リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

84. バス停を探して走り回った日

2017年05月18日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅 No.40

 

        

   なんというレストランだったか忘れましたが、乗換駅のある古いレストランで見たシャンデリア。リーメンシュナイダーも何点か作ったことがありますが、未だ使われているのに驚きました。  

      

◆11月17日(木) ブーツを買った! 9976歩  

    ヴュルツブルク → グロースラングハイム → ゲロルツホーフェン → シュヴァインフルト → ヴュルツブルク

  今日は昨日と入れ替えた遠出プラン。朝8時58分のバスで出発。コーブルクに行った日と較べてずっと暖かい日でした。2010年、14年にも泊まったキッツィンゲンは懐かしかったのですが、町を歩くゆとりまではなく、駅前から10時10分発のバスに乗ってグロースラングハイムへ。ここには聖ヤコブ教会、アントニウス礼拝堂の2つの教会があり、両方にリーメンシュナイダー作品があるのです。一部写真がよく撮れていなかったため、もう一度訪ねました。

 このあとゲロルツホーフェンまで途中乗り換えてバスで行きました。ここも写真の撮り直しです。以前、この街で取材を受けたことがあり、ローゼンクランツの全体像がよく写せていなかったことが気になっていました。でも行ってみたら、何と教会の名前が違っていたのです。気が付いて良かった。帰りは戻るバス便がないので、更に乗り継いでシュヴァインフルト駅まで出て、列車で戻ってきました。午後4時前にヴュルツブルク到着。

 駅前のいくつかのショップに入って、気になっていたブーツを探しました(最初は良い靴を買うつもりでいましたが、もうそんなこと言ってられないぐらい寒くなってしまったので)。暖かく、足首もしっかり保護してくれて履きやすいというのはなかなかなく、ようやく1足見付けて買ってしまいました。これで明日から安心して歩けそうです。

  ところで、今日お隣に夫婦が入室しました。構造上顔を合わせることは少ないのですが、こちらの部屋に響くような大声で夜遅くまで話すのがとても気になります。部屋の壁が筒抜けなのでしょうか…。


  ◆11月18日(金) バス旅の怖さ 7263歩

  今日は一日中バスで移動します。ヴュルツブルク→ヴェルトプラッツ・タウバービショフスハイム→ピュルフリンゲン→ケーニッヒハイム→タウバービショフスハイム・バスターミナル→ヴュルツブルクと、5回も乗り換えるのです。そのため、ヴュルツブルク駅前のバスターミナルで乗るときにどんなチケットがあるのか運転手さんに聞いてみました。すると、5ゾーン一日券というのが12ユーロであるというのです。これで安心です。

 ところが最初の乗り換えで躓いてしまいました。この頃のバスは前に電光掲示板で停留所名が出てきます。そこに乗り換えるヴェルトプラッツ・タウバービショフスハイムが表示されたのでブザーを押して下車しました。ところが乗り換えるような大きな停留所ではないのです。時刻表も他のラインが載っていません。ここで躓いてしまうと今日一日がめちゃくちゃになってしまいます。幸い、まだ20分ほど次のバスまで時間があるので近くのお店、車に乗っている人などに聞いて回りました。ところが慌てていると言葉がよくわからないのにわかったつもりになって90度方向を間違えて急いでしまったのです。みんな大きな停留所だから見ればわかるというのにそんなのどこにもないのです。ちょうどそのとき、雷が鳴って雨がザーッと降り始めました。踏んだり蹴ったりとはこのこと。大急ぎで傘を出し、雨に濡れながらまたしても他の人に聞いて、ようやく方向が違っていたことがわかり、走りました。あと5分というところでようやく「あそこだ!」と大きなバスターミナルが見えてきました。大きなターミナルで、どこに私が乗るべきバスが来るかはまだわかりません。急いで行き先を見て歩いていると今朝ヴュルツブルク駅で同じバスに乗った若い黒人女性が立っていたのです。「これはピュルフリンゲンに行きますか?」と聞いたら「行きますよ」とのこと。ホッとしました。彼女が待っているということは間に合ったということです。雷に大雨というショッキングなスタートでしたが、これで何とか今日のコースを回れそうです。彼女に停留所の名前が出たので下りたのに全然違っていたと話すと、「時々早めに出ることがあるのよ」と言っていました。そう言えば、アパートの停留所もいつも一つ手前で表示されます。それで下車してしまうと訳がわからなくなります。地元の人はわかりますが、慣れない人が乗ったときには怖いことです。何とかしてほしいものだと痛感しました。
  このあとは全て順調に乗り継ぐことができました。この日訪れた教会はそれでも2つだけでした。ピュルフリンゲンの聖キリアン教会(写真・左)とケーニッヒハイムの聖マルティン教会(写真・右)です。どちらもバス停のすぐ近くだったのでその点は助かりました。

 

         

     どちらも所属の町はケーニッヒハイムです


 今日は、週末に入るのでレーヴェで買いものをして帰りました。アパートとの往復を入れると今日は8回もバスに乗ったんですね。さすがに疲れました。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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