昨年は何だかんだと忙しく、本を読むことをあまりしなかった。というかここ数年、通信教育のテキスト関係を読むのが精いっぱいでそれ以外のあんまり本を読んでない。
お正月休み、本当に何もしなく体を休めた。体の休養は心にも良い影響を与えるのか年末の私の超ネガティブ思考はだんだん無くなり、年始には以前のように体がうまく動いて仕事もぱきぱきとできるようになった。
通信教育ももう終わるし、個人的な事情で空き時間、とういうのだろうか暇が少しできてきた。するとあんなに年末ちょっとした活字を読むのさえ面倒だったのが本を読みたいという気になってきた。
それでこの半月のあいだに4冊目になった。
「国防」石破茂 民主党政権時に書かれたもので今とは状況が結構変わっているけれども、私みたいな政治音痴、軍事音痴の人向けに書かれてあるのかなと思われる。冷戦終結、9.11など世界が大きく変わっているのに日本人の防衛感覚がそれほど変わっていないのがいけないのだと思った。
「迷わない」櫻井よし子 櫻井よし子さんのテレビやHPで色々と勉強させてもらっているので最新のエッセイということで興味を持った。発言力、行動力、国際感覚を持ったパワフルな女性なのに穏やかな語り口、日本女性らしいしなやかさを持った素敵な人だとひそかに憧れている人です。
「聖書を語る」佐藤優・中村うさぎ これは暇つぶしのために何となく買って読んだものだったけれど、いい意味で期待を裏切る面白さだった。カルヴァン派の「天国のノート」という考え方の話や、「春樹とサリンジャー」の解釈が興味深かった。中村うさぎさんの本は読んだことがないが、イメージが覆される。小説や聖書をもっと深く読まなければ、と思った。
「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎・大澤真幸 まだ読みかけです。「聖書を語る」で天国のノート説ではないけれど、神様があらかじめ決めたことだったなら・・・とか考えれば考えるほど分からないことだらけな聖書の世界についての本を読みたいと思ったので。
今年はもっと本を読もう。
「