林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

初夢2022

2022-01-02 | 日記

僕等は大きな窪みの中で暮らしていた。
四方数十キロに及ぶ大きな窪みの中に町が出来ていて、
その中に暫定政府が出来て、人々を統治していた。
僕は会社の中でマニュアルに沿って麺を作っていた。
同僚社員は「ラーメンはスープが命だ」と云って、
麺作りに不満を持っていた。
しかし僕はラーメンは麺を食べるものであり、
美味しくスープに絡む麺があってこそ、
良いラーメンが出来ると信じて、
ノルマの140食分の麺をせっせと作っていた。
突然電話が鳴り、本社から「緊急事態宣言が出た」と連絡が来た。
緊急事態宣言が発令すると、業種にかかわらず、
政府の依頼によって物流に協力しなければならない。
僕は麺作りから離れ、会社のクルマに乗り込んだ。
上司から「緊急事態宣言 緊急物資運搬中」の札を渡された。
これをダッシュボードの上に置くと、
道路交通法の指定した範囲内で交通ルールを無視することが出来る。
また、この札を見掛けたパトカーや白バイが、
走行を先導することも決められているのである。
僕は会社の駐車場でエンジンをかけて待っていると、
大きなトラックが入ってきた。
知らない名前の運送会社のトラックから運転手が降りてきて、
小さな黒い箱を渡してきた。
大きなトラックの割には荷物は小さかった。
これを持って指定先に運搬する。
一緒に渡された伝票には同じ町内のマツモトキヨシが示されていた。
僕はクルマを走らせ、指定されたマツモトキヨシに向かった。
「緊急事態宣言 緊急物資運搬中」の札があれば、
駐車禁止の場所にも路上駐車が許される。
僕は店の前に道路にクルマを止め、店に入っていった。
カウンターの店員に荷物を渡し、伝票に印をするようにお願いした。
しかしその店員は「訊いていない。」と云って、押印を拒んだ。
「政府からの指示です。」と云っても勝手には受け取れないと言い張る。
そこで本社に電話をして確認しろと云ったら、渋々電話した。
電話を切るとその店員は無言で押印して伝票を返し、荷物を受け取った。
黒い箱を開けて、中から荷物を取り出すと空箱を返してきた。
中の荷物はチューブのオロナインH軟膏が5個だった。
何故、オロナインH軟膏をマツモトキヨシに運ばなければならなかったのか、
そもそもマツモトキヨシにオロナインH軟膏の在庫は無かったのか、
全く意味は分からなかった。
しかし荷物の中身については国家機密なので、
第三者に情報を漏らすことは固く禁じられている。
僕は空の箱をクルマに積んで、そのマツモトキヨシを後にした。

※これは林檎乃麗が見た初夢を文章化したものであり、
実際の窪地、暫定国家、緊急事態宣言とその対応、道路交通法、
ドラッグストア、皮膚用軟膏、国家機密とは一切関係ありません。


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