マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

力ある言葉

2017-03-04 16:59:06 | Weblog

  その中年男性は手足を動かせず、目の動きでしか意思を伝える事が出来なかった。

 「閉じ込め症候群」の状態。この病気はとても残酷な者です。

  医師が病室で壁を目にすると、俳句の紙が貼られていました。

  病に直面しながらでも患者さんが詠んだものです。

  「ああ 飽きた 寝たきりに どうしよう」

  「パイン 味噌汁 アンパン せんべい 甘酒 レ-ズン」

  二つ目の句は、自分が食べたつもりの物を並べたのでしょう。

  言葉というのは本当に不思議です。

  それぞれの人生経験を経て一つの言葉が発酵熟成するそうです。

  良い言葉は人生を変えてくれます。逆に一生懸命生きる事で

  良い言葉が生まれます。

  ”言葉”と”人生”は、行ったり来たりです。