5.失態の東海道新幹線と地下鉄TWENTY FOUR
ホームで少し待ってN700系の「のぞみ5号」に乗り込む。
4号車の指定席に座って購入した駅弁を喰う。
購入した駅弁は「東海道新幹線弁当」の700系新幹線バージョンで、
中には「ありがとう東海道新幹線700系記念カード」が入っていた。
裏面には700系のデータが書かれている。
東海道新幹線700系は1999年に登場した車両で、
20年に渡って活躍したが、
N700系誕生で活躍の場が奪われ、
運用も「のぞみ」から「ひかり」や「こだま」になり、
2020年3月8日に東海道からの引退が決まっている。
「のぞみ5号」は06:30に東京駅を出て06:36には品川に到着する。
そこに今座っている座席の切符を持った客が乗り込んできた。
座っているのは5番E席だったが、
自分の切符をよく見ると“4号車3番E席”だった。
「4号車」の“4”だけ見て4番に座ってしまったのだ。
既に駅弁を広げてしまっていたので、
本来の4番E席の切符を持っていた客が3番に座ってくれる。
今まで(多分)100回以上は新幹線に乗っている筈だが、何たる失態!
1時間41分の乗車で名古屋に到着する。
改札を出て名古屋市営地下鉄東山線の乗り場に行き、
券売機で「地下鉄24時間券」を購入する。
このあと後ろに並んでいたおばさんに声を掛けられ、
豊田市まで行きたいんだけれど、
券売機に行き先が載っていないと訊かれた。
そこで豊田市駅は途中の丸の内で舞鶴線に乗り換え、
名鉄直通なので、多車線直通の切符を買えばいいと教えてあげた。
新幹線での失態はこれでチャラにしてくれるかな…。
東山線の改札を潜ると有効期限の日付と時間が記入される。
購入したのは08:18だったが、改札を通過した時間は08:21だった。
明日の8:21a.m.までこの切符は有効なのだ。
24時間で何処まで名古屋市営地下鉄を愉しめるだろうか。