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戊戌 夏の補講 4-2 龍遁

2018-07-26 14:41:25 | 日記

 奇門遁甲の龍遁は天盤の乙と八門の開門があるとできる格ですから、結構できやすい格ではありますが、何時でもあるわけではありません。

 雨が降りやすいというのがありますし、水攻めに良いとされているところから、火攻めをしないというのがあるかもしれません。

 諸葛孔明は司馬仲達を天竈で火攻めを掛けますが、途中から大雨が降って仲達を逃がしてしまう話が、吉川英治の三国志にでてきます。

 公明の奇門遁甲が、今と同じものかはわかりませんが、龍遁を見落とすとか、特殊な地形の雨は読めなかったかもしれませんね。

 乙と開門、ただし、方位によっては、乙と生門や休門でも龍遁ができるという事です。

 明日は月盤です。

 


戊戌の夏の補講 4 龍遁

2018-07-26 06:15:22 | 日記

 奇門遁甲という占術があります。

 方位学です。

 年月日時と、それぞれの盤があって、年の盤を使う事はな中々ないわけです。 

 年の盤で移転を観る場合、移転した場所に長く居ないといけないので引っ越しの場合ですね。

 移転後、2年ぐらいいて、方位の効果が確定して、移転した方位によって方位の威力が出てきます。

 そして、方位の象意が出始めると威力・効果が持続して、30年ぐらい続くという事になっています。

 

 星の魔法陣に載っていますから、引っ越しする場合は観ておくべき年盤の遁甲です。

 真下が北になっています。

 よく、方位の盤は下の方が北になって、使いにくいから直した方が良いという人がいます。

 でも、直すことはありません。

 というのは、昔から北を下にして使われてきたわけです。

 遁甲の方位を変えると、これに合わせて作られてきたものをすべて変える必要がありますから、できないよ、という事です。

 さて、右上のマスを観ると

 乙天開

 丙6任

 と書かれた部分があります。南西の位置ですが、ここに龍遁が来ています。

 盤を観て、必ず龍遁が出るわけではないので、龍遁が出たことが珍しくはあるわけです。

 これが出ると、雨が多いと感じることが多いと考えます。

 奇門遁甲は、戦に使われたともいうものですので龍遁が出ると水攻めに良いとされています。

 つづく