≪ 2021・1・16 掲載 ≫
殺害行為日は、2015年3月2日、未明。
まだまだ春遠き、雪深い、北陸の地。福井県勝山市郊外。
街道から、おおきく外れた、人間がなにをしょうと、人目に付かない、橋のたもと。 そこに停車し、被害者所有の軽自動車の中で、念入りに、確実な死を遂げる、3度もの首絞め。
絞殺、冷静に、死に絶えたことの確認後、考え得る、あらゆる、妻をもだます、「偽装工作行為」と証拠隠滅。
その後の、身柄拘束。、逮捕勾留されたのち、殺人罪で、起訴された。
地元、福井地裁で、審理重ねて・・・・。
ニュース映像の、その、被告人の、「赤とんぼ先生」こと、前園泰徳(まえぞの やすのり)。
逮捕時までは、千葉県の、私立・東邦大学から転じて、国立の、福井大学 教職大学院 特命准教授。
実態は、身分不安定、1年ごとの、契約更新問われる「特命」。時間給、供与。赤とんぼの、生態研究に対し、公的助成金、もらっていたが、すべて、独り占め。助手、無給。出すのは、精液だけ。
事件発覚で、即日、失職。
妻と、幼い2人の子どもにも見放され、、離婚、承諾。獄中で、押印、署名。
住んでいた市内長山町、2丁目に建っていた家は、借家。
県内で、赤とんぼ生態研究の、第一人者と、自負していた人生は、一夜にして、転落、壊滅。
元・先生。
公判廷で、殺人行為そのものは、動かしがたい事実も有り、認めたものの、
被害者である、菅原みわ・東邦大学 大学院、休学中の大学院生に、先生ならぬ、魔王様、殺してくださいと、懇願されて、やむなく、絞殺した
したがって、「嘱託殺人」に、過ぎない。
食卓、否。嘱託が、判決で認定されれば、最高刑でも、人殺しておいて、懲役7年という、おいしさ。
それ、認定されたもんなら、この経緯の2人の軌跡と心情と、実態において、奇弁&詭弁としか、言いようのないシロモノ。
だが、弁護人、男女、地元の2人。 調べていくと、腕っこきの、有能、国選弁護人。えん罪も手掛けた、正義派。
かたや、法廷立ち合い検察官。男女、まだ経験さえも若く、幼い、1人づつ。
・・・・あきれはてるほど、無能。
裁判員に、菅原みわという25歳の女性の、セックスの道具の愛人に、墜ち果て、狂おしいばかりの、結婚願望、激しく揺れ動く複雑な想いと、自由自在に、いいようにこき使う魔王様の、非道ぶりを、
彼女の、遺された文面の数々を、引用し、せつせつと、裁判員に、訴えもせず。
死にたい・・・・・・という、つぶやきが、真意か、どうか・・・・・
まずいなあ・・・・・・。
裁判長の、入子光臣(いりこ みつおみ)の訴訟指揮も、まっずいなあ・・・・・・。
危惧感、傍聴しつつ、次第に、膨らんでいった。
バーン!
想いは、飛んぼ、爆発。
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世間の耳目を集めて、福井地裁。
ひとしきり騒ぎ立てた、わいわい、ワイドショーは、すでに、見向きもせず。
懲役13年の、論告求刑に対し、庶民の感覚、受け止め、反映すると期待された、6人参加の裁判員裁判にもかかわらず、出た結論は、わずか3年6月という、求刑4分の1程度の、軽微な実刑判決。
それも、嘱託の、最高刑の、半分に過ぎず。人生、一時、休憩しましょ、程度。
おいしい嘱託、食卓、むしゃむしゃ。
判決文、いわく
「被害者である、菅原みわは、犯行時、精神的に、不安定な状態に、おちいっていた」、
「されど、自己の意思を有していた、可能性はあった、と認定できる」
「殺してくださいという、嘱託の意思が無かったとまで、認定出来るには、合理的な疑いが生じる」
微妙で、おかしく、日本語として、奇異、不可思議な、苦しまぎれの言い回しながら、結局、判決で、嘱託殺人を、ほぼ認定。
裁判員には、被害者の心情、届かず。届かせず、かも。
というのも、証拠採用の、認定に、片寄りあり。当時、頻発していた、裁判員という、シロート軽視傾向の、1例ともなった。
当然の如く、被告人は、控訴せず。
で、その後の2週間の控訴期限、待たずして、早々に・・・・・無能法廷立ち合い検察官、力説して、真剣に協議・・・・したのか、どうか・・・・・
福井地検としての、結論。
驚くなかれ・・・・・控訴せず。
おいおいおいおいおいおいおいっ・・・・・・
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赤とんぼ先生、すんなり、服役。
判決期日は、2016年9月29日。犯行後の、逮捕勾留開始から、約1年半後。
なので、ソレ、算入されて、実質、刑務所には、2年ほど。 模範囚として、なかで認定されていれば、わずか、1年半ほどの、「お勤め」で、シャバに、晴れて、復帰。
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やりきれぬ遺族の心情は、民事での闘いに移る。
マスコミや、世間に、訴えることは、一切せず。 むしろ、拒否。
損害賠償請求というカタチで、刑事の判決後の、半年経て、翌2017年3月22日、提訴。
遺族となった、父親を筆頭に、母親、姉、妹。
家族4人の慰謝料、逸失感情、もろもろを合算請求。総額、1億2223万円。
当時は、前園は、受刑者。財産らしきもの、は皆無。
だが、命は、カネに換えられぬとはいえ、その方法しか、選択無し。
それまで、かかった家族の、福井への諸経費。男性弁護士2人の、事務所のある千葉市から、法廷に毎回来てもらった、福井地裁当時からの、すべての巨額の費用も支払わねばならない。
、訴えは、タダでは済まない。 申請にあたり、38万6000円を支払わなければ、ならず。現金、ないし、印紙で。
初公判は、2017年5月10日。
短い法廷後、最初にして、最期の、記者会見。 父親が、代表して、力説したのは、娘は、死にたがってなんかいなかった。絶対に!という、激しい怒りに燃えた、想い。
前園泰徳に、絞殺されたのであって、殺人罪を適用すべき、事案であった、と。
以後、プッツリと、遺族は、クチを閉ざす。
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公判、2回目以降は、法廷、使用せず。
民亊1部の、事務室、奥の個室、使用。
1か月から、1か月半に1回。所要時間、短い時間ながら、事実上、書面の出し合い、文字での、つばぜりあい、応酬合戦。
すべて、非公開。
前園が、早々に、シャバに出たのちも、当人、参加、出席せず。
彼の、男女計2人の弁護人のうち、ひとりが、今でいうトコロの、リモート出席を、積み重ねてきた。
裁判長は、東京地裁から転じた、小濱浩庸(こはま ひろのぶ)。
それに、青木浩史、鈴木千恵子の、計3名。
だが、記録を閲覧したり、担当書記官に、実態を聴く限り、事実上は。小濱1人が、担当し、原告と被告の、双方の意見と、請求を聴き続けるも、落としどころ、皆目なし。
どちらも、一歩も、譲らず。
合意に至るところ、まったく無しと、知る。
非公開のうえ、マスコミ、拒否。
宇宙の果ての、平行線・・・・・
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何度か、チャレンジの結果。
当時まだ、定年退職前の教師をしていた、菅原みわの父に,接触、やっと成功。
学校に☎。
当人、電話口に出るものの、怒りまくり。
「なんで、非通知でかけてくるんだ。失礼だよお」
んんん。。。。。。
しばし、気を落ち着かせてと。
「裁判。こちらの想うように、進んでおりますよ」
「なにしろ、今度ばかりは、逆に、向こうが、嘱託殺人であったことを、すべて、事実を提示して、立証しなければ、ならなくなっているんですから」
福井県の勝山市まで、何度かおもむいて、前園と、話し合った印象を、つらつら、聞いてゆく。
「娘がねえ、前園と、そのような関係になっているとは、まったく、感じませんでした」
「世間で、よくある、先生と、助手の関係でしかないとばかりに、思い込んでました」、
う~ん・・・・・
---今、前園は、すでに、出所しているはずなんですが、どこにいるのか、知りませんか?
「さあ・・・・こちらも、知りたいくらいなんですが。千葉県の実家に、身を寄せているのかも知りませんが、ワカリマセン」
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その後、なんと、小濱・裁判長が、千葉地裁から、消えた。サッと、消えた。
定年退官には、コチラも、少し早い。
転任先すら、判明せず
他の、左右の陪席裁判官は、転任したことなど、判明。
その後、千葉地裁は、この民事裁判の裁判長に、高取真理子を、あてがい、担当させていた。現在、54歳半。
高取は、仙台地裁で、「3・11 三陸沖、超津波大地震被災者」の、民事裁判を、かつて担当。
ネット上では、叩かれている。
その後すぐ、東京地裁に転じ、そして、あわただしく、書面での、引き継ぎ終えるように、この「赤とんぼ先生」民事裁判担当を、申し付けられている。
とはいえ、非公開の審理の上、昨年からの、新型コロナウイルスの余波で、民事裁判公判廷が、中止や延期相次ぎ、この裁判も、期日、何度も流れていった。
そのうち、小濱が、さかのぼって、退官したことになっていることが判明。
通常であれば、全国のどこかの地で、弁護士事務所を開設するか、イソ弁と言って、どこかの法律事務所に、所属するのが相場なのだが、それをしたのは、かなりの月日を経てから。
入院でもしていたのか。現・所属事務所は、個人情報を盾に、取り次ぎもせず・
さて、流れ流れて、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年の、8月19日、2回目の公開法廷にして、被告人質問を行なうことが、決定。
約4年振りの、法廷で、魔王様の、そのお姿をみることになる。
それも、裁判長が、女性なら、左右の陪席裁判官、すべて、女性と知る。
お堅いと想われがちな、女性裁判官3人が、これまでの、ぶ厚い刑事裁判記録や、「殺してください」と、当夜、から、未明、朝方にかけて、頼んだ・・・・・・とされている、ことを、どう、おのおの、受け止め、「魔王様に」接するか。
大きな関心が、新たに、湧きあがってきた。
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夏の1日。
601号法廷で、3時間余りにわたって、繰り広げられた、あきれ果てるほどの、死人にクチなし、「嘱託殺人 前園泰徳 独り芝居劇場」は、後篇で、詳細に打ち込みます。
すっかり、変貌させていた、容姿。
女性裁判官が、あからさまではないが、
魔王様が、マスクをしながら、小声で繰り出す、その言葉、言い訳、弁明を、
「信じら~んない」という、表情を、チラリと、垣間見せながら、追及してゆくサマ。
一息、眠ったのち、打ち込み始める予定です
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1・13.
判決の朝。
とある曲を、繰り返し、聴いていた。
、確実に殺そうと、慎重を期して、鬼畜の如き、所業をしてきた、前園泰徳・赤とんぼ「魔王」先生に、3度も絞殺された、被害者。
単に、精液を吐き出すだけでなく、性道具の、電動オモチャまで、膣に挿入の、クリ返し。
非道の限りを尽くした、魔王様。
都合の良い愛人、であり、タダでこき使えた助手となりはてた、菅原みわ。
妻子のいる家を燃やすと言いながら、車に積んだ、灯油入りの折りタンクに、手も掛けず、降ろしてもいない。
、当時25歳で、その短い人生を、一気に絶たれた、最期の心情を、、重ね合わせて聴いていた。
故・なかにし礼による、作詞、♪ 「ホテル」
各社競作の末、今を去る36年前、昭和歌謡のヒット作として、名高い、知る人ぞ知る、曲。
なかでも知られている歌手は、故・島津ゆたか。、
亡くなる8年前。意図的に、不祥事を起こし、所属事務所を解雇され、歌謡界からも追われ、失脚し、行方知れずに・・・・・・。
歌詞の一節。心に、響き、深く、しみわたる
♪ 奪えるものなら、奪いたいあなた
そのために、誰か、泣かしてもいい