小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

コミュニケーション力上昇中

2012年10月07日 22時30分37秒 | 日記
10月15日(木)(1歳6か月)


 いつもの和泉中央のファミリーから帰ってきて、子供
たちは寝る準備に入る。

 そんな時に、春奈が、梨をほしい、と半泣きになって
訴えてきた。

 梨?もう寝る時間なのに梨がほしいのか?それは秋の
味覚だから?

 見ると、みんたが梨を切っている最中だった。

 それで、

 「今お母さんが切ってくれてるからな。もう少し待って
ような」

と、言うと、おとなしくなった。

 やっぱりこちらの言うことをだいぶ理解できているようだ。

 しかも、感情のコントロールまでできるところを見ると、
内容をしっかりと理解していると考えてまちがいない。


2009年10月16日(金)(1歳6か月)


 家に帰ると、春奈がテーブルから駈けて来て、

 「パパ、まんま食べた」

と、僕に報告した。

 そんなもん、見れば一発でわかる、ってものだけど、それ
でもわざわざ報告にくるのが面白い。春奈のコミュニケーショ
ンも近頃だいぶ多様化してきた。

 もう、要求だけのコミュニケーションではないようだ。

⑱サオネツヒコと倭氏

2012年10月07日 22時16分38秒 | 大国主の誕生
大国主の誕生⑱ ―サオネツヒコと倭直


 さらに、『古事記』にはなくて『日本書紀』の方にだけ載っている次の
ような内容の記事があります。
 紀州から再び大和に入ったイワレヒコは、八十建(やそたける=『日本
書紀』では八十梟帥と表記)を討伐しようと考えますが、攻めあぐねます。
 そんな時、イワレヒコの夢の中に天つ神が現れて、

 「天の香具山の社の土を取りて天の平瓫(あめのひらか)80枚を作り、
同時に厳瓫(いつくへ=神酒を入れる瓶)を神に供えよ。その上で厳呪詛
(いつのかしり=呪術のひとつ)を行えば敵はおのずから伏する」

と、お告げをくだします。
 そこに、オトウカシ(大和在来の豪族で神武天皇に帰順した人物)がイ
ワレヒコの元にやって来て、

 「天の香具山の社の土で天の平瓫を作り神々にお供えすれば必ず敵を打
ち破ることができることでしょう」

と、夢のお告げと同じことを進言します。
 このことで、イワレヒコは、これは間違いない、ということになり、オ
トウカシとサオネツヒコのふたりを天の香具山に行かせますが、香具山は
敵のテリトリーであり、その道中にも敵の兵士が臨戦態勢を取っていまし
たので容易に近づくことができません。
 そこで、ふたりは身分の賤しい者が身にまとう衣服に着替え、サオネツ
ヒコは老爺の姿に、オトウカシは老婆の姿に変装します。
 敵の兵士たちは、ふたりを見て、

 「これまた汚らしい年寄りたちだなあ」

と、嘲笑して通してしまうのです。結果、ふたりは香具山の土を採取して
イワレヒコの元に戻ります。
 その後、イワレヒコの軍はヤソタケルたちを討ち滅ぼしてしまうのです。


 また、「垂仁紀」3年の項では、新羅の皇子アメノヒボコが播磨に上陸し
た際に、垂仁天皇が、ナガオチと三輪君の祖オオトモヌシ(大友主)を派
遣して諮問させた、とあります。

 香久山の土の採取のエピソードは大和の土地の占有、アメノヒボコのエ
ピソードは大和防衛の意味合いが見て取ることができます。
 これらのことから、倭氏が祭祀を司る倭大国魂神とは、大和の地を守護
する性質の神だったのではないでしょうか?

 倭直は、倭大国魂の祭祀を掌る氏族と考えられていますが、その氏族とし
ての性格については、記録の少なさから実のところあまりよくわかってい
ません。
 とりわけ、以前より論争となるのは、倭直が海人(あま)か、それとも
大和土着の豪族か、です。

 海人と考えられている理由は、

①記紀にみられる、倭直の祖サオネツヒコが海上にいたこと、亀の背に乗っ
ていたこと、などから受けるイメージは海の神のもの。

②また、現代においては、古代天皇家が大和で発生したのではなく、現在
の大阪府から入り込んだことが定説になっていることから、誕生時の大和
王権の構成員には瀬戸内の海人がいたと考えられる、などの理由で、神武
天皇に最初に従ったとされるサオネツヒコを祖とする倭直が海人ではなかっ
たか。

と、いったところが主なところでしょうか。

 それに対し、海人であることには否定的な立場を取る人たちは、

①倭直が内陸部である大和の大国魂の祭祀を司る氏族なので海人とは考え
にくい。倭氏ははじめから大和土着の氏族で、後の大和政権となる勢力が
大和にやって来た時にいち早く帰順したので、記紀でも最初に帰順した者
として描かれ、その場所が海上になっただけだろう。

②サオネツヒコの手柄は、瀬戸内海で神武天皇の道案内をしたことよりも、
天の香具山の土を取って来たことの方で、大和の平定の功労者である。

③日本書紀の垂仁三年の項に、朝鮮半島の神アメノヒボコ(天日槍)が播磨
にやって来た時に、倭直の祖長尾市が、三輪君の祖大友主とともに垂仁天皇
の命を受けて、播磨に赴きそこに留めさせた、とある。倭直の役目は大和の
防衛ではなかったか。

と、いう見解を示しています。

 ところで、倭大国魂神社は、淡路島にもあるのです。
 それに、『日本三代実録』には、

「阿波国名方郡人従八位上海直豊宗、外少初位下海直千常等同族七人に
大和連の姓を賜る」

と、いう記事があります。阿波の名方郡は同時に安曇(あずみ。阿曇と書く
ことも)氏の拠点でもありました。
 安曇氏は、元は北九州の志賀島に拠点を置いていたといわれる海人で、
海の神ワタツミの子孫を称しています。
 倭連の祖先はサオネツヒコですから、ワタツミを祖先に戴く安曇氏とは
同族ではないのですが、もし倭直が畿内の防衛を務めにしていたのであれ
ば、瀬戸内海の海人安曇氏とは何らかのつながりがあったことが想像でき
るわけです。

 あまり倭氏に時間を割きすぎてもいけないのでこの辺にしたいと思いま
すが、ただ、倭氏には大和防衛の性質があるとする説があること、アメノ
ヒボコへの対応のエピソードが『日本書紀』に載っていること、それが、
アシハラシコオに通じるものがあるということに注意が必要だと思います。

・・・つづく

アプム=アンパンマン

2012年10月07日 00時13分56秒 | 日記
10月14日(水)


 春奈、眠くなったせいで機嫌が悪いから、急いで風呂に入れた。

 湯船の中から、ボディソープの用器を指さし、よこせ、と言う。
 お湯の中でソープ出されたらえらいことになるから、

 「後で」

と、言うと、

 「うん、あとで」

と、納得した様子で頷いた。機嫌が悪いので、てっきり泣いて
ダダをこねるだろうと思っていたもんだから、ちょっとビックリ
した。

 こちらの言うことを理解できているようだ。


 春奈が、リビングで何やら言っている。

 「あぷむ」

と、言っているように聞こえる。
 けど、何なん?それ。

 すると、みんたが、「アンパンマン」と言っているのだ、と
教えてくれた。

 ホントだ。それによく見ると、アンパンマンのキャラクターグッズ
(どう使うのかよくわからんおもちゃ)を手に持っている。

 それにしても、春奈の言う「アンパンマン」は早口で波がおかしい。
 アメリカ人が「スーパーマン」と言う時の波と同じだ。だから、
「あぷむ」に聞こえる。

 今までにも春奈が英語みたいな発音をすることがあったけど、こ
れって一体何なんだろう???