梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

やはり結婚式は・・・

2015-02-15 15:01:27 | 日記
   今日は内容にまとまりがありません。

   この世に、私と一対一で対談を求めることが出来る、勇気ある卒業生女子が二人います。もっとも一人は相方なので、特に勇気は必要ではなく、単に向こうの気が向いたときに自由に声を掛けてくるという感じなのですが、一般の卒業生からすれば、向こう見ずな行為なのではないでしょうか。最も、ある高校の卒業生の女子が他2名の女子と一緒に私と会って食事をした際には、その妹・妹も教え子なのです・が、「おねーちゃんうらやましい。」といったそうなので、潜在的需要はもう少しあるのかもしれません。しかし、現実には私に対する需要は極めて限られているといっていいでしょう。あるいは卒業後まで叱られてはたまらんと思っているのかもしれません。

   昨日はSAORINと二人で上野で食事をしようということになり、不忍口で落ち合いました。しかし、不忍口の前まで行っても、目指すSAORINの姿が見当たりません。目上の人間と会うときに遅刻をするタイプでは無いのだが・・・と思いつつ目を凝らします。その変に人待ち顔で立っている20代半ばの女性を見繕っていると、いました。思わず「へんしーん!」と叫びたくなるようなSAORINの姿でした。

   SAORINといえば、在学中から前回会った時まで、一貫して「ダサい」と言われても言い返しがたいような、とても地味な出で立ちが特徴の子でした。眼鏡を掛け、すっぴんで、服の趣味も「自分を引き立てようなどという野心はひとかけらもない、これでいいのかと言いたくなるような女子だったのです。

   しかし今日は違いました。眼鏡はなし。顔もきれいに化粧を施し、一目でわかる会社員デビューという姿。胸にはひときわ輝く、一流企業の社員証が輝いておりました。どうやらアルバイト人生に見切りをつけて、正社員として就職したようすでした。

   実は、SAORINを通じて、私は女性が共通して持っている切なる願望の存在を再確認したのでした。高校在学中は典型的なオタク女子で、アニメに夢中になっており、身近な三次元の男子には興味がないのかと思われていましたが、内に秘めた情熱は誰にも負けていなかったようです。気がつくと、果敢にも同棲を始め、そして入籍を果たしておりました。現在は挙式の費用をためるために頑張って働いているとのことでした。

   SAORINと一対一で会っていて困るのは、彼女があまり自分から話をする方ではないということです。自分からあまり話をしないのにどうして会って話をしようと思うのかは謎ですが、一応それが彼女のスタイルなのです。こうなると私は大変です。私自身、自分からガンガン話をするタイプではないので、気をつけないと座が白けきってしまいます。かくして教え子の女子との体面にはふさわしくなく、ひたすら私の方が座を持たせるために話しまくるという形になってしまったのでした。

   これが相方が相手だと、話が途切れたからといっていちいち気にする必要もなく、第一、5時間くらいなら向こうが話し続けてくれるので、何の苦労もないのですが、SAORINが相手だと私もさぼっておられず、なかなか修業になります。まあ、たまにはこんなのもありかな、と思い、頑張ってしまいました。

   この日私があえてしたアドバイス・・・・。結婚式は身内だけでこじんまりとやろうかと・・・・という話になったので、私はあえてその逆を勧めました。考え方としては否定する気はないのですが、そもそも結婚式というのはこの二人が結婚したということを、二人が所属する小さな社会に向かって宣言し、以後よろしくお願いしますという儀式という側面があります。そうでしないのであれば、式自体執り行う必要がないのです。

   実は私自身は結婚式をしませんでした。しなかった結果、やはり結婚式というものはした方が良いのだという結論に達しているのです。先輩の一人からは、「いつかそういう人間が出現するかもしれないとは思っていたが・・・・。」と、意味深な言葉を頂戴しました。中にはお祝いと称して、自分が他の結婚式で引き出物として貰って来た重箱を、裸のまま持って来てくれた、50代の先輩もいて、その時は本気でその先輩を殴り飛ばしてやろうかと思いました。しかし、他にも、結婚するという話を誰も聞いたことがないのに、結婚したという事後報告だけをした教師が、先輩から酷評されていたので、やはり結婚式は必ず行い、職場の同僚や先輩は招待しておくべきだと思います。

   まあ、そんな訳ですから、これから結婚する皆さんは、多少なりとも見栄を張った結婚式を盛大に挙げておくことをお勧めします。卒業生の中にはウエディングドレス姿で赤ちゃんを抱いて記念写真に納まっている子もいます。事の前後関係はともかく、式は挙げておきましょう。