リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

109. フランクフルトの蚤の市とクリスマスマルクト

2017年06月12日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅 No.65

           

             フランクフルトの蚤の市 


 ◆12月10日(土) フランクフルトの蚤の市    12702歩  

  今日は奈々子と多分十亀さんも一番の楽しみだったフランクフルトの蚤の市に行きます。そのため、シルヴィア、クラウス、ヴィリーとアンゲリカには大変な早起きを強いてしまいました。心から感謝。土曜日くらいゆっくり眠りたいでしょうに…。
 何故かシルヴィアの運転でヴィリーの家に行き、7人揃って朝食。この二つのカップルは元彼と元カノとの複合体ですが、すごく仲良しなんです。私たちが行くといつもどちらかの家で食べたり飲んだりおしゃべりしたり。ありがたいことです。ここからだと駅までの交通事情はそれほど影響が無いとふんでの朝食会場だったのだろうとあとからわかりました。
 朝早くの駅はやはり空気が冷たい。そんな中、4人の見送りを受けて無事8時5分発の特急列車の席におさまりました。シルヴィアが埃だらけの窓をキャンバスに「かんぱい」とひらがなで裏書きしてくれました。


       窓辺のご挨拶   「かあんぱい!」


 フランクフルト中央駅で再びトランクをコインロッカーに押し込み、Sバーンでハウプトバッハ駅へ。駅構内で野菜市をやっていたので少し果物を買いました。
 橋を渡り、ようやく蚤の市が見えてきました。ここはデュッセルドルフなどと共にドイツで有名な蚤の市ということで、どんなにすてきな「がらくた」があるのだろうと期待していた奈々子と十亀さん。行ってみると私には首をかしげるものばかり。さすがに二人も食指の動く品物が無く、見学だけで終わりました。途中、持ってきたパンや果物で簡単ランチ。すぐ側には著名な美術館もあったのですが、寒くて疲れもピークでしたので無理に薦めず、橋向こうのクリスマスマルクトを歩きながら冷えた体を温めたくてカフェを探しました。レーマーベルクの裏側に奈々子が1軒発見。ここでお茶をしてホッと一息。またゆっくりヒュッテを見たり、ドームを見学したりしながら駅に戻りました。

         

 

                     


 4時15分の列車に間に合わなかったのでトーマスに電話をし、4時45分の列車があるからと教えてもらってグローナウ駅へ。トーマスと無事ホームで出会い、挨拶してホッとしたのでしたが、車に乗ってから「なんで緑はメールを見なかったんだ」と質問されました。こんな時のトーマスはちょっと厳しい顔になります。私のガラケイではメールが見られないこと、ショートメールもドイツのスマホには何故か通じないこと、タブレットは無料WiーFiがあるところでしか使えないことを言うと、街中にいくいらでも無料のスポットがあるだろうと更に厳しい顔。それがどこにあるかもわからなかったので、ただただごめんなさいと謝るばかり。このとき、「次回来るときは最低スマホに切り替えよう」と決心しました。


          ルースのクリスマスリース


 ルースはにこやかに迎え入れてくれて、トーマスも十亀さんや奈々子の猫の写真を見せるともう笑顔でした。夕食にはレンズ豆とニンニク、ソーセージ、ジャガイモを長いこと煮込んだスープ、パンとカプチーノをいただきました。やはり若者のお腹を考えてくれた手料理でした。夕食後に散歩に行くというと若い二人はびっくりしていましたが、一緒におつきあい。暗い夜の散歩も稀有な体験になったことでしょう。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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