実は宇都宮に来る前に
宇都宮出身者の数名に何処で何を喰うべきか
教えを請うて来たのだが、
口を揃えてみんみん、正嗣の2大巨頭をお食べなさい。
後は気の向くままにとのことなのだが
その中でも嗜好は少しずつ異なり
香蘭、トントン、美智都を押すものもいた。
大谷からバスで戻る途中に
美智都が車窓に飛びこんできた際には
ちょいとばかししまったと声にならない言葉を
飲み込んでしまったのだが、
次に向かった香蘭は休業日。
完全にケチがついてしまった。
宇都宮の街はJR界隈よりも
東武宇都宮駅界隈の方が栄えていた。
パルコのイベントスペースでは
「あいのり」で一躍有名になった
ヒデが何故だかトークショーを開催中で
市内の若者の注目を一身に受けていた。
そのパルコ界隈からJRに向かう途中が
餃子のデルタ地帯と呼ぶにふさわしい場所なのであろう。
香蘭、みんみん、正嗣、青源、シンフー、
さつきに天山などなど10数軒が点在しているのだ。
まずはみんみん本店へ。
最近の並びでは
新宿のクリスピークリームドーナッツで
うんざりさせられたのが最新の記憶なのだが、
餃子と言う焼く時間、食べる時間も加算される
待ち時間にして恐ろしいありさまが待ち構えていた。
聞けば昨晩みんみんが
テレビで放送されたタイミングで、
至近の長崎屋の地下にできた
きなっせの店舗が今日は臨時休業と言うこともあって
今日は聖地の本店にお客が押し寄せ
1時間30分~2時間待ちだそうだ。
正嗣も道一本入った所にあるのだが、
こちらの並びも1時間コース。
間が悪いのだろうと
みんみん並びのシンフーに行って見ることにした。
みんみんの70組程の待ちと比べると
1/3程の並びだったのだが、
回転が悪く、結局こちらでも55分程待たされてしまった。
ようやく店の中に入ったのだが
その瞬間である異変に気がついた。
店員さんに覇気がないことと
お客が一様に厨房方向に視線を落としているのだ。
店内には5人掛けの円卓に2人しか座っていなかったり
4人掛けのテーブル席も2人で座らせたりと
界隈の肩と肩が触れ合う様相とは明らかに異なる。
行列が出来ていたのではなく
店が回っておらず行列ができてしまっていたという訳だ。
カレー、いか、たこ、海老、わかめ、
ピリ辛、明太子、かになどの色物が並ぶが
標準的な餃子と水餃子をなかなかオーダーを
取りに来ない定員さんを捕まえて注文した。
6分程度でやってきたのがこちら。
待っている間もオーダー違いや何やらで
バイト君はお客と厨房のおばちゃんの板ばさみに。
バイト君が悪いのではなく
完全にお店の教育が悪いのだ。
肝心の餃子の方だが
こちらのお店の皮の具合はとても良い。
粉っぽさがしっかりと抜けた
モッチリとした食感を噛みちぎると
ニラを多く入れすぎないなかなかなバランスの
アツアツの餡が口の中に広がる。
この皮は水餃子になっても活きている。
界隈では水餃子になると
ワンタンのようなユルユルな按配のものも多かったのだが、
焼き餃子で感じたモッチリ感が今度はプルルンとした
弾力をもってアツアツの餡を弾け飛ばしてくれる。
旨い。
結局待ち時間55分。
食事の時間が正味8分程度の
極端な時間の使い方をしたのだが
まずまずの餃子を出しながら
お客を見ていない営業形態はちともったいない。
東京でも池袋のなんじゃタウンで
食べれるそうだが今のままでは
行くこともなさそうだ。
ご馳走様でした
・・・つづく
シンフー
〒320-0025 宇都宮市宮町2-22
TEL028-622-8211
11:00~20:00
木曜日定休
餃子 ¥210
水餃子 ¥210
甚平満足度 ★☆☆☆☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆
・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・
・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう