梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

中国語は難しい・・・発音が

2016-01-25 18:46:34 | 日記
今日は東亜学院の上級の日。通い始めてもうすぐ5年。入門クラス・初級クラス。・中級を飛ばしていきなり中上級クラスに入ってしまった私。授業見学もせず、大胆な入学を果たしました。しかし、そこに多少の誤算があったかもしれません。

   東亜学院という学校は、入門クラスで徹底的に発音をたたきこむというのが基本方針であるにも関わらず、私はそこをすっ飛ばして3階級上のクラスにいきなり入ってしまった訳です。実力的には十分であったと思っていますし、中上級のテキストを2,000回も暗唱したので、基礎はバッチリ・・・というのが落とし穴でした。

   実は東亜学院での授業のほとんど、特にこの4年間はS先生のクラスを二つ選択して受講して来たのですが、今週と来週は何かの都合でS先生はお休みとのこと。急遽他の先生が代講をしてくださることになりました。

   S先生の場合、ご本人の性格がけっこうズボラ、ご主人は日本人ということで、私たちの扱いは鷹揚なものなのですが、4人の生徒は私と同じくずっとS先生一本で通してきたために、仲間意識のようなものも芽生え、また、私たちの発音が少々悪くても先生の方で聞き取ってくださるため、発音が少々ないがしろになっていました。

   そこへ急遽やってきた代講の先生、とにかく私たちの発音の悪さを徹底的に指摘します。いつも聞いていれば慣れてしまう発音も、初めておいでになった先生の耳にしてみれば、改善の余地があまりにも多いという判断だったようです。そこで、S先生なら5ページ進む問題演習も、本日はたったの1ページ進むのがやっと。私たちが自分たちの未熟さを思い知らされることとなりました。

   もっとも、3か月の短期北京留学を終え、発音が目に見えて上達したOさんも情け容赦なく厳しい指摘を受けていたので、必ずしも私ばかりが未熟者という訳ではなく、中国語というのはおじさんたちが身に着けるにははなはだ難しい言語なのです。同じように見えて、きちんと発音しなければ「枕」が「注射針」になってしまうのですから、なかなか大変です。

   それでも、私の場合、読解においては恐らく他の誰にも負けていないとは思っています。他の人の質問を聞いて、なぜそこがわからないのかといぶかしくなることがよくあります。おそらくは、高校時代漢文大好き少年であったことが、今になって実を結んでいるのです。

   現在使っている上級のテキストは、相当手ごわい代物のようです。S先生も、「私の母親はこれを読みこなせないと思います。」とおっしゃっていましたし、代講の先生も、蛍光ペンでマークしたり、いろいろと書き込みをしたりして授業に臨んでおられ、また、「このテキストかなり難しいです。」ともおっしゃっていました。

   私はこのテキストの文章で、意味が取れないものはほとんどありません。その意味ではかなりいい線までたどり着いています。問題はやはり発音です。どこかで発音だけ、一からこっそりやり直そうかと思っているところです。ここまでたどり着いたのに、発音が悪くて通用しなかったら、もったいないではありませんか。