ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

夏です 裏磐梯です ~毘沙門沼・桧原湖・諸橋近代美術館~

2016-07-18 | 旅行
先日(7月16日)、NHKの人気番組「ブラタモリ」で裏磐梯の自然の中を歩くタモリさんの姿が紹介されていました。実はその放映の日、全くの偶然で、五色沼を車で訪れていました。もっとも、散策というより湖畔に立って眺めてみたというのが本当のところですがー。



磐梯山の噴火は今から約130年前の1888年(明治21年)のことで、小磐梯と呼ばれた峰が噴火によって山体崩壊を引き起こし、このため500名近い犠牲者を出すなど、明治・大正・昭和・平成期を通じ日本で最大の被害をもたらした噴火だそうです。「ブラタモリ」の番組で、噴火記念館の館長さんが地元でもそのことが忘れられていますと説明していました。そうだったんですね、私も知りませんでした。







磐梯山の噴火は、一方で自然の景観という恵み(宝)をもたらしました。五色沼のエメラルドグリーンなどの湖沼群がその一つです。毘沙門沼はそのエメラルドグリーンの沼です。緑に包まれた沼もすばらしいですが、秋の紅葉の時期はさらにすばらしいものがあります。一度は散策してみる価値のあるところですね。

















タモリさんは、裏磐梯の山体崩壊を目の当たりにして「今まで見た中で一番のごちそうの景色ですね。宝ですよ、これは。」と話していました。ふくしまの人はもっともっとこのタモリさんの言葉を大事にして、その大自然の恵みをアピールしてはどうでしょうか。


桧原湖は、磐梯山の山体崩壊により流れ下った大量の岩石・土砂が川を堰き止め、それによってできた湖です。噴火によってできた湖の中で最も大きなものです。





磐梯山の噴火とのかかわりを思わせるものは湖に点在する小さな島々や岩ですが、今や観光船やボート、釣りを楽しむ観光スポットとして紹介されています。













帰る途中で、スペインの巨匠、サルバドール・ダリのコレクションで知られる「諸橋近代美術館」に立ち寄りました。世界的にもすばらしいダリの美術館です。残念ながら作品は撮影禁止ですが、この作品を展示する建物、池、芝生、小川などは、磐梯山の景観にもよく溶け込んでいて、すばらしい雰囲気を醸し出しています。ここも是非一度お出かけください。











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