読書 『寝ても覚めても本の虫』
(児玉清 新潮文庫 2007年2月)
本好きには、おすすめの1冊。
俳優にして司会者またある時は放送のパーソナリティ。そして芸能界きっての
読書家であった児玉清さんの読書遍歴をつづった本である。NHK BSの週刊ブックレ
ビューは20年間続いた長寿番組であったが、代表的出演者であった児玉さんが
2011年5月に亡くなられたのを区切りに終了してる。とても残念なことだ。
この本は、児玉清が67才のときに書かれたもので、海外のエンターテインメント
系の本、なかんずく欧米のミステリーやサスペンスを主な対象としている。(ちなみに
児玉さんは、すべて原書で読んでいる)
”大好きな作家の新刊書の最初の頁を開くときの喜びにまさるものは
滅多にない。主人公はどんな人物なのか、読み始めのわくわく気持ち
と心のときめきはまさに最高の気分、つくづく幸せだと思う瞬間である ”
”僕の好きな作家はほとんどがイギリスとアメリカの作家たちで、思いつく
ままに名前を何人書き連ねれば、マイクル・クライトン、D・フランシス
ネルソン・デミル、ジョン・グリシャム、E・シーガル、トム・クランシー
P・コーンウエル・・といった人物になる。・・今では翻訳を待ちきれずに
ハードカバーがあちらで発売されるや、できるだけ早く買って読むという
ことをこの十数年続けていて、それが現在の僕の最大の楽しみとなっている”
児玉が翻訳物、いわゆる外国小説に憧れるようになった直接の原因については、
こう語っている。
”僕が翻訳もの、いわゆる外国小説に憧れるようになった直接の原因は、
高校時代に遭遇したシュテファン・ツヴァイクの『マリー・アント
ワネット』『ジョセフ・フーシェ』『アモク』『人類の星の時間』と
いった一群の小説にある。ツヴァイクのテーマであったデーモンにしびれ
、人生の不可思議、人間の運命、宿命といった超自然の力、理性を超えた
魔力ともいえる神秘な力に心を深く抉られ、すっかり虜になってしまった
のであった。”
ちなみに児玉はツヴァイクに関する取材を目的として1998年にウイーンを
訪問している。
私自身ツヴァイクが大好きで、まだ若いときには全集を揃える位、傾倒していた。
そんなこともあって児玉清さんの読書遍歴にはとても関心がある。
さて本論に入らねばなるまい。まずは第1章(いつもそばに本があった)
今やアメリカを代表するベストセラー作家であるリーガル・サスペンスの雄、
ジョン・グリシャムの『陪審評決』(新潮文庫)については4頁を費やしている。
ハリウッド映画におけるタバコを吸うシーンからタバコ会社を相手取った巨額な
賠償金請求、その事態に対応するかのようなタイミングで出版された
R・クルーガーの本『アメリカの煙草百年戦争、公衆衛生と恐れを知らぬフィリプ・
モリス社の勝利』とのサブタイトルのついたノンフィクションまで引用してメキシコ
湾に面したある港町の裁判の行方を追う。児玉は、”アメリカの裁判の勝敗の行くへ
はひとえに陪審員リーダーをいかに掌握するかにあるのだが、そのあたりの実情が
如実に描かれていて、まことに興味はつきない”と語っている。本の紹介のしかたが、
うまいので手にしてみたくなる。
世界を震撼させる二大ベストセラー作家という節では、フレデリック・フォーサイス
(ジャッカルの日)と『日米開戦』などで売れっ子となったトム・クランシーをとりあげている。
ちなみにフォーサイスは、『イコン』(角川文庫)を最後に引退したが、最近『コブラ』で麻薬組織との戦いを描いた小説を刊行した。近々読んで、児玉さんの代わりに書評を書いてみたいと思っている。
第2章の(本棚から世界が見える)では、本の周辺のエピソードが語られる。アメリカ人の理想の男の一番人気は、ジョン・ウエインだが、アメリカ映画百年の映画史トップに選ばれたスターは誰か? その答えは児玉がアメリカ旅行中に見つけたエンターテインメント誌の記事にあった。それは、「カサブランカ」「アフリカの女王」などに主演したハンフリー・ボガートであった。スタイルも際立っていない彼が、なぜトップに君臨するのか?その辺を児玉は巧みに描写している。
こんなことではなかなか進んでいかない。取りり上げられた本のタイトルを少々
紹介するにとどめる。『ナチの絵画略奪作戦』(H・フェリシアーノ)、『南仏プロヴァンスの12ヶ月』(ピーター・メイル)(河出文庫)『セザンヌを探せ』(同)、そして山岳小説までも。
ルー・ゲーリッグ病(筋萎縮性側索硬化症)に罹り、死を間近に迎えた大学の恩師を
毎週訪ねて一対一で講義をうけた著者M・アルボムがつづった『モリー先生との火曜日』
は、児玉が深い感動を覚えた本である。その紹介文を読んでいて私自身も心を動かされたので、その一節を書き留めておく。
”「死ぬのは自然なこと」モリーはにっこり笑って、また話をつづける。
「みんな死のことでこんなに大騒ぎするのは、自分を自然の一部と思っていないか らだよ。人間だから自然より上だと思っている」・・「そうじゃないよね。生ま れるものはみんな死ぬんだ。」・・「人間は、お互いに愛し合えるかぎり、また その愛しあった気持ちを覚えている限り、死んでも本当に行ってしまうことはな い。つくりだした愛はすべてそのまま残っている。死んでも生き続けるんだーこ の世にいる間にふれた人、育てた人すべての心の中に・・」・・「死で人生は終 わる。つながりは終わらない」
ヤンキースの不滅の名選手、鉄人と呼ばれたルー・ゲーリッグの生涯を描いた映画「打撃王」は、ヤンキースの選手が実際に出演し、進行性の小児麻痺と診断された彼は、余命いくばくもないことを知り、大観衆の惜別の念と愛情の拍手の中で送別試合に臨んだのであった。児玉は、その映画を見て涙している。その児玉が、上記の本に、映画での思いを重ねたものである。アメリカの感動物語。
(太宰治とゲイシャ物語)は、11頁にわたる長文だが、太宰治の『富嶽百景』にはじまり、それと絡めつつ『MEMOIRS OF A GEISHA』ーある芸者の回顧録 について詳細に紹介する。主人公は、京都の祇園芸者としてトップに立った実在の人物ニッタ・サユリ。敗戦の混乱からまだ抜け出せぬ時代にアメリカに渡って、ニューヨークに料亭をひらき、アメリカの国籍を得て、ニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテルに居を構えた。その波瀾万丈の生涯が描かれている。彼女の回想をテープにとり、小説の形で出版された。インタビューにはドイツの文豪トーマス・マンやチャーリー・チャップリン、あげくの果てはヘミングウエイまで出てくる。
児玉は、この話には後日譚があるとして、ハードカバーが出版されてから3年後に出た
翻訳本『さゆリ』(文藝春秋)に触れて、衝撃のエピソードを書いている。原書の著者は、アーサー・ゴールデン氏。
A・ヘイリーの『殺人課刑事』、T・ハリスの『ハンニバル』『羊達の沈黙』
(わが愛しの作家たち)では、J・グリシャムの『依頼人』(新潮文庫)ネルソン・
デミルの『ゴールド・コースト』『将軍の娘』、そしてスパイ小説などなど。
私の好きなサスペンス作家のジェフリー・ディーヴァーの『コフィン・ダンサー』
についても言及することを忘れない。ニューヨーク市警の科学捜査部長であった
リンカーン・ライムは、仕事中の事故で脊椎を損傷し、四肢が麻痺した状態でも
超一流の頭脳を駆使して殺人事件の解明に取り組み、犯人を追い詰める。プロットが
どんどん変転してゆくジェットコースターサスペンスだ。何冊ものシリーズが出て
いる。この作家の他の本も、児玉さんの追悼もかねて読書日記に書いてみたいと思って
いる。
もうこの位にしておこう。本好きの児玉さんの書いたこの本は、少し古くなったが
いまでも私にとってバイブルのような存在である。
~~~終わり~~~
(児玉清 新潮文庫 2007年2月)
本好きには、おすすめの1冊。
俳優にして司会者またある時は放送のパーソナリティ。そして芸能界きっての
読書家であった児玉清さんの読書遍歴をつづった本である。NHK BSの週刊ブックレ
ビューは20年間続いた長寿番組であったが、代表的出演者であった児玉さんが
2011年5月に亡くなられたのを区切りに終了してる。とても残念なことだ。
この本は、児玉清が67才のときに書かれたもので、海外のエンターテインメント
系の本、なかんずく欧米のミステリーやサスペンスを主な対象としている。(ちなみに
児玉さんは、すべて原書で読んでいる)
”大好きな作家の新刊書の最初の頁を開くときの喜びにまさるものは
滅多にない。主人公はどんな人物なのか、読み始めのわくわく気持ち
と心のときめきはまさに最高の気分、つくづく幸せだと思う瞬間である ”
”僕の好きな作家はほとんどがイギリスとアメリカの作家たちで、思いつく
ままに名前を何人書き連ねれば、マイクル・クライトン、D・フランシス
ネルソン・デミル、ジョン・グリシャム、E・シーガル、トム・クランシー
P・コーンウエル・・といった人物になる。・・今では翻訳を待ちきれずに
ハードカバーがあちらで発売されるや、できるだけ早く買って読むという
ことをこの十数年続けていて、それが現在の僕の最大の楽しみとなっている”
児玉が翻訳物、いわゆる外国小説に憧れるようになった直接の原因については、
こう語っている。
”僕が翻訳もの、いわゆる外国小説に憧れるようになった直接の原因は、
高校時代に遭遇したシュテファン・ツヴァイクの『マリー・アント
ワネット』『ジョセフ・フーシェ』『アモク』『人類の星の時間』と
いった一群の小説にある。ツヴァイクのテーマであったデーモンにしびれ
、人生の不可思議、人間の運命、宿命といった超自然の力、理性を超えた
魔力ともいえる神秘な力に心を深く抉られ、すっかり虜になってしまった
のであった。”
ちなみに児玉はツヴァイクに関する取材を目的として1998年にウイーンを
訪問している。
私自身ツヴァイクが大好きで、まだ若いときには全集を揃える位、傾倒していた。
そんなこともあって児玉清さんの読書遍歴にはとても関心がある。
さて本論に入らねばなるまい。まずは第1章(いつもそばに本があった)
今やアメリカを代表するベストセラー作家であるリーガル・サスペンスの雄、
ジョン・グリシャムの『陪審評決』(新潮文庫)については4頁を費やしている。
ハリウッド映画におけるタバコを吸うシーンからタバコ会社を相手取った巨額な
賠償金請求、その事態に対応するかのようなタイミングで出版された
R・クルーガーの本『アメリカの煙草百年戦争、公衆衛生と恐れを知らぬフィリプ・
モリス社の勝利』とのサブタイトルのついたノンフィクションまで引用してメキシコ
湾に面したある港町の裁判の行方を追う。児玉は、”アメリカの裁判の勝敗の行くへ
はひとえに陪審員リーダーをいかに掌握するかにあるのだが、そのあたりの実情が
如実に描かれていて、まことに興味はつきない”と語っている。本の紹介のしかたが、
うまいので手にしてみたくなる。
世界を震撼させる二大ベストセラー作家という節では、フレデリック・フォーサイス
(ジャッカルの日)と『日米開戦』などで売れっ子となったトム・クランシーをとりあげている。
ちなみにフォーサイスは、『イコン』(角川文庫)を最後に引退したが、最近『コブラ』で麻薬組織との戦いを描いた小説を刊行した。近々読んで、児玉さんの代わりに書評を書いてみたいと思っている。
第2章の(本棚から世界が見える)では、本の周辺のエピソードが語られる。アメリカ人の理想の男の一番人気は、ジョン・ウエインだが、アメリカ映画百年の映画史トップに選ばれたスターは誰か? その答えは児玉がアメリカ旅行中に見つけたエンターテインメント誌の記事にあった。それは、「カサブランカ」「アフリカの女王」などに主演したハンフリー・ボガートであった。スタイルも際立っていない彼が、なぜトップに君臨するのか?その辺を児玉は巧みに描写している。
こんなことではなかなか進んでいかない。取りり上げられた本のタイトルを少々
紹介するにとどめる。『ナチの絵画略奪作戦』(H・フェリシアーノ)、『南仏プロヴァンスの12ヶ月』(ピーター・メイル)(河出文庫)『セザンヌを探せ』(同)、そして山岳小説までも。
ルー・ゲーリッグ病(筋萎縮性側索硬化症)に罹り、死を間近に迎えた大学の恩師を
毎週訪ねて一対一で講義をうけた著者M・アルボムがつづった『モリー先生との火曜日』
は、児玉が深い感動を覚えた本である。その紹介文を読んでいて私自身も心を動かされたので、その一節を書き留めておく。
”「死ぬのは自然なこと」モリーはにっこり笑って、また話をつづける。
「みんな死のことでこんなに大騒ぎするのは、自分を自然の一部と思っていないか らだよ。人間だから自然より上だと思っている」・・「そうじゃないよね。生ま れるものはみんな死ぬんだ。」・・「人間は、お互いに愛し合えるかぎり、また その愛しあった気持ちを覚えている限り、死んでも本当に行ってしまうことはな い。つくりだした愛はすべてそのまま残っている。死んでも生き続けるんだーこ の世にいる間にふれた人、育てた人すべての心の中に・・」・・「死で人生は終 わる。つながりは終わらない」
ヤンキースの不滅の名選手、鉄人と呼ばれたルー・ゲーリッグの生涯を描いた映画「打撃王」は、ヤンキースの選手が実際に出演し、進行性の小児麻痺と診断された彼は、余命いくばくもないことを知り、大観衆の惜別の念と愛情の拍手の中で送別試合に臨んだのであった。児玉は、その映画を見て涙している。その児玉が、上記の本に、映画での思いを重ねたものである。アメリカの感動物語。
(太宰治とゲイシャ物語)は、11頁にわたる長文だが、太宰治の『富嶽百景』にはじまり、それと絡めつつ『MEMOIRS OF A GEISHA』ーある芸者の回顧録 について詳細に紹介する。主人公は、京都の祇園芸者としてトップに立った実在の人物ニッタ・サユリ。敗戦の混乱からまだ抜け出せぬ時代にアメリカに渡って、ニューヨークに料亭をひらき、アメリカの国籍を得て、ニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテルに居を構えた。その波瀾万丈の生涯が描かれている。彼女の回想をテープにとり、小説の形で出版された。インタビューにはドイツの文豪トーマス・マンやチャーリー・チャップリン、あげくの果てはヘミングウエイまで出てくる。
児玉は、この話には後日譚があるとして、ハードカバーが出版されてから3年後に出た
翻訳本『さゆリ』(文藝春秋)に触れて、衝撃のエピソードを書いている。原書の著者は、アーサー・ゴールデン氏。
A・ヘイリーの『殺人課刑事』、T・ハリスの『ハンニバル』『羊達の沈黙』
(わが愛しの作家たち)では、J・グリシャムの『依頼人』(新潮文庫)ネルソン・
デミルの『ゴールド・コースト』『将軍の娘』、そしてスパイ小説などなど。
私の好きなサスペンス作家のジェフリー・ディーヴァーの『コフィン・ダンサー』
についても言及することを忘れない。ニューヨーク市警の科学捜査部長であった
リンカーン・ライムは、仕事中の事故で脊椎を損傷し、四肢が麻痺した状態でも
超一流の頭脳を駆使して殺人事件の解明に取り組み、犯人を追い詰める。プロットが
どんどん変転してゆくジェットコースターサスペンスだ。何冊ものシリーズが出て
いる。この作家の他の本も、児玉さんの追悼もかねて読書日記に書いてみたいと思って
いる。
もうこの位にしておこう。本好きの児玉さんの書いたこの本は、少し古くなったが
いまでも私にとってバイブルのような存在である。
~~~終わり~~~
素晴らしい本のご紹介有難うございます。
ゆらぎさんのこの読後感を読んでいますと、著者とゆらぎさんが途中から一体化しているような錯覚に陥ります。それだけこの本がゆらぎさんを感動させたのでしょう。小生もNHKの週刊ブックレヴューを見ましたが終わりごろだったようで児玉さんは出ていませんでした。児玉さんが翻訳ものに傾倒し始めた理由を初めて知りましたが、それだけに若い時の読書が大切であり、その後の足跡を決めてしまう可能性が大ですね。取り上げられている本は「ジャッカルの日」など映画で見たことがあるだけですが、児玉さんの優れた読書力と本を読む態度に感動すら覚えます。
緑陰漫筆に紹介されているなかで、熱を上げたのが、T・ハリスの『ハンニバル』『羊達の沈黙』。確か、もう一冊シリーズものがあったはず。映画化され、これも迫力があってとても印象に残っているサスペンスだ。
主人公が復讐する人間の頭を輪切りにして、脳みそを極上の料理として食べるところは、さすがに驚くシーンだ。食べられる人間も恍惚として食べられていて、この作品に出てくる残虐行為にはそれほどの嫌悪感が感じられないところが不思議である。超能力保持者の主人公は神キリストの裏返しの裏に張り付いている悪魔であると解釈してこの本を読んだ。悪魔は救済出来ぬものは永遠の地獄に突き落としてしまう。地獄に蹴飛ばす代わりに、食べてしまうことが永遠の追放に当たるのか、それともひょっとして救済につながるものになるのか?作者の意図するところはわからない。 キリスト教の人間と自然を絶対支配する悪魔の顔が、今の現代世界をむしばんでいることに改めて危惧している次第。この残虐な主人公を逮捕しようとして追撃する女検事は最後には、この悪魔の魅力に負けて伴侶となるが、彼女にとっては神と一緒になった気でいたのかもしれない。 以上
お読みいただき、ありがとうございます。気に入っていただけたようで、望外の喜びです。児玉さんには、この本の他にもいくつかのエッセイや書評集があるようなので、追々ご紹介したいと思っています。
児玉さんの読書力にはかないませんが、文学・評論などの違うジャンルであれこれ書き込んでゆきたいと思っています。私の好きな作家では、辻邦生、大岡信、飯田龍太などなど。後日これらを集めれば、『寝ても覚めても本の虫』ゆらぎ版になるかなあ・・・。
どうぞ良いお年をお迎えください。来年お目にかかるのを楽しみにしております。
早速のお立ち寄り、ありがとうございました。年末の掉尾を飾る素敵なコメントに感謝申し上げます。
コメントを頂いたT・ハリスの作品ですが、実を申し上げるとあまり読んでおりません。ホラーは、少々苦手なのです。しかし九分九厘さんの書かれたコメントを読ませていただいているうちに、手にしてみたくなりまし。読んでみましょう。なにせ児玉清も、
”『ハンニバル』は、永遠に続いて欲しい夢の物語と の遭遇であった。”
と書いていますので。
新年早々に拙ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございました。あまりに早い反応にびっくりしたり、喜んだりいたしました。今年は、大兄のブログもフォローさせて頂きます。よろしくお願いいたします。
まずはお礼まで、
最初が雨の話で、とても落ち着いた気分にさせられました。
ことに会津八一の和歌は、春の歌で季節が違うとはいえ、再開にはぴったりのものでした。(会津八一は短歌じゃなくて、やはり和歌ですね)
明けましておめでとうございます。早々にお立ち寄りいただき、またあたたかいコメントをいただき、ありがとうございます。シドニーの事や蓼科のことが思い出されます。前にいただいた句集『柳に風』は、今も時々読ませて頂いています。俳句のことも含め、今後ともよろしくご指導のほど御願い申し上げます。
アーサー・ゴールデンの『サユリ』は映画化されていますが、サユリ役 主演を中国人女性を使い少し政治色が出た映画になりました。
私も以前映画作りに手を染めた事があります。川本さんのサイトご披見下さい。
http://d.hatena.ne.jp/ksen/20101124/1290572258
お立ち寄りいただき、ありがとうございました。
いつか機会があれば、川本さんもいれて三人でイノダでお目にかかりたいな、と思っております。
映画づくりにまでご活躍のご様子、拝見しました。「はんなり」の映画の画面にまでお名前が登場されるとは、すごいですね。柳居子さんの顔の広さ、人脈の深さには
まった驚きました。