リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

100. ロストックのクリスマスマルクト

2017年06月03日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅 No.56


      

        ヨーラの家につくと玄関横の木がクリスマスツリーになっていました     部屋ごとに窓辺の飾りがともされていて、一月前とは違う顔


 ◆12月5日(月) 中世のクリスマスマルクト  8856歩

 8時40分にペーターが迎えに来てくれることになっていたので6時20分頃に起床。今日もよい天気。
 昨日残った食材でインゲンと人参の炒め物を作り、サラミとサラダ、十亀さんが成田空港で買ってきた中華麺カップなど、ありとあらゆる残り物をできるだけお腹に納めました。残りはリュックへ。ゴミの片付けもして準備完了というところでちょうどペーターから電話。このあと重たい私のトランクは十亀さんがいつも持ってくれました。1階まで下りるとちょうど大家さんのドアが開いていたので、最後のご挨拶。本当にお世話になりました。ペーターの車に3つのトランクを詰めるのはもうすっかり慣れたものです。ヴュルツブルク駅には早めに着きました。ペーターとは駅前でハグしてお別れ。ありがとう! いよいよロストックへ出発です。

 9時29分のハンブルク・アルトナ行きの特級列車に乗車すると、予約した席はボックス席でした。隣はハノーファーまで空席なので、ゆっくり使わせてもらうことができました。十亀さんと奈々子は朝からドイツビールを味わい、あれこれいただいたお菓子などをつまんでいます。遠足のようです。外は好天で霜が木々を白く染めていてきれいです。動画を撮り、窓の外を眺めたり日記を書いたりして過ごしました。


 ハンブルクでスタバの珈琲を飲み、駅のショップを見て回る二人。私はトランクの番をして待ちます。乗り換えの特級列車は午後1時24分発。またもボックス席で、乗ってすぐに昨日の残りのお寿司を広げたら、あっという間になくなりました。結構美味しくできていたのだと改めて思いました。
 ロストックに時間通りに到着。ドイツの旅で、長距離列車がこれほど時間ぴったりに発着したことは珍しいのでびっくりでした。ヨーラとヘルヴィックとは1カ月ぶりの再会です。奈々子と十亀さんは約1年ぶり。車の後ろに二つトランクを入れ、奈々子のトランクはヘルヴィックが膝の間に持って車に乗ってくれました。ヨーラの家に着くと、可愛い窓飾りがたくさんおかれて灯りが点っていました(写真・上)。


 珈琲をいただいてからフェリーで町へ。車だと遠回りになるのですが、フェリーだと10分で向こう岸に着き、そこでクリスマスマルクトを見られるのだそうです。マルクトには普通のタイプと中世のタイプとあるけどどちらが良いかと聞かれて中世を希望しました。本当にそこにはちょっと妖しげな雰囲気がただよっていました。テントの中でチャイを飲んだり、手造りの帽子を被ってみたり、斧を投げるコーナーなんていうのもありました。魔女にこそ会いませんでしたが、ヨーラが魔女のような存在なので充分楽しめたマルクトでした。


           

        この左手、修道院の庭が中世のクリスマスマルクトになっていたようです


       

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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