その先生はある少年と小学5年生の一年間の出会いがあった。
不潔でだらしなく、いつも孤独で--どうしても好きになれない。
その少年の1年の記録は明るく勉強も出来るとあった。
しかし、その後の家庭環境は母親の死父親の暴力と
悲しみの中で一人で戦っていたのだ。
この少年の心に寄り添いたい。
放課後その少年との勉強で彼の心に何かが芽生えた。
そして彼は歩き始めた。
クリスマス---母親の匂いの香水をプレゼントしてくれた。
それから時が流れ、奨学金をもらい進学、患者の痛みの解る医者に
なるとハガキが届く。
「あの5年生の時の先生との出会いが僕の人生を救ってくれた。
結婚式には母の席に座って下さい」と。
人はいろいろな無数のご縁で生きているのです。
そのご縁を開花させるのはあなた自身です。