りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

旧東海道散歩 その9-① 藤沢~

2015-09-07 20:59:00 | 旧東海道散歩
今回は茅ケ崎駅の近くに駐車し、(電車で茅ヶ崎駅から藤沢駅へ移動し)改めて藤沢から再出発する予定としました。
今までどんなに順調でも、茅ケ崎まで車で2時間くらいかかっていたのですが、今回圏央道を利用したところ(渋滞もなかったので)1時間で到着!茅ケ崎がとても近く感じました。

ランチは駅に近い「MOKICHI FOODS GARDEN」へ。
湘南ビールの蔵元、熊倉酒造が経営するカジュアル・イタリアンのお店です。


予約必須の人気レストランですが、たまたま開店前に伺ったので、予約なしでテラス席を利用できてラッキーでした。
戦前から続いた木造の精麦工場を再利用したお店で、なかなかおしゃれな雰囲気。
パン屋さんも併設されています。



ピザ、パスタに週末セットをプラスしたのですが、食いしん坊の我々でも満腹になるほどのボリューム。美味しかったです。
次回は電車で再訪して、ビールも楽しみたいと思います。

改めて茅ヶ崎駅からJR東海道線で藤沢駅へ。


ちなみに茅ケ崎駅の発車メロディーはサザンオールスターズの「稲村ジェーン」でした。

「遊行橋」へ戻り、再出発。


藤沢宿の問屋場跡(今でも問屋さんが並んでいます)を通り過ぎると、「本陣跡」の標識がありました。


しばらく歩くと「義経首洗い井戸」。


この辺りには義経伝説が残っています。
奥州で討ち取られた源義経の首は鎌倉に送られ、梶原景時らに首実検(確認)された後に片瀬の海に捨てられたのですが、潮に乗り、境川からこの辺りに流れ着きました。驚いた里人がこの井戸で汚れた御首を洗い清め、埋葬したそうです。この井戸の目の前は、遊具もある小さな公園になっています。私が子供だったら、ここで遊ぶのは、ちょっと勇気が必要かも?

この「義経首洗い」の話しを知らされた源頼朝は、義経を白旗明神として白旗神社に合祀するように指示しました。
旧東海道を少し外れて、北へ向かうとその「白旗神社」があります。


源平合戦で平氏は「赤旗」、源氏は「白旗」がシンボルでした。そのため「白旗」神社。
とても立派な神社で、境内には「弁慶の力石」も。この石に触ると病気をしないそうです。

藤棚の前には松尾芭蕉の句碑。


草枯れて 宿借る頃や 藤の花
(一日の旅に疲れて旅籠を求める黄昏。淡い紫の花が咲き垂れて、旅愁と春愁を誘う)
この場所で詠まれた句ではありませんが、藤沢市の市の花は藤です。

旧東海道へ戻り陸橋(小田急江ノ島線が通っています。)を超えた西側が、藤沢宿の「京方見附」でした。


藤沢宿を離れ、旧東海道を進むと引地川の上を渡る「引地橋」。


メルシャン藤沢工場の辺りを歩いていたら、小さなお堂がありました。中を見ると・・・お地蔵様の顔が真っ白!ちょっと不気味な感じ。


実は地元では有名な「おしゃれ地蔵」。
「女性の願い事なら何でも叶えてくれる」という有り難~い道祖神で、願いが叶ったら「顔におしろいを塗ってお礼をする」そうです。顔のおしろいは絶えることがないそうで、今でも「願いが叶った女性がいる」・・・ということでしょうか。不気味・・・などと思ってしまい申し訳ありませんでした。
(つづく)

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