魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ここは東京か?!

2009年02月08日 | ワイン ~2019年
「ランタンフェスティバル」もいよいよ最終が近付いてまいりました。

期間最後の週末、街中に人が溢れかえっていました。

長崎のどこにこれだけの人がいたんだ?
思わず「ここは東京か?!」とでも言いたくなるような人混み。


人混み苦手の私には、ちょっとうんざりです。


もうこんな日は・・・・・黙って真面目に試飲です。


本日のワインはこれ。


2005 メゾン・ガロ グルナッシュ・ノワール
   (仏、グルナッシュ種、赤、千円台半ば)


まずね、ビンが厚く重い! これは意気込みの表れか?

赤系ベリー、イチゴやラズベリーやジャム、焼けたレンガなどの香り。

開けたてはちょっと浮つき気味だけど、すぐに落ち着きます。
柔らかで、きれいなフルーツ。あまり深みや土や肉っぽいニュアンス
はありませんが、誰にでも親しめる味で、優しくしみ渡ります。


このワインは「パッション・グルナッシュ」という南仏の同じ品種の
ベストセラーワイン(千円台前半)と、コストパフォーマンスを競う
ことになるのですが、比較しますと、パッションよりも伸びやかで、
ほのぼのとしています。パッションの方がより密で、頑張って背伸び
をしている感じでしょうかねぇ。

どちらも良いワインですが、こちらはやや弱いか・・・?
時間が経ち、十分開いても、とてもあっさりとしています。

残念ながら採用は見送りましょう。

良い年のものをまた試してみたいと思います。

ほ~、本日は真面目だったよ。

コメント (2)
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