大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鉋薄削り その4

2014-01-31 21:31:20 | Weblog
薄削りに使う材料は削りすぎて 大分薄くなってしまった。 なかなか上手く削れない物だ。 昇降盤の上に材料を載せて削って行くと、材面が若干ねじれて削れて居る様だ。 その為か 材の真中辺りで 切れてしまうことがある。 この鉋は八分の土牛だが どうも研ぎが良くない様だ。 薄くは削れているが、 所処 切れ目がある。 多分 裏が錆びていた骨董市に中古品なので 完全にうらの錆が取りきれてないのだろう。 一度杉のシラタを削って見たが、なかなか上手く削れない。 まだまだ研ぎは駄目な様だ。 もう少し研究して見よう。
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野鳥の水浴び

2014-01-31 21:16:03 | Weblog
我家には ネコの額程の庭が有る。 庭の境界際の植木の脇に 丸太を一本打ってその木口に板を釘付けしてある。 此処に骨董市で購入した 印判の大皿を載せて水を張る。 すると野鳥が飛んで来て水浴びする。 最近は ヒヨドリ やめじろが多い。ヒヨドリは体長が大きくて 廻りの鳥達を威圧してギャギャと鳴く。 小型の野鳥は近くに来ない。 皿の水に飛び込んで羽をバタバタさせる。 行儀の悪い行水だ。 暫く水浴びして 飽きると行ってしまう。 するとめじろがやってくる。 軽く行水する。 その鳥達の行動を 家の中から 双眼鏡で覗くとまあ飽きる事が無い。 今日みたいに 陽射しが暖かく 感じられる日は 鳥達も判るらしい。 彼等は水浴びは大好きらしい。 まあ穏やかで平和な冬の一日だ。 寒い冬ももう少しだろう。 早く暖かくなって欲しい。 手袋やマフラーや重いコート無しで 過ごせる日を待ちわびている。
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職人の道具箱 鑿その3

2014-01-27 11:44:30 | Weblog
道具箱から使えそうな鑿を一本持って来た。 これは突き鑿で幅は5ミリ程度の物。 柄の長さを含めて全長が約20センチ弱だろうか。 銘は 良之となっている。 刃先をグラインダーですきとって使っていたらしいいが、刃先は欠けていて使えない。 かなり鋭角にしているので、これでは切れが長持ちしないだろう。 それに無理すると欠ける危険性が高い。 この角度を変更するのは大変なので そのままの角度で研ぎ直した。 どう言う時に使った物か知らないが、この鑿も共用道具として 工房で預かる事にしようと思う。
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0496 外丸鉋 銘 桜印

2014-01-24 22:01:48 | Weblog
この鉋も高幡不動骨董市で 内丸鉋と一緒に購入した。 多分ペアで使われていた物と思う。 刃を購入して持主が自分で台を打って作った物だと思う。 台頭が割れて それを繕っている。 台の色からして 作ってから相当の時間が経過していると思う。 恐らく 桶屋さんか何かの道具だろうと思う。 登録商標で真中に桜の花弁をあしらった物だ。 判らないが恐らくは 新潟辺りで作られた物では無いかと思う。 刃は短くなっているが、綺麗に上手く使って有るようだ。 まだ十分使えるとは思うが、今の所使う予定は無い。 このまま仕舞って置く予定。 
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鉋薄削り その3

2014-01-23 21:47:04 | Weblog
鉋薄削りの練習中だ。 今回はもう少し長い材料に替えた。 これはホームセンターで買って来た ホワイトウッドと言う材である。 割りと柔らかい木だ。 鉋は石堂居と言う物を使う。 上野で安く刃のみ 数百円で買った物だが 良く切れた。 何となく上手く削れる様だが まだこの程度ではダメだろうな。 どの程度の厚みか知りたい所だ。 マイクロメータは高そうなので すぐには手が出ない。 暫くは手で感触を確かめて 一番薄いものを残し 刃や台を整備して 現状よりもより薄い削り屑が出るように 練習を積む事にしよう。 矢張り裏の研ぎが重要な様に思うが、廻りには薄削りに興味の有る人は居らず、色々聞く事も出来ない。 まあ良いか。 何となくお宅な趣味と思うし。
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0495 内丸鉋 銘 恵比寿印

2014-01-22 21:58:59 | Weblog
高幡不動骨董市に来た。 鉋は一丁購入したので 帰ろうと思ったが、もう少し見ていると 山梨から来る業者がこの鉋を置いていた。 値段を聞くと500円と言うので並べた二丁を購入した。 その内の一丁がこの鉋だ。 見ると恵比寿の顔がある。 そういえば この顔の鉋をもう一丁持っていた。 これは 初弘 二代目 星野文作の実弟と言う 佐藤 巳弥治さんの鉋では 無いだろうか。 しかしこの人の恵比須顔とは 少し違う様な気もするが 確かめる術は無い。 見ると台も古そうだ。 桶屋の道具だったのか一枚刃の内丸鉋で普通の鉋より台が若干長めの様だ。 内丸は使う機会は無いかも知れないが、この 恵比寿印が気に入ったので買って来た。 一度研ぎたいが適当な砥石が無いので暫く お預けだ。 
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職人の道具箱 鑿その2

2014-01-21 18:55:32 | Weblog
先日 道具箱から鑿を二丁持って来た。 どれも手入れに良くない物だ。 片方は柄が短く桂もはまってない。 そこで柄を抜いて作り直した。 材料は古鉋の台をつぶして使った。 この鑿の込みの部分には特選と刻印が有った。 柄を付けたが少し曲がってしまった。 これでも一応使えるだろう。 使って上手く無ければ 抜いてもう一度入れ直す予定。 写真左は 一分追入鑿 銘友奴 隣は 六分追入鑿 銘岩弘 右は抜いた元の鑿柄となる。 こんな短くて使えたのだろうか。 これで道具箱の使えそうな道具は大半が修理できたと思う。 皆の共有道具として使おうかと思う。
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下町神社巡りと 道具屋 森平

2014-01-21 18:27:56 | Weblog
毎日寒いが 昼の比較的暖かい時間に浅草橋界隈の神社巡りと 道具屋森平を訪れた。 JRの浅草橋で下りて すぐ近くの森平に行った。 このお店は以前から知ってはいたが、訪ねた事は無かった。 そこでちょっと寄って見た。 かなり専門的な道具屋の様だ。 ひっそりと人影も無いので 店の中には入らず 外から覗いて見た。 道具類と砥石が置いて有った。 鋏も有った。 職人さんの使う道具が主力の様だ。 国秀の道具も見えた。 今日はお金を持って無いし、入って目に付いた物が欲しくなると困るので 我慢した。 いずれ改めて立ち寄って砥石でも求めたいと考えている。 職人が残した道具の中に 春吉銘の繰り小刀がある。  森平には 天仙寿と言う山崎春吉が鍛えた鉋が有るので、 この繰り小刀がもしかして 山崎春吉の作った物だとしたら 何かの 縁かも知れない。 確認して見たい所だ。 さて そこから 須賀神社 第六天榊神社 蔵前神社 諏訪神社 黒船稲荷神社 駒形堂 を見て雷門まで歩いた。 帰りに 人形焼を買ってお土産にした。 この隅田川界隈は色々なお店が有り 見飽きる事が無い。
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0494 二枚刃平鉋 六分 銘 秀峰

2014-01-20 20:44:51 | Weblog
日曜日 久し振りに高幡不動骨董市に来た。 今日は北風が強くて寒い日だが天気は良い。 その為か こんなに寒いにも関らず人出は多い様に思う。 道具を扱う業者も何件か来ていた。 境内の骨董屋を一回りして、この鉋を購入した。 それ程使って無い様だ。 台が白く真新しく見えるが、それはサンダーか何かで サンディングした様に思える。 それに刃も研いで置いたらしい。 余計な事をしないでもらいたい。 それでも鏨文字で秀峰と切られたこの鉋は鋼が薄く付いているのが気に入った。 裏刃も有りそれでまけて1200円と私としては 少し高い買物だ。 新潟辺りで作られた物だろうか。 少し研いで見たが 裏が上手く出せなくて困った。 研ぎ上げると思った以上に切れる鉋だった。 また1台鉋が増えた。 
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衝立の製作

2014-01-18 20:29:30 | Weblog
二つ目の衝立を製作した。 今回は下に網を付けて S字フックで物を吊るす時、便利な様に考えて見た。 こんな簡単な物でも 実働で2日位掛っただろうか。 今回は鉋を良く研いで 仕上削りしてから組んだ。 多分材は赤松荒材で サンドペーパでは毛羽立つので 艶だ出ないから 鉋で仕上げるのが 一番良い。 真中に嵌る針葉樹合板が今一だが 安く上げる為には仕方無い。
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