梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

Apinkを見る①

2015-02-21 22:07:05 | 日記
  私はうまいと思いました。しかし後ろにいた男性は、最後に、「あまりうまいとは言えないな。」とぽつりとつぶやいて出ていきました。

   考え方は様々ですね。私が見たところでは、Apinkの子たちは、おそらく唱歌を歌わせたら他のどのグループの子たちより上手に歌いこなすと思います。彼女たちの歌唱力はそういう類のものです。一般に、プロの歌手に唱歌を歌わせると一発でボロが出てしまいます。その意味で彼女たちは本当に歌唱力があると思うのです。

   午後2時。セブンイレブンに行って中国語のテキストのコピーをして、読売旅行の申込書を投函して、シャワーを浴びて、髭を剃って・・・・・・・開場5時、開演は6時だろうと勝手に思い込んでいたのです。しかし念のためチケットを確認すると、なんと開場4時、開演5時とあります。急いでパソコンで行き方の検索をしました。

   会場は豊洲ピット。豊洲なんて、私の頭の中では何にもないただの埋め立て地。最寄駅はゆりかもめの新豊洲駅とあります。そこへ行くには・・・・なんと乗り換え4回が一番早く、乗り換え2回が一番時間がかかります。その差30分。途中、清澄白河だの月島だだの豊洲だの、聞いたこともないような駅で乗り換えに次ぐ乗り換えをしなければなりません。新橋経由で行くのが一番気持ちが落ち着くのですが、ここへきて30分の違いはあまりにも大きいではありませんか。止むなくこの訳の分からない路線で行くことに・・・・。

   途中、どこへ行っても中国語が鳴り響いています。春節の休みを利用して来日している中国人がいかに巷に溢れているか実感しました。母子の会話は易しいので、内容が明確に聞き取れます。それなりに力がついていることを実感。豊洲駅でフランス語も聞こえてきましたが、大学卒業後40年も離れていた言語なので、フランス語であるということだけしかわかりませんでした・・・・。一応成績は評価Aだったのに。

   豊洲駅に着くと、豊洲ピットに行く人はこちら、と方向指示の張り紙がしてあります。ここでゆりかもめに乗り換えて一駅なのですが、張り紙がしてあるところを見ると、豊洲ピットというところはかなり繁盛しているようです。

   新豊洲で降りてみると、豊洲ピットは一目瞭然。駅を出た途端、すぐ向こうにちょっとしっかりした、窓の無いプレハブ建築が見えます。そこが豊洲ピットです。道路は少し迂回しているので、皆さん間にある駐車場を無断で突っ切っていきます。左手前方にはベイ・ブリッジが見えます。このあたりは高い建物もなく、未だに埋め立て地の気配が濃厚に残るところです。

   さて、あわてて家を出てきた私ですが、それは要らぬ努力、正に徒労でした。豊洲ピットの前は人だかりができており、係員が「200番から210番の方、入場してください!」とハンドマイクでがなり立てているではありませんか。私は2772番。もっと遅く家を出てくるべきでした。この会場は座席が無くオール・スタンディングなので、前の方から番号順に詰めていくということなのです。

   外で待たされている内に、定例により、来場した皆さんの様子を観察します。土曜の夕刻ですが、KARAの公演のような、チビッ子は一人もいません。見たところ、最低でも中学生から、という感じです。有り難いことに、私世代の男性も相当数混ざっています。最も多いのは、学校帰りの高校生女子から20代前半の女性でしょうか。しかし予想に反して、男性が沢山詰めかけていたのが少々意外でした。いかにも気の弱そうな高校生風男子がひとりぼっちでやって来ています。手にはApinkグッズのタオルと団扇を持っています。思うにこの団扇、日本独特のアイドル文化なのではないでしょうか。

   その他の客たちも、あまりとんがった人はいません。清楚が売り物のApinkだからなのでしょうか、女性は全般に清楚にまとめて来ているような気がします。Apinkは女子の制服風の衣装がメインなので、ファンにもあまり工夫の余地がないものと思われます。いっそのこと制服で?来ている女子高生の姿が結構見かけられました。

   私同様待たされている客の中に、ひときわ目だづ若者がいました。真っ白いダウン・ジャケットに、韓国の女性アイドルの「名札」が、ピンで留めてあります。すべてハングルです。KARAのものもあれば、少女時代のものもあります。当然本日の目的であるApinkの「名札」も。その他、結構韓国通である私も知らない名前が沢山含まれています。この若者、完璧な韓国フリークなのでしょう。行っていない公演は恐らく皆無なのではないかと思います。背中は名札、そして胸の側には韓国女性アイドルたちの顔写真バッジが余すところなくピン止めしたあります。名札だけで軽く100を超えています。

   そして物好きな私は、その名札を一枚一枚確認していきました。ハラ、ギュリ、ボミ、ボラ、テヨン、ウンジ・・・・・。しかし、本来あって当然である一枚がないことに私は気づきました。それは少女時代のユナ。これだけ頑張って集めているのに、なぜユナだけない?さすがに本人に問いただすことまではしませんでしたが、本日唯一にして最大の謎なのでした。