リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

73. ハンブルクも雨でした

2017年05月07日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅 No.29

 

           

            ハンブルクの夜景 

 

▼ハンブルク 11月6日~11月7日(1泊)
  ◆11月6日(日) ハンブルクのマドンナ 9710歩


  私は12月にまたロストックに来るのですが、三津夫はこれでお別れ。朝、モーヤが三津夫の側にやってきました。人見知りの強いモーヤが自分からやってくるのは珍しいそうです。しばし別れを惜しむ三津夫。

 

 

                    


 朝食にはヨーラが卵かけご飯を作ってくれました。しかも黄身が二つずつ入っています。私には少々多めの朝食でしたが美味しくいただきました。
 準備も早めに整い、9時50分にはロストック中央駅のホームへ。シュトラールズンド駅始発の列車でしたがガラ空きでした。予約はしていませんでしたが、ハンブルクからの予約が入っている席があったので、そこに座ることがでました。ゆっくりと日記を書きました。

 ハンブルクは小雨でどんより暗く、寒い日です。ホテルは駅前ですぐに見つかりました。まだ午前中なのでトランクを預けるか、チェックインできる部屋なら自分でトランクを運ぶことになるけれど、どちらにしますかと聞かれました。何段ぐらい運ぶのか尋ねると8段位と言われたので、それならチェックインしますと答えたのが間違いのもと。上がって下りてまた上がってと、階段は合計30段位になって、部屋に入ったときは汗だく。
 ハンブルクに泊まったのは、工芸博物館にある聖母子像を見たくて3回ほど空振りしていたからです。ようやく改装が終わって初めての拝観。一眼レフを持って出かけました。駅で簡単に軽食をとり、すぐ側にある博物館へ。ようやく見られた聖母子像をゆっくり写せたのは良いのですが、背景がカラフルなステンドグラスで何とも雰囲気が合わないのです。ここの聖母子像はリーメンシュナイダーの工房作品で、保存状態もよく、気品があります。静かな背景にこそ映えると思うのですが。
  他の展示もあまりピンとくる作品がなく、ホテルに戻って休みました。夕方にはシュヴェービッシュ・ハルで一緒だった亜美さんと待ち合わせをしています。それまでメールのチェックをしました。ヨーラの家ではWiーFiがなく、メールのチェックができなかったので気になっていたのです。インターネットはすぐに繋がり、ホッとしました。階段のことさえ無ければよいホテルです。ヨーラからは、「家に戻ったらモーヤが三津夫がいつ帰ってくるかと玄関で待っていたわ」とメールが届いていました。ちょっと切ない気持ちになりました。   

 4時30分にホテルのロビーで待っていると、35分に亜美さんとパートナーのヤンがやってきました。背の高いヤンと小柄な亜美さん、親しそうです。小雨の中を少し歩きませんかと港まで案内してくれました。彼等は傘をさしません。この港で二人は出逢ったのだそうです。おとなしそうなヤンは中華料理店で食事をしている際に、12月に日本に行くのだけれど、23日にジブリの美術館を見たいのだと話していました。私は確かジブリは予約が大変だと聞いていたので、食後にホテルに戻り、あれこれ調べてみて、11月10日に予約をしておかないと入れないことがわかりました。三津夫もまだ帰国していない日で、「もし友だちに聞いてみて予約ができそうだったら頼んでみるわ」と話してこの日は別れました。こんなことが頼めそうな友だちは、一緒に憲法問題、政治問題の活動をしている松井さんしかいません。早速メールを出してみました。するとローソンで予約するという面倒な用事を快く引き受けてくれたのです。東京は初めてというヤンの事情もあるし、どっちみちチケットの名前を確認してから中に入るという厳しいチェックがあるため、私がヤンと一緒に行くということにして予約をお願いしました。しばらくして松井さんから無事にチケットが取れたとお知らせがあり、ホッとしました。ヤンも亜美さんもとても感謝していました。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

コメント
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