大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

オーディオカートリッジ 収納箱

2020-05-31 13:50:15 | Weblog
緊急事態宣言は解除された。  そろそろと廻りは以前の状態に戻りつつ有る様だ。 まだ若干コロナ感染者が増えてる様で心配は有る。  だから今の所 自宅中心で 遠くへ外出する事は無い。  やはり以前の日常に戻る事は難しいかも知れないし、時間も掛かるのだろうと思う。

さて 暇に任せてこれを作った。  アナログプレーヤ用のカートリッジを何個か持っている。 それを穴の明いた 木片に差し込んで 保管しているが、どうも埃が付きやすい。 そこで蓋の出来る箱に納めて保管する事にした。  箱の大きさは24センチ×15センチ程度で 高さは12センチ有る。  箱の周囲は タモ材を接いで作り それを留めで箱型にした。 蓋の天板は 両脇を桜 真中は楢材を3枚接ぎ合わせて使った。 蓋は印籠縁で本体と組み合わせている。 出来あがって塗装して見ると 蓋の天板の逆目が目立つので 再度削り直した。 どうも鉋の刃が切れなかった様だ。 今回も柿渋着色にOIL仕上とした。  箱の底の方に10φの穴を合計12個開けてここにカートリッジを差し込む様にした。  もう少しOILが乾いてベトツキが無くなったら収納しようと思う。 もう少し見栄えのする材料で作りたかったな。 これで棚の上も少し整理出来て スッキリするかな。 

所で 道具自慢を行う積りなら 蓋の部分をアクリルで作り中が見える様にした方が良いと思うのだが、 人に聞くと アクリル板をカウンター席の隣との仕切りで 使うらしくホームセンターでは入手し難いと言う。 こんな所にもコロナの影響が。 思わずうなってしまった。
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百円ショップの種を蒔くと

2020-05-28 09:01:32 | Weblog
そろそろ5月も終わりとなる。  五月晴れの季節も終わり 梅雨に入るのかな。 緊急事態宣言も解除されて良かった。  一週間程前に 隣駅の近くの百円ショップでこの種を買った。 二袋で百円で 色々な種が選べる様だ。 普段 家庭菜園には興味は無いのだが、暇な事も有り 種を買って撒いて見た。  ここは以前チューリップが植えて有った場所だ。 チューリップは掘り上げて 球根を袋に入れて物置に仕舞った。  種を蒔いて約一週間 途中で運良く雨も適度に降り大きく育った。  その成長スピードは驚異的だと思う。  手前側は ツル有りスナップエンドウ  後ろ側はツル有りインゲンの2種類を育てている。  ツル有りなのでツルが巻き付く網を置いて準備している。  まあこれでビールのおつまみ程度は収穫出来るだろうか。 ここは余り日当たりも良くない場所なので期待できないが、 こんなコロナの騒ぎが無ければ 庭に出て蚊に食われながら 家庭菜園の手入れをする事も無かっただろう。

緊急事態が解除されれば そろそろ骨董市も開催される様になりそうだ。 そうすれば今までの日常が戻って来るだろうか。 6月になって見ないと何とも言えない。 どうだろうか。 
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0077 菱小山鉋の削り

2020-05-26 21:46:42 | Weblog
この鉋はもう10年以上前 東郷神社骨董市で入手した物だ。 当時はまだ東郷神社の骨董市は有った時代だ。 この鉋は 長台で使い込まれ台は薄い。 刃口も広く開いている。 少し刃を研ぎ直して、そのま使う事も無く仕舞って有った。 刃口が開いているので 木端返しに材を詰めて修理した。 更に刃口を見ると台に直角に出来て無いように思われる。  その事に今回 初めて気が付いて修正した。 そのやり方は 刃の入る溝の刃裏側に薄い板を貼り足した。  そのままでは刃が挿入できないので馴染みの部分を削り調整した。 これで上手くしっかり刃を固定出来ている。  刃も再度 裏出しと裏押しを行い研ぎ直した。  刃幅は一寸四分で割と小型の物だ。 菱形の枠に小山と有る刃は割と古い物の様に思う。  何となく関西の物かなとも思う。

この長台も 台の変色具合からすると相当古い物の様に思う。 だがそれ程台に狂いは無い。 削って見ると案外すんなりと削れた。  まだ調整は不十分だが 取敢えず上手く削れる様だ。 二枚刃鉋なので 裏刃の調整を行って もう暫く 使い込んで様子を見ようかと思う。 今回初めて 使ったにしては案外すんなり削れた。 珍しい事だ。 別の長台鉋も有るが こうは上手くすんなり削れない事が多い。  比較的上手く削れた場合は この鉋の為に此処に削りの様子を残す様にしている。 多く持つ鉋の中でも削りの状況を載せられる物は少ない。

所で何故上手く削れない物が多いのか。 一つは台が良くない。 使い込んだ古い物が多くて 色々整備しても駄目なんだろう。 かと言って総て台を打ち直す事も出来ないのは事実。 それと裏錆が取れない物が多い為だろう。 裏を研いで居るのだが 錆が深い物が有り そう簡単に取れないからだと思う。 根気よく裏を研げば良いのだろうが、根負けしてしまう。 500円で買った古鉋で 素晴らしい削りを期待するのは無理が有るか。 そうは思うが色々買って来ていじくり廻している訳だ。
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0671 伊助鉋の削り

2020-05-24 20:53:17 | Weblog
久し振りに良い天気で 午後から散歩に行った。 隣駅もいつもより人手は多い様に思う。 でも今日は日曜日だから仕方無いかも知れない。  緊急事態宣言も明日には解除されそうな見通しになって来た。  今の自粛は 経済的にも精神的にも もう我慢の限界の様にも思う。 解除した後 6月になって どうなっているだろうか。  少し心配している。

さて先日 新しい台に仕込んだ伊助鉋の試し削りを試みたが 削り屑の真中で割れてしまい 調子良くない。 良く刃先を見ると 刃先裏の真中先端に小さな傷が有る。 これは多分錆跡だろう。研ぎ落した様で結構傷は深い様だ。 結局ここまで 刃を研ぎ落とさないと駄目な様だ。 何度か研ぎ直して やっとこの程度まで削れる様になった。 この調子で行けば もう少し薄く軽く削れる様になるだろう。  久し振りで鉋削りを行った。 これは暇潰しには持ってこいだが、真剣みが足りないので 上手く削れない。
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ラワン材の留め治具

2020-05-24 10:01:56 | Weblog
昨日この留め治具を作って見た。 材はラワンを使った。 檜の方が良いと思うのだが このラワン材を使うのが目的で作った物だ。  この材について 少し書いて見よう。

この材は今から20年以上前に女房の実家からもらって来た物だ。 多分棚か階段の一部に使われた物と思う。 実家の平屋を改修して二階屋にリフォームする時に出て来た物と思う。
貰って来たが 使い道も無く棚に置いて 20年が経過した訳だ。 最近指物まがいの細かい細工をする事が多いので これを作って見た。 事前に作って置かないといざと言う時に役に立たない。  板にはニスが塗って有り 鉋で削り落としたが、下地に砥粉が塗って有るらしく、鉋の刃がボロボロになった。  結構逆目が立って上手く削れない。 後は精度はどうだろうか。 これから 使って試して見よう。 斜めの棒は 外して削り直す可能性も有る。 そこで軽く接着剤を点付けして 取れない様に裏からネジで止めている。 ネジを外して 金槌で叩けば取れると思う。 外形は45センチ×23センチ 程度にした。  これで手道具木工は益々やり易い筈だ。 
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五月の俳句

2020-05-23 21:26:09 | Weblog
先日 両親の墓参りに行って来た。 不要不急の外出は避ける様に言われているので、電車で無く自家用車で隣の県まで出かけた。  東京は雨模様だが 隣の県は曇りで 時々日も差す 暖かな日だった。
墓参りを済ませて 掲示板を見ると 5月の俳句として これが有った。

    子の髪の風に流るる五月来ぬ      大野 林火

私は子供が居ないので こうして子供を抱いて散歩すると言う経験が無く その感触は理解できる様で 理解できて無いかも知れない。  5月と言う季節感と これから大きく成長する子供に期待する 親の気持ちが現れて居るかも知れない。  この寺の住職が選んで掲げた物だろう。 
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近所の人から本をもらう

2020-05-22 17:15:50 | Weblog
この所 雨が降り寒い天気の日が続く。 うっとうしい。  もう梅雨なのかと思うがまだの様だ。  我家の玄関の脇に有る山椒の木に青い実がなった。 それを摘んで シラス干しと併せて調味料を入れて 炒り付けると 酒のつまみが出来る。 香りが良い。 残念だがわずかな量しか出来ない。 わずかな量だが それを何時もお世話になる近所の方に持って行った。 

すると本を3冊私にくれた。 それがこの写真の本だ。  要らなければ捨てると言うので勿体ないからもらって来た。 この方は何処か オーディオメーカーに以前勤めていた様だ。 そろそろ身辺整理と言う事なのか。  オーディオの一世紀  レコードプレーヤー百年史 いずれも山川正光著 誠文堂新光社刊  それに フォノ・カートリッジ大全  海老澤 徹著 誠文堂新光社刊 の3冊だ。  相当マニアックな本の様だ。  いずれもオーディオ発展の歴史について書かれた物の様だ。  しかしこれは一度読めば十分な気もする。  捨てる訳にも行かず 置いて有るが 邪魔にはなる。  いずれ近所の古本を 扱う所に寄付しようかと思う。 
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小鳥の巣箱 3作目

2020-05-19 10:24:50 | Weblog
今日は朝から雨が降る。 割りにヒンヤリする様だ。  昨日から製作していた小鳥の巣箱は一応完成した。  今回は形を少し変えて 切妻屋根の巣箱にした。  底板は取り外せる様にネジ止している。  いずれ掃除する時に便利な様に対策した。  幅180ミリ 奥行 150ミリ
高さ 230ミリ程度にしている。  入口は 30φにして 割と小さな小鳥が来るようにしている。  いずれ 我家から見える 高木に掛けようと思って 何処にするか検討中。  今掛けている 百日紅の木に掛けた巣箱は どうもシジュウカラが 入って居る様だ。 時々出入りしている。  巣に戻って来る時に 苔の様な物をくわえて来るの様だ。  

と言う事で 本来なら色々 道具の事について書くブログだが、コロナ以来 ネタが無いので 日常を書くブログになってしまった様だ。    
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小鳥が巣を覗きに

2020-05-17 10:12:46 | Weblog
先日 巣箱を我家の百日紅の木に掛けた。 ほどなくして鳥がやって来た。 珍しい物が有るので探検に来た様だ。  入口に止まり 中を覗き込んでいる。  これはシジュウカラかも知れない。 頭が黒くて 頬が白い鳥だ。 それ以外にも目白やガビチョウも来る。  カラスは上から見て居る。  特に食べる物を置いて無くてもこうして鳥は集まって来る様だ。 暇な時に 巣箱を見ると言う習慣が出来そうだ。  これならもう少し巣箱を作り周りに置いて見るのも悪く無いかも知れない。 そして来年になったら 巣箱の痛み具合を確認して見たい。  露天に置いて板の剥がれは無いか 反りに寄り箱の突き合わせした所に歪みや剥がれは無いかだ。  鳥が来て煩い位に鳴くと言う環境も ナカナカ良い物だ。
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0671 伊助鉋の台打ち

2020-05-16 10:50:57 | Weblog
昨日 近所の散歩していると 何時も利用する床屋が19日から 再開と貼り紙が有った。 早速予約をした。 4月の初めから 休業していて 私もその間 床屋に行って無い。 髪の毛が伸びて困っている。 この所営業する店も増えて 何となく活気も戻って来そうだ。 この分では 骨董市もそろそろ開催されるのでは無いかと期待している。 何にしても不要不急と思われているのか開催には抵抗が有るかも知れない。 6月になり 状況が安定すればと言う事だろうか。

さてこの鉋は2年程前に 富岡八幡骨董市で手に入れた物だ。 台も古くて傷んでいたので、そのまま引出に入れて保管していた。 先日整理して出て来た、この樫の木を貼り合せて鉋台を作り台打ちして見た。 右側は板目 左側は 柾目で接ぎ併せている。 まあ普通はやらないだろう。 台は幅 80ミリ 長さ300ミリ 厚み 28ミリと若干長めにしている。 購入した時に付いて居た 裏刃は行方不明なので 取敢えず今回も一枚刃で台打ちした。 刃を仕込んで見ると刃口台頭側 下端真ん中あたりに 毛筋の様な割れが有った。 そこで無理せず 今は完全仕込みせず 台下端から3ミリ程度刃を引っ込めた状態にして様子を見て居る。 この樫の木は 素性が余り良く無かった。 割れが広がる様なら 契りでも入れて対策する事になるだろう。 折角台打ちしたのでこのまま使う予定で居る。

台は若干長めにして 削り治具を使う留め削りの時に使おうと思っている。 薄く軽く扱い易くしている。 刃は40度の仕込み角度で 八分勾配より若干刃を立て気味としている。 暫く置いてから 本格的に仕込んで 削り具合を確認して見よう。 台打ちは久振りだ。 鉋台にする良い樫材は一応備蓄しては居るが、それを使うような 鉋刃は当面ない。 台打ちもたまにはやらないと忘れ仕舞いそうだ。

この鉋を出して来て、刃を仕込んんで 下端を均して見た。 刃は再度研ぎ直して見た。 これで試し削りすると 思ったより良く切れる鉋だ。 削り跡も滑らかだ。 まだ下端の調整は不十分で削りの様子を載せられる状況では無い。 刃も もう少し研ぎ直しが必要だ。 薄削りのまね事も久し振りだ。 削る材料の調達が必要だ。 使えそうな鉋で良かった。 もう少し色々やって見よう。 上手く削れたら また載せようと思う。(2020/5/19)
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