映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『ジョーンの秘密』

2022-08-22 09:31:34 | Weblog

2018年 英

監督:トレバー・ナン

出演:ジュディ・デンチ、スティーブン・キャンベル・ムーア、ソフィー・クックソン、トム・ヒューズ、ベン・マイルズ、テレーザ・スルボーバ

 

冷戦時代に、イギリスの公的機関で働いていた女性科学者のジョーンは、核開発の分野において西側が圧倒的優位に立つことにより、東西のバランスが崩れて悲惨な戦争に突入することを恐れ、自分が知りえた情報をソ連側に流し続ける。しかし、それが露見することなく、彼女は80歳を過ぎるまで、イギリスの郊外で静かに暮らしていたが、突然、スパイとして逮捕されることになる・・・

 

実話が基になっているそうです。で、彼女としては、情報提供により報酬はうけてないし、自分の行為は国を裏切るものではないと主張したそうです。それが通ったわけじゃなく、彼女が高齢だということで、起訴はされなかったのだとか・・・。

彼女の考えが正しかったのかどうか・・・彼女の行為によって、逆にソ連有利なバランスに傾く可能性もあったろうとか、彼女を利用した人たちは別の考え方で動いていたのは確かだとか・・・いろいろ考えられることはあるのだけど・・・誰だって、完全に公平でバランスの取れた情報を得ることはできないし、立場によって正義の形も違ってくるし、何より渦中にいて俯瞰した視点を持つことはできないし・・・その中で、周りの人とは違う決断をするのは、すごく勇気がいる、あるいは何かに盲目的になっている・・・で、結局、何をどう判断すればいいのかなぁ~、わかんないよ~って思う映画です(^^;。


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