≪ 2021・1・23 掲載 ≫
裁判資料を、すでに読み込み、それぞれ、胸中に、思惑を抱えていたであろう。。。裁判長以下、女性裁判官3人の前で、3回もの絞殺を繰り返した、冷徹な被告人の、奇異な弁明が、続いた。
場は、このような「赤とんぼ 生態説明教室」から、法廷に移った・・・・とはいえ、さながら、前園泰徳・激情劇場、独り舞台。
しかし・・・・・、矛盾と、つじつまが合わない事実と心理状態が、、露呈し始める。
女性裁判官3人は、ソレを、当然の如く、見落とさない、聴き落とさない。
---殺してくださいと、頼んでいると想ったのは?
「死ぬのが、許されないのなら、殺します、と。真っ先に、殺してください、私に対して、そのような行動、望んでいるなと感じました」
---自宅へ☎してますね
「家を燃やすとか、言っていたので・・・。彼女を、説得できると想った」
被告人の、顔を覆うかのような、大型マスクと、検察官が覆う、フェイスガード。おまけに、被告人の、意識的とも想える小さな声。
聴き取りにくいせいもあり、メモするも、言葉が、うまく、つながらない。
「ライターで、燃やしますと、繰り返した」
「殺してください」「首を絞めて下さい」
---2回、絞めて、3回目で殺した
「殺すつもりは、最初はなかった」
「彼女、失神した」
「息は、していた」
---3回目は。本気で
「どう、転んでも彼女は、自殺するだろうと。私が、見つけても、自殺するだろう」
「泰徳さん。殺してください。裏切るんですかと」
「決めた」
「私が見捨てると、彼女は、荒れる」
・・・・・午後2時31分。開廷から1時間が経過した。休憩に入る。
午後2時45分。再開。
髪、左右両脇、刈り上げ、上記、「とんぼ教室」時より、変貌。 事件逮捕時とは、まるで、別人に、見えてしまう。
ココまで、ウソの主張をするかなあ・・・・人間として・・・・
菅原みわの、姉。すでに、結婚し、実家を出ている。年齢的にも、子どもを幼稚園や、保育園に迎えに行く時刻なのか、法廷を、1人、出て、去る。
追って、姉に、声を掛けた
---おかしな、答えの連続でしたね
振り向き、ひと声、答えた
「ありがとう、ございます」
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法廷では、扉を開け、換気。
再開。
前園、立って、一礼。 午後2時49分。
再び、経緯を問う。
「ボーイフレンドの事、話してました」
「研究の事も、話しました」
「いきなり、深いハナシもしてきて。自分がなんとか、してあげたいなと」
知り合って2か月で、カラダの関係が出来た。
「みわさんに、求められて。カラダの関係を持った」
前園が、送ったメールについて、聞く
---あなたが、みわさんに送ったメール文、過剰なほどの、愛を差し上げますと、送ってますね
「元カレの、相談をしてきたので」
---いわゆる、不倫の関係ですよね、発覚したら、やめるつもりでいた?
「そういうつもりでは、おりました」
---平成23年10月14日のメールで、みわさんが、ホンネを送ってます。不倫関係は、継続していますよね
「はい」
---最初は、お母さんとの、次いで、元カレとのトラブルについて、アドバイスを送った。
「自分なら、なんとか出来ると。愛情を与えて」
---結果、元カレを、ふってしまった
「彼女が、帰郷して、夏。ふったと聞きました」
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ここで、3人の女性裁判官の中で、一番、前園の発言に、疑問を抱いている表情で見詰めていた、傍聴席から向かって左側に座っていた、篠原絵里裁判官が、質問する
---婚約を破棄させたくせに、という感情。菅原さんに、あったと、思いませんか?
「わかりません」
再度、聴き質す、裁判官。
「意味、わからない」
----(聴き取れない)、ですか?
「メール・・・・その時は、想ってないです」
---関係は、再開したんですよね?
「はい」
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検察官。2人の、肉体関係の間に漂う感情を、問い詰めてゆく
カラダの関係。愛情を示すのは、カラダを開くこと、=となってゆく。
平成25年、カラダの関係。菅原みわが、福井県勝山市に、移住してきたことによって再開、再発する。
検察官。メールと、LINE、読み上げる。
---思わせぶりに、勝山に呼んで
「いえ、それは、やってません。彼女は、自分で勝山に来ました」
とんぼへの、研究助成金から、一時は、彼女に金銭、出したこともあった。
食事代も、出したりしたと、
「彼女は、両親から、部屋代、もらっていた」
「彼女のスケジュールは、ほぼ、把握していた」
「彼女、女子会にも出ていた」
---妻との関係、子どもとの関係もあるし、この肉体関係は、妻子に知られたら困る?
「もちろん、ソレはありました」
「家族の関係は、良好だった」
---仲の良い家族を見ると、壊したくなると、彼女、言ってましたか?
「はい」
検察官、彼女の日記の一部、読み上げて
---みわさんと、約束、結婚するからとの約束、してましたね?
「ありません」
自殺未遂を繰り返していくこととの、関連、問い詰めてゆく
---関係は、続け、気を持たせていった
「それが、彼女なりの、私に対する、気を惹くものとは、思わなかった」
前園、否定、また否定。
---睡眠薬、呑んでいたのは、被告人が、彼女に逢いたがらなくなったから、そうしたのではないのか
「そんなことはない、と想いたい」
---その一方で、彼女は、被告人の家族へのイベントには参加していましたね
「それが、彼女にとって、つらいこととは、おもわなかった」
「娘へ、プレゼントも、してくれていたし」
2014年末、彼女は、勝山市民になった。アルバイトを、していた。とんぼの、研究補助金は、全然、配分してくれてない。 しかし、手足のように、こき使われた。まさに、「魔王様」さながらに、i
ある日は、千葉県に行って、資料とって来いと。、
往復、一睡もせず。自分の軽自動車で行った。ガソリン代すら、1円も出してくれなかった。
--関係は、どうしたいと、言ってましたか?
「知りません」
「とんぼ研究者の、あとがまになって欲しいと想っていた」
「他人に会いたくないと、言ってた」
---ああ、またかと、被告人のあなたは想い、深刻に考えて無かったのではありませんか?
「またか、と・・・・もう、いやんなったと、しょっちゅう言っていた」
質問の問答。みわの妹。持参のノートに、メモしている。
---あなたの、陳述書によればね。
答え、聴き取れない。
---あなたの、家族を殺して、放火して
「わけの、わからないメッセージでした」
---みわさんにとって、あなたの家族を、障害に感じていたのでは?
「私は、そんなこと、思っていない」
---マスコミに、2人の関係。ばらすと、思ったのでは?
「違います。マスコミにばらすとは、考えませんでした」
---恋人としても、私を相手にしていないと
「まったく、意味が分からない」
「そういうことが、起こらないと思っていた」
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事件当夜。証拠隠滅のため、ドライブレコーダーまで、粉々に破壊し、捨て去った。
ーーー妻への電話。みわさんに、気付かれずに、行なった。そう、供述しているが、その時、すでに、みわさんは、亡くなって、いたんじゃないのか?
「いえ」
頸動脈、押さえ、さらに、首絞めた。彼女、気を失った。
「彼女。元々、自殺の本、持っていました」「動脈、自分で押さえて、試してました」
---狂ったと、感じたか?
「受け答え、しっかり、していた」
「睡眠薬も、持っていた」
---3度目。クビ、絞めて殺して・・・・妻に、電話しているが、殺害したことは、言っていない?
「はい」
---自分が、自殺を手伝ったとも、言っていない
「罪になるし・・・」
---妻も、現場に来たと、言ってますね
「・・・・・」
事件後の取材で、妻は、夫と、みわとの肉体関係に気付いていたことが、判明。
実際に、一度、ズバリ、みわは、妻に、聞かれていた。
その時、みわは、あいまいに、否定し、ごまかして答えたが、妻は、信用していなかった。、
ドライブレコーダーは、電源もはずし、雪の中に、放り投げている。
みわの、携帯電話を、、粉々に壊し、破片を自宅のトイレから流した、
---事件前日の、3月11日。殺して欲しいというハナシは、していましたか?
「していません」
---あなたは、精神科の医師ではない?
「はい」
・・・・・・・・・
≪ 中編③ おわり ≫