銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

昭和浪漫 銀座鳥ぎんの「釜飯」をいただきます

2006-07-27 17:04:04 | 銀座・築地 牛・豚・鶏・羊

気のせいだろうか?銀座には焼き鳥屋が少なく感じる。
一串なんぼの商売では高い場所代を賄いきれないからだろうか?
とにかく銀座には焼き鳥屋が少なく感じる。

先日、同僚たちと共に銀座の路地裏を探検しよう。
ということになり銀座界隈を徘徊すること30分。
ビルとビルの隙間から体に染み付いたあのにおいが
香ばしい薫りを醸しだしていた。



地上には入口しかなく、階段を下ると大衆食堂を連想
させるような活気にあふれた光景を目の当たりにする。

こちらの「鳥ぎん 本店」、銀座のお父さんたちには
銀座松屋くらい有名なところなのだろう。広い店内の
席は9割方埋まっており、雰囲気としては銀座という
より浅草に近いものを感じる。

場所は女性に人気の「PIERRE MARCOLINI」の
裏手にあたり、昼は表通りが大行列、夜は裏手が
熱気ムンムンといった様相だ。路地のならびには
伝説のBARと言われる「LUPIN」や「鳥ぎん」の
暖簾わけ、「ニュー鳥ぎん」などがある。



メニューを見て驚いたのは銀座にしては安い。

聞けば創業50年を超える老舗で、勝手な想像だが
お店のつくりからして、土地を持っていてビルの上層を
テナント貸しし、銀座の高い家賃を気にすることもなく
お客さんに素材で還元しているような印象を受ける。

ビールと併せて、鳥わさ、煮込み、奴、串ものを注文。



鳥わさは臭みもなく、すこぶる旨い!



ネギたっぷりの煮込みは上品な赤だしで
箸を止めさせてくれない。







焼き鳥は炭火焼きで、正肉がとにかく旨い。

生ビールは洗浄もしっかりしてるのだろう。
注ぎ方も含め、極上の黒ラベルが味わえる。

腹も落ち着き締めに釜飯を注文。



50年以上使いこんでいるのだろうか?
相当に味のある釜が期待感を高める。



釜飯は¥840~¥950で、一杯やった締めには
2人で1つくらいが丁度よい。



赤だしの味噌汁と一緒にいただいたのだが、
濃厚な風味がはらわたに染み渡る。



釜飯の醍醐味といえば、このおこげだろう。
しゃもじでガリガリガリガリ削り落とし、
煎餅のような米粒の食感を堪能する。

ビール、日本酒とたらふくの栄養を補給して
3人で1万円ちょっと。なんだか小旅行を味わった
ような、すがすがしさと共にお店を後にした。
う~ん満腹。ご馳走様でした。

先日の晩酌
銀座 鳥ぎん本店
もろもろ3人で1万円
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★★

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