ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

今年は

2014-03-10 01:02:44 | Weblog
上海在住の日本人数人と会ったら、
みんながみんな、マレーシア航空の事故は、
対中国へのテロだろうという推測をしていたので、
やっぱり考えることは同じだなあ、と思った。

中国の地方政府や中小企業が大好きで利用している闇金も、いろいろある。
表沙汰にはなっていないが、
デフォルト(債務不履行)がちらほら起きているというウワサもある。

中共が崩壊したら、何と言っても、
中国人がたくさん日本に逃げてくるんだろうという点が怖い。
PM2.5どころの騒ぎじゃない。

カナダやオーストラリアなど、これまで中国人の移民を受け入れていた国が、
これ以上中国人は来るな、ということで、規制を始めたと言う話もある。
その点、お人好しの日本は、多くの中国人をかかえ、
結果、なんだよこれ、満洲国と同じじゃん! しかも今度は本土で抱えるの!
絶対土地が足りないし~! なんだか、奴ら、金だけは持ってるから面倒!
という最悪な状況になるのでは、と恐れる。

なのに、赤の自虐史観で育ってしまった日本人は、
中国人にはやさしく、親切に、などと言ってしまうあたりが恐ろしい。
日教組よ、お前らが矢面に立って、受け止めるんだ。その覚悟はあるんだろうな。

中国人の田舎者は、基本的に、日本人は鬼で、怖い奴らだ、と教わって育った。
だから、負けまいと居丈高で来る。
これは、恐怖の裏返しであり、日本人に負けないことが勇者の証なんだから、
そんな人たちに、日本人流の思いやりなんて、伝わるわけがない。

この先の50年で、窮鼠猫を噛むのは、中国人か、それとも日本人か。

私の部下に、過大なまでの日本製品信仰をもつ、日本大嫌いな「憤青(憤怒生年)」がいる。
中原の端っこの出身で、反日運動になると血湧き肉踊る精神を持っている。
日本製品はとことん好きで憧れがあるくせに、反日に燃えるあたり、
もうまったく意味が分からんが、彼の中ではそれが矛盾していない。

周囲の中国人は、なぜ私が彼をクビにしないのか、不思議がっている。
もちろん日本人の同僚は、彼をクビにしたらいいなんて、言わない。

不思議そうな顔をしている中国人に対し、私はこう言った。

民主主義国家では、政治信条によって会社から解雇されることはない。
それは基本的な人権と結びついていて、それが文明的に機能しているからこそ、
日本の選挙は混乱もなく、運営されている。
まあ、棄権する人も多いが、
それでも、選挙制度を敷いている国の中では優等生の部類に入るだろう。

私が学んだ人権とは、そういうものだった。
彼が職務上ミスを犯したのでないのならば、私は彼を解雇する根拠をもたない。
中国は法治国家でも民主主義でもないが、私はあくまでも日本人なので、
日本の理念を根拠にして論理を組み立てると、彼を解雇することはできない。

ただしこれは、心情的に好きか嫌いかや、彼を信じるか信じないかと言う
私の内面の問題とは無関係のものであり、もし個人的なことを言うならば、
はっきり言って、私は彼が嫌いだ。
しかし、それでもやはり、解雇の理由にはならない、と。

ここは日本じゃなくて上海なんだから、
私の個人的な感情で決められるじゃん!という中国人もいるが、
私は、そんな「不文明」なこと、私のプライドがゆるさないぜ、と答える。

この論理がわからないのなら、上海人と言えども、あんたたちもしょせんは中国人。
当分は、選挙なんか無理だね。
そう言ってやる。

上海人は、自分たちを上海人と言うブランドだと思っているので、
中国から独立したいとか、変なことをほざいているが、
そのあたり、私からしたら「差不多」なので、
イヤな日本人となって、がつんと言ってやることにしている。

でも、このあたりは中国人のおおらかさ。というか、利にさといあたり。
はっきり言うほど、私を好きになってくれる上海人もいる。

これは直感だけど、今年は、結構、みんなにとって、転換の年になると思う。