りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

ありがとう!ラグビー日本代表!

2015-09-20 10:23:00 | ラグビー
すごい試合でした!rugbyrugby

9月18日から始まったラグビーW杯イングランド大会。
日本初戦の相手は南アフリカ。
南アフリカは、過去2回優勝、世界ランキング3位、今回も優勝候補の大強豪チーム。
対する日本は、過去7回のW杯に連続出場しているものの、1勝2分21敗(!)、7回ともグループリーグ敗退…という超弱小チーム。
かつてW杯で、控え選手主体のニュージーランド代表に17-145で屈辱的な大敗をしたこともあります。(これはこれでドラマ「スクールウォーズ」の様でした。)
昔、ウエールズ(この時も控え選手主体でした)との親善試合を観に行ったことがありますが、力の差を見せつけられました。

ラグビーの試合は実力が反映される、番狂わせがほとんどない競技と言われています。
試合開始前から会場は「どうせ南アフリカが勝つんでしょう~」という雰囲気でした。
ところが日本が先制し、確実なタックル、組み負けないスクラム…と試合が進むうちに会場は日本への声援が少しずつ増え始めます。前半は10-12。負けてはいるものの大健闘!

後半は、南アフリカの実力を見せつけられる場面も多々ありましたが、競り負けない日本チームに会場全体が日本への声援で包まれるようになりました。
日本への大声援、南アフリカへのブーイング…今思い出しても鳥肌が立つ程の感動的な場面でした。(ご存知の方は、漫画「スラムダンク」の山王工業高校との試合を想像して下さい)

3点を追う残り2分、相手ゴール前1メートル。
残り1分、モールから相手インゴールへ。しかしトライは認められない。
ゴール前5メートルのスクラムへ戻される。
残り0分、ゴール前でペナルティー獲得。
もうこの時は会場全体が「JAPAN」「JAPAN」の大声援。
ペナルティゴールが決まれば、同点で試合終了になります。あの南アフリカに引き分けることができる。ロスタイムのため、1つのミスで試合が止まれば日本は負けてしまう…そんな場面です。
しかし…日本は逆転を狙い、(ペナルティーゴールではなく)スクラムで攻めることを選択します。
その姿勢に会場は大興奮!もうこの時は涙が止まらなかった。
何度も何度もゴールに挑む日本、阻止しようとする南アフリカ。

…後半ロスタイム4分経過。奇跡が起きました。
日本は左ライン際にトライ!!
日本が34-32で、南アフリカ相手に大金星を挙げたのです!!!!

試合後、「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングは、「こんな話は書けない」とツイートしたそうです。
英メディア「W杯史上最大の衝撃」
イギリスのTV解説者は試合中に「信じられない」と連発。
ガーディアン紙「W杯史上、比類のない試合。世界に波紋を広げた」
デーリー・テレグラフ紙「史上最大の番狂わせ」

素晴らしい試合をありがとう!
この様な試合を観ることができて、奇跡を目撃することができて、とても幸せです。

日本でもこの快挙は報道されていますが、
ラグビーファンが少ないためか、TV局の扱いが極めて小さいことが不満です。
この試合の凄さ、素晴らしさが全く伝わってきません。残念なことです。
是非、この試合を見逃した方は再放送を観て下さい!(NHKのアナウンサーの実況も最高でした。)
結果がわかっていても、感動するはずです。


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