つれづれなるままに  830 東北・北陸の旅   福井

2009-06-21 16:11:27 | 旅行

東尋坊、日本海が削った岩肌、自然が長い時間をかけて造り上げた芸術品、輝石績安山岩の柱状節理は世界でも3箇所しかないといわれています。平均高さ25mが1キロにわたってそそり立っています。遊覧船の乗り、海から眺めたら、もっと壮観なことでしょう。

  

東尋坊の名の由来を観光客案内人のお姉さんが話してくれました。昔、酒好きで、評判が悪い東尋坊と言う名の坊さんがいました。他のお坊さん達は彼を何とかしなければと思い、ある時、この岩の上に彼を呼び酒盛りをし酔わせ、彼を岩の上から突き落としたそうです。その後何ヶ月にも渡って海が荒れ狂い、この岩を彼の名をとって東尋坊と名づけ供養したと言う事です。今なら殺人ですね。

 

丸岡城

今から420年前の1575年、織田信長から北陸地方の一向一揆を平定するため、当時丸岡の東北4キロにあった寺坊を焼き払った恩賞として柴田勝家に越前の国が与えられ豊原に城を築きましたが、翌年この丸岡に移り住みました。

名文句、「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥せ」本田作左衛門重次が陣中から妻にあてた手紙です。

   

         

永平寺、余りにも有名な曹洞宗大本山、曹洞宗の開祖、道元禅師が開いた参禅道場、樹齢7百年の杉木立の中に法堂が点在しています。3泊4日の日程で座禅修行も行なわれているそうです。下界を離れ厳かな気持ちになれかもしれません。

  

 

那谷寺、先に紹介した芭蕉も訪れ句を詠んだ所でもあります。京都の苔むした庭を連想させる静かなお寺で洞窟内には岩屋の胎内をくぐり、人としての罪を白く清める霊場でもあるようです。