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《 リアル 衝撃裁判 ルポ 中篇 ① 》 「赤とんぼ 魔王様」が、昨年の夏、創り語り尽くした、矛盾あふれる嘱託殺人、独り お芝居 劇場が、5か月後の判決に及ばした影響

2022-12-06 10:06:59 | ・犯罪

 ≪ 2021・1・17 掲載記事 ≫

 2020・8・19(水)

 千葉地裁、民事1部、601号法廷、午後1時半,開廷。

 損害賠償請求訴訟。

 殺害された,菅原みわ。当時、25歳であった。残った父母、姉、そして、妹の、遺族、4人の、合算請求総額、1億2223万円。 

 請求先は、前園泰徳。その当人への、被告人質問だ。

 事実上の審理は、この日で、終幕。

 非公開が、続き、この法廷が初公判以来、公開は2回目。

 初公判のときは、被告人は、獄中にあり、出廷出来ていない。、

 前園、改めて書いておくが、1972年5月7日産まれ。現在、48歳

 

 事件発生日、2015年3月12日。

 福井地裁で、求刑13年に対し、判決、わずか、3年6月が、翌2016年9月29日に下されて以来、獄中生活を経て、1年半ほどで、出所。

 傍聴し続けた者の身になれば、その顔を見るのは、約4年振りとなる。

 世間的に、注目を集めた事件だったが、アリのように、マスコミは、群れて、アッと言う間に、去ってゆく。いつもだ。

 民事ということも有り、傍聴希望者、少ないと見込み、傍聴券の抽選、なし。

 先着、その上、席は 3分の1ほどに、縮小。

 1列、11人に、6並び。66席あるが、「不使用」と、大書された紙が、半分以上に貼られまくり、事実上、26席ほどが、使用可能という、有り様。

 いち早く来ていたのは、いわゆる「傍聴マニア」4人。

 顔なじみらしく、雑談中。だが・・・来るだけで、1行も、外へ、報じない。いくら、ヒマに任せてにせよ、もったいないと思う。

 被害者側の席には、遺族4人、

 かたや、前園側には、弁護人、3人。

 代表は、福井地裁の時も弁護にあたっていたと記憶している、S女性弁護士。

 3人?

 ん?と想い、聴く。

 ---他の2人の男性の方の、お名前は?

 S。 「いや、この場では、ちょっと、控えさせてください」と、やんわり、お断り。

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 この日も、取材に来ていたのは、共同通信、千葉支局の男性記者2人だけ。

 あと、新潮か、ひとり、記者が来ていたらしいが、分からない。

 共同の配信記事は、極めて簡略的に、報じられた。

 被害者から、「嘱託」され、やむなく、殺したと主張とだけ。

 その具体的主張内容には、一切、触れていない。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 裁判官、3人。

 民事1部、合議、

 高取真理子が、裁判長。 傍聴席から向かって左側に、篠原絵里、そして、右側に、瀧澤惟子(ゆいこ)。

 性格などは、分からないが、女性3人が、「嘱託」されたということを、マトモに、とらえるか、どうか?

 期待感が、膨らむ。 福井地裁も、女性裁判官1名いたが、役立たずに、終始していたから。

 ちなみに、高取。1966年7月23日産まれの、54歳。

 小濱ら、3人が去り、交代した3人。 記録を読み込み、相次いで、東京地裁などから転任して、千葉に来ている。

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 書面、確認、「5号証」うんぬんかんうん、

 高取の声、小さく、且つ、全員が大きなマスクしていて、聴き取りにくい。 

 この先が思いやられる。

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 午後1時34分。

 ---被告人、前へ

 被告側弁護士の数,1人、多いと感じていたが、なんと、真ん中の1人が立ち上がり、証言席へ、

 ああああああ、あの、マスク大の男が、前園だったとは! だから、名前拒否であったか・・・・

  マスクで顔の3分の2を、覆っていたうえ、のぞく、両脇は、大きく、刈り上げており、別人のように、見えた。

 黒い背広、上下に、黒いネクタイ。葬式の気分・・・か。

 

 こうやって、コロナの流れに乗り、最大限、マスクを利用し、さらに、深々と帽子かぶり、顔バレ、防止した挙げ句、出所後、身をひそめて生きていっているようだ。

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 質問、始まる。

 被害者と知り合った、平成23年7月30日から、8月4日まで、千葉県館山市で、野外学習をしたことの確認を求める。

 「はい」「はい」という、前園の声、小さい。

 「驚きましたが、突然、自分の気持ちや境遇を話してきて、。相談に、乗って欲しいと」

 「わたしは、幼いころから、母親に虐待されてきて、それで、悩んでいると、言うんです」

 「では、その事を、母親に伝えて、ゆくべきではないのか?といったところ、彼女は、ソレは、出来ないと」

 「では、母親あての手紙を、彼女が書いてみて、私が、読んで、手直ししてあげるから、と」

 「自分からは、母親に、話せないと言うので」

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 その後。 

 「泣きながら、電話掛けてきた」

 「小さい頃から、母に捨てられてきたんですと、いう」

 当の母親。資料の文字を追って、下を向いていた。

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 「小学校2年生から・・・途中から、大学で、自殺を考えていたことがあると、彼女が言うのです」

 、問い質す

 ---極めて、深刻な相談内容だが、他になかったのか?

 「そこまで、プライベートなハナシ、したくない」

  「彼女が言うんです、自分がいない方が、家族が上手くやっていけると」

 「実習の時、彼女の両親とお会いしました。彼女は、明るく振る舞っていたし、家族の前では、感情、出せないのかなと思った」

 菅原みわ。生前、セクハラ被害者ハナシ出る。

 大学院への進学相談の時、下半身を触られたという。

 「母からの虐待の影響で、研究も、うまくいかない」

 「大学に行かなくなった」

「行くのも、こわい」

 別人格などという単語も、飛び出す。

 死人に、クチ無し。何でも、創れる、言える。

 にしても、前園の声、小さい。

 なので、確実に、判明した言い訳のみ、掲載する。

 検察官的立場にいる、弁護側の質問が、フェイスシールドしてても、聴き取れる。

  「事件当夜の事は、詳しい記憶ない」

 「彼女が、車で事故起こした」 「自殺。試みた」

殺された、みわの、姉や妹が、前園の横顔。食い入るように、見詰めている。姉、腕、組んでいる。

 9月の7日の朝、みわ、自殺はかった。

 みわ、全裸で、びしょびしょになっていた。意識、取り戻した。 父が、駆けつけ、(千葉県へと)強制送還しますと、言った。なにかあったら、実家に、連れ戻すと、

 みわ、意識、飛んでいた状態だったという。

 ーーー実家に戻されるの嫌がったんですか?

 「セクハラ、守ってくれる人、居なかった」

  はあ?

 前園、あくまで自殺の原因は、自分の「魔王」ぶりからきたものではなく、大学でされたときいたという、セクハラが原因で、自殺を繰り返すようになったということに、持っていきたいようだ。

 みわの、ノート文面やメールなどから、クッキリと、立ち上がり。浮かび上がる、すがる感情の、男女の深い肉体関係からきたものなのに、それには、一切触れず、逃げまくって、ひたすら、よそに置いておこうとする。

 突っ込み甘い、弁護人。

 その背景には、そのような事実を、あからさまに、天下にさらけだされるのを、嫌がっている、遺族の意向も見えて来るのだが・・・・

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 ① おわり

 

 

 

 



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