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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0026 二枚刃平鉋 銘 山上田村 備前介

2008-10-29 22:25:25 | Weblog
これは熊川神社骨董市で買った。 刃は余り使われて無い様だ。しかしそれにしては、台が薄い気もする。 台と刃は別物だった可能性も有る。研いで見たが余り切れない。刃の色は良いと思ったが駄目だ。この角度で研いでも刃返りが上手く取れない。焼入れが良くないのかも知れない。 使い込まれて無い鉋が出てくると言う事は、やはり問題があると考えるのが妥当かも知れない。台には⑤の焼印が二つある。 想像するに 五郎と名乗る大工の見習いが使ってみたが、どうも切れないと言うので放り出したというのはどうだろうか。 台も大工の手作りの様に見えるが、柔らかい樫の木だ。 裏刃の左上の丸い穴が開いている。これはタバコ包丁の刃を使った物だという人が居るがどうだろうか。 骨董屋の中にもそう言って 高く売る人もいるが、私は信用していない。 

0025 二枚刃平鉋 銘 広運

2008-10-29 22:12:30 | Weblog
これは確か桐生天神の骨董市で買った。 500円程度だろうと思う。刃は使い込まれており、鋼の残りも少なく、実用にははならない。取敢えず研いで感触を楽しむだけだ。そして刃の色を見て研究する材料になる。 だから使えなくても買う事もある。それが有名な鍛冶屋の物なら、なお更だ。 他の人に聞いても、研いで感触を楽しむと言う人は多い。台にも滑り止めの溝が脇に刻んで有る。手の掛かりを良くして、荒削りに使われて物だろうか。一番切れる鉋を荒削りにすると聞いた事が有る。 だが刃幅寸八分は、荒削りには少し幅が広すぎるかも知れない。 裏刃は付いていなかった。

0024 二枚刃反台鉋 銘 字本

2008-10-29 22:02:36 | Weblog
何処で入手したか不明。 台は他の鉋刃に流用され刃だけが残った。 今は取敢えず古い反台鉋の台に入れて保管している。 裏刃も無い。 登録と右から左に書いて有るから古い鉋の可能性も有る。概して古い物は刃への表示内容も少ない場合が多い様な気もする。 しかし昔は、商標を登録する制度が有ったのかどうか知らないが、無かったかも知れない。だとするとそんなに古い物では無いとも思われる。 既に刃は使い込まれて短い。 単に砥ぐだけで使っては居ないが、何かに仕立てて使って見たいと思う。 台直鉋にするのは良いかも知れない。