売ってしまい、台が残った
のだろう。 結構古い台の様に思う。 裏刃は私の手持ちの裏刃の中から使えそうな
物を選んで付けた。

これで一応使える訳だが、まだ台下端の調整や刃口の調整が必要で 現状は上手く
削れる状態に無い。 刃も更に研ぎ直しが必要だ。 もう少し時間が掛かると思う。
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