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《 リアル 衝撃裁判 ルポ 中編③ 》 殺して欲しい、首絞めてと、被害者が何度も言ったと力説する、前園泰徳・被告人に、次第に女性裁判官たち、3人の表情が・・・

2022-12-06 10:26:09 | ・犯罪

 

≪ 2021・1・23 掲載 ≫

 裁判資料を、すでに読み込み、それぞれ、胸中に、思惑を抱えていたであろう。。。裁判長以下、女性裁判官3人の前で、3回もの絞殺を繰り返した、冷徹な被告人の、奇異な弁明が、続いた。

  場は、このような「赤とんぼ 生態説明教室」から、法廷に移った・・・・とはいえ、さながら、前園泰徳・激情劇場、独り舞台。

 しかし・・・・・、矛盾と、つじつまが合わない事実と心理状態が、、露呈し始める。

 女性裁判官3人は、ソレを、当然の如く、見落とさない、聴き落とさない。

 ---殺してくださいと、頼んでいると想ったのは?

 「死ぬのが、許されないのなら、殺します、と。真っ先に、殺してください、私に対して、そのような行動、望んでいるなと感じました」

 ---自宅へ☎してますね

 「家を燃やすとか、言っていたので・・・。彼女を、説得できると想った」

 被告人の、顔を覆うかのような、大型マスクと、検察官が覆う、フェイスガード。おまけに、被告人の、意識的とも想える小さな声。

 聴き取りにくいせいもあり、メモするも、言葉が、うまく、つながらない。

 「ライターで、燃やしますと、繰り返した」

 「殺してください」「首を絞めて下さい」

 ---2回、絞めて、3回目で殺した

 「殺すつもりは、最初はなかった」

 「彼女、失神した」

 「息は、していた」

 ---3回目は。本気で

「どう、転んでも彼女は、自殺するだろうと。私が、見つけても、自殺するだろう」

 「泰徳さん。殺してください。裏切るんですかと」

 「決めた」

 「私が見捨てると、彼女は、荒れる」

 ・・・・・午後2時31分。開廷から1時間が経過した。休憩に入る。

 午後2時45分。再開。

  髪、左右両脇、刈り上げ、上記、「とんぼ教室」時より、変貌。 事件逮捕時とは、まるで、別人に、見えてしまう。

 ココまで、ウソの主張をするかなあ・・・・人間として・・・・

 菅原みわの、姉。すでに、結婚し、実家を出ている。年齢的にも、子どもを幼稚園や、保育園に迎えに行く時刻なのか、法廷を、1人、出て、去る。

追って、姉に、声を掛けた

 ---おかしな、答えの連続でしたね

 振り向き、ひと声、答えた

 「ありがとう、ございます」

 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 法廷では、扉を開け、換気。

 再開。

 前園、立って、一礼。 午後2時49分。

  菅原みわと知り合ったのは、この「東邦大学」の、

  トンボ収集の野外学習で。

 再び、経緯を問う。

 「ボーイフレンドの事、話してました」

 「研究の事も、話しました」

「いきなり、深いハナシもしてきて。自分がなんとか、してあげたいなと」

 知り合って2か月で、カラダの関係が出来た。 

 「みわさんに、求められて。カラダの関係を持った」

 前園が、送ったメールについて、聞く 

 ---あなたが、みわさんに送ったメール文、過剰なほどの、愛を差し上げますと、送ってますね

 「元カレの、相談をしてきたので」

 ---いわゆる、不倫の関係ですよね、発覚したら、やめるつもりでいた?

 「そういうつもりでは、おりました」

 ---平成23年10月14日のメールで、みわさんが、ホンネを送ってます。不倫関係は、継続していますよね

 「はい」

 ---最初は、お母さんとの、次いで、元カレとのトラブルについて、アドバイスを送った。

 「自分なら、なんとか出来ると。愛情を与えて」

 ---結果、元カレを、ふってしまった

 「彼女が、帰郷して、夏。ふったと聞きました」

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 ここで、3人の女性裁判官の中で、一番、前園の発言に、疑問を抱いている表情で見詰めていた、傍聴席から向かって左側に座っていた、篠原絵里裁判官が、質問する

 ---婚約を破棄させたくせに、という感情。菅原さんに、あったと、思いませんか?

 「わかりません」

 再度、聴き質す、裁判官。

 「意味、わからない」

 ----(聴き取れない)、ですか?

 「メール・・・・その時は、想ってないです」

 ---関係は、再開したんですよね? 

 「はい」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 検察官。2人の、肉体関係の間に漂う感情を、問い詰めてゆく

 カラダの関係。愛情を示すのは、カラダを開くこと、=となってゆく。

 平成25年、カラダの関係。菅原みわが、福井県勝山市に、移住してきたことによって再開、再発する。

 検察官。メールと、LINE、読み上げる。

 ---思わせぶりに、勝山に呼んで

 「いえ、それは、やってません。彼女は、自分で勝山に来ました」

 とんぼへの、研究助成金から、一時は、彼女に金銭、出したこともあった。

 食事代も、出したりしたと、

 「彼女は、両親から、部屋代、もらっていた」

 「彼女のスケジュールは、ほぼ、把握していた」

 「彼女、女子会にも出ていた」

 ---妻との関係、子どもとの関係もあるし、この肉体関係は、妻子に知られたら困る?

 「もちろん、ソレはありました」

 「家族の関係は、良好だった」

 ---仲の良い家族を見ると、壊したくなると、彼女、言ってましたか?

 「はい」

 検察官、彼女の日記の一部、読み上げて

 ---みわさんと、約束、結婚するからとの約束、してましたね?

 「ありません」

 自殺未遂を繰り返していくこととの、関連、問い詰めてゆく

 ---関係は、続け、気を持たせていった

 「それが、彼女なりの、私に対する、気を惹くものとは、思わなかった」

 前園、否定、また否定。

 ---睡眠薬、呑んでいたのは、被告人が、彼女に逢いたがらなくなったから、そうしたのではないのか 

 「そんなことはない、と想いたい」

 ---その一方で、彼女は、被告人の家族へのイベントには参加していましたね

 「それが、彼女にとって、つらいこととは、おもわなかった」

 「娘へ、プレゼントも、してくれていたし」

 2014年末、彼女は、勝山市民になった。アルバイトを、していた。とんぼの、研究補助金は、全然、配分してくれてない。 しかし、手足のように、こき使われた。まさに、「魔王様」さながらに、i

 ある日は、千葉県に行って、資料とって来いと。、

往復、一睡もせず。自分の軽自動車で行った。ガソリン代すら、1円も出してくれなかった。

 --関係は、どうしたいと、言ってましたか?

 「知りません」

 「とんぼ研究者の、あとがまになって欲しいと想っていた」

 「他人に会いたくないと、言ってた」

 ---ああ、またかと、被告人のあなたは想い、深刻に考えて無かったのではありませんか?

 「またか、と・・・・もう、いやんなったと、しょっちゅう言っていた」

 質問の問答。みわの妹。持参のノートに、メモしている。

 ---あなたの、陳述書によればね。

 答え、聴き取れない。

  ---あなたの、家族を殺して、放火して 

 「わけの、わからないメッセージでした」

 ---みわさんにとって、あなたの家族を、障害に感じていたのでは?

 「私は、そんなこと、思っていない」

 ---マスコミに、2人の関係。ばらすと、思ったのでは?

 「違います。マスコミにばらすとは、考えませんでした」

 ---恋人としても、私を相手にしていないと

 「まったく、意味が分からない」

 「そういうことが、起こらないと思っていた」

 ------------------ 

 事件当夜。証拠隠滅のため、ドライブレコーダーまで、粉々に破壊し、捨て去った。

 ーーー妻への電話。みわさんに、気付かれずに、行なった。そう、供述しているが、その時、すでに、みわさんは、亡くなって、いたんじゃないのか?

 「いえ」

 頸動脈、押さえ、さらに、首絞めた。彼女、気を失った。

  「彼女。元々、自殺の本、持っていました」「動脈、自分で押さえて、試してました」

 ---狂ったと、感じたか?

「受け答え、しっかり、していた」

 「睡眠薬も、持っていた」

 ---3度目。クビ、絞めて殺して・・・・妻に、電話しているが、殺害したことは、言っていない?

 「はい」

 ---自分が、自殺を手伝ったとも、言っていない 

 「罪になるし・・・」

 ---妻も、現場に来たと、言ってますね

 「・・・・・」

 事件後の取材で、妻は、夫と、みわとの肉体関係に気付いていたことが、判明。

 実際に、一度、ズバリ、みわは、妻に、聞かれていた。

 その時、みわは、あいまいに、否定し、ごまかして答えたが、妻は、信用していなかった。、

 ドライブレコーダーは、電源もはずし、雪の中に、放り投げている。

みわの、携帯電話を、、粉々に壊し、破片を自宅のトイレから流した、

 ---事件前日の、3月11日。殺して欲しいというハナシは、していましたか?

 「していません」

 ---あなたは、精神科の医師ではない?

 「はい」 

 ・・・・・・・・・

 ≪ 中編③ おわり ≫

 

 

 



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