何気なく検索した、下の記事というか、想うがままに、文字を滑らせている感のあるコラム。
通しタイトルは「甘口辛口」。どうやら、サンケイスポーツで、産経新聞編集委員のお歴々が書いているようだ。
2月11日の担当は、今村忠。
この日の、表題。「返還待ちわびる元市民を傷つける「何だっけ」 「歯舞」読めない島尻北方相」
ん? ん? それ見た瞬間、元市民じゃなく、元島民じゃないの?と、気付いた。
で、本文読んでくと、今村忠、ラストにこう書いているじゃん!
「返還を待ちわびる元島民を傷つける「何だっけ」ではなかったか」と。
また一方で、本文の中で「歯舞群島」とも記載していたのだが、通常、それは「歯舞諸島」。「群島」と表記しているのは、外務省だけ。。
元島民は、歯舞諸島と言う。また、連盟の団体もまた「諸島」と一般的に言い、 島尻の無知、馬鹿さ、愚かさは、確かに改めて言うまでもないのだが、この無知でさえ「諸島」と読み上げたにもかかわらず、編集委員は、残念ながら、北方領土問題をあまりご存じないようだ。
自分の記事を、他人に渡す前に、読み返すことはしないのであろうか?
一度でも読み返して、チェックすれば、おのれの表題の記載間違い、誤報に気付くはず。
掲載後、すでに2日が過ぎようとしている。
新聞紙と違い、ネットでは修正が可能なはず、なのだが、恥じをそのままさらしている。
ベテラン記者の意識は、理解しがたい。
さて、島尻安伊子。これで、「あいこ」と読ませるのだが、今回のお馬鹿発言もひっくるめて、「安易(あんい)子」と、改名した方が良い。
少なくとも、担当大臣には、ふさわしくない。昨年11月。北方領土視察のため、北海道根室市を訪問。
安易子は、通りいっぺんの、ありきたりテキト~発言を繰り返して、帰京している。今回の「はぼ? ええと、何だっけ?」発言に、元島民たちの失意と怒りは、ハンパじゃない。
「今度来たもんなら、石ぶつけてやるべか」「干し昆布で、あの50歳のブスヅラ、ひっぱたいてやるか」
「なんもなんも、納沙布岬から突き落とした方が、いんでないかい?」と、真顔で言った者さえいたときく。
少なくとも、適任ではなかった「安易子」。
過去の事件・不祥事をおさらいしてみたところ、のど元に小骨のように引っ掛かり続けている不正事件が甦って来た。
まずは、この安易子。
かつては民主党所属。だが、その後、無所属に転じ、で、今は自民党の傘の下にいて、入閣できたという、まったくの芯無き、コロコロ転がる無節操政治屋。
基地問題についての発言が、あいまい、コロコロと変わり、一貫していないのが、最たる例だ。
宮城県仙台市の産まれ育ちながら、島尻との結婚で沖縄に移り住み、政治に足を突っ込んでいる。
選挙区に置いている事務所は、「自民党沖縄県 参議院選挙区第二支部」。現在、政党支部交付金。つまり、全額我々の税金が、毎年1800万円もつぎ込まれていることを、念頭に置いて欲しい。
2010年の参議院選挙に出馬する前。自身の顔写真と名前を刷り込んだカレンダーを作成し、選挙区民に無料配布。
これ、明らかに「公職選挙法」違反行為。
この法律自体、実態はザル法のうえ、沖縄選管が法を厳しく適用しないままのため、今もって疑惑は残り続けている。
また、2012年。辺野古移設基地工事の関連業者から、350万円もの献金を、この上記支部が受けている。
何らかの見返りが無ければ、到底献上出来ない高額だ。
一方、暴力団との交際も地元で言われ続けている。
そして、2013年6月のこと。
なんと、沖縄に取材に東京から来た、TBSの記者にそのためのホテル宿泊代を、上記支部が支払ってあげている。
これは、朝日新聞がその1年半後に報じていたのだが、ど~ゆ~わけなのか、その記者の名前を書いていない。
第二支部は、その折り、事実を認め、「収支報告書に記載する」と答えている。
ところが、この記事を書くために改めて支部の収支報告書をつぶさに見て、チェックしたのだが、どこにもホテルの名前も見当たらず、TBSの記者らしき名前もまったく記載、追加、されていないままであった。
いったい、これは!?
そもそも、取材者がこういうゆがんだ優遇を受けること自体、取材の根幹を揺るがすこと。ことは、金額の多寡では無い。
この記者に該当する者は、1人しか思い浮かばない。
記者であり、局の執行役員でもある金平茂紀(しげのり)だ。「報道特集」という週一の番組で、自ら沖縄へよく取材に出かけてもいる。
その事実確認のため、まず、上記支部へ電話を掛けまくった。
ところが、平日日中にも関わらず、呼び出し音が長く続いたのち、応答音に切り替わり、いきなりブツッ!と切れる。
その繰り返し。
ならば、と、TBSへアタック。
マスコミ、とりわけテレビ局というところの体質。
攻めは容赦なくするくせに、反面、守りはかたくな。一切批判、疑惑質問は受け付けず拒否。
この時も、一苦労。電話交換手の女性は、こちらの名前を聞いたくせに、メモすらせず。その安易なミスもは一切認めず、しつこく名前を聞く。
やっとあきらめて、「報道特集」のデスクにつながったと思ったら、今度はその男性が、かたくなに自分の名前を言わない。
「誰と話して聞いたのか、分からないと、のちのち困るので教えてください」と言っても、拒否。
居丈高に「いいから。用件は!?」の、オウム返し。そうこうしているうちに、一方的に「切ります」宣言して、ガチャン!と電話を切った。
確かめようも出来ない。
ではと、安易子の参議院議員会館の405号室へと、電話。
出たのは、事務職員。在室、その男ひとり。安易子、おらず。
沖縄の第二支部には、通常は3人いると言う。
「多分、忙しくて、全員、外出しているんじゃないか?と」
じゃあ、東京で分かるなら、と。ことのいきさつを話す。
ーーー その時のTBS記者って、金平茂紀ですか? イエス、ノーで答えてください。
「言っている意味がわからないんですが」
---はあ? あなた、日本人ですよね? それでも、意味が分からない?
「質問は、文書で送ってください。いずれ、お答えしますから」
---誰が、この件、答えるんですか?
「私です」
---じゃあ、今、お答えできるはずでしょう?
「いや、ともかく、文書で」
意味分からない、禅問答・・・・・・・・。
どうやら、安易子の「はぼ? 何だっけ?」発言で、批判の電話が相次ぎ、異常とも言うべき警戒心が、事務所全体に渦巻いているようだ。
バカバカしくなってきた。
まだ、正解は出ていない。が、安易子の政治屋姿勢には、今後も熱い視線を注いでゆきたい。当たり前のことだが、誤報はせずに、だ。