マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

ルノワール

2013-12-23 00:54:04 | Weblog

  東京富士美術館で開催中の「光の賛歌 印象派展」

 注目はルノワールの「ブーシヴァルのダンス」

 彼の代表作の一つ。

  ルノワールは晩年重度のリュウマチに苦しんだ。

 隣部屋には痛みに耐える声が夜通し響いた。

 でも、朝になると変形した手に絵筆を縛り

 車椅子でキャンパスにむかった。

 しかし、彼の作品には苦悶の形跡は何も無く

 どの絵にも生きる喜びが脈打っている。

 「病気を治す事など問題ではなかった。大切なのは

 描く事だった」と。

 やはり一流の人の言うことは一味違う。

  苦痛をはるかに見下ろす巨匠。

 不屈の心こそが生きた証なのです。