魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

試飲会と神の雫(第4話)

2009年02月04日 | ワイン ~2019年
今日は試飲会で博多へ出張しました。


カメラを忘れて、さあ大変?

ワインが出てきてこんにちは~

ピノさん一緒に飲みましょう~!♪


ということで、写真なしです。すみません。
でもしっかりと試飲してまいりました。130アイテムほどです。


いろいろとたくさん飲んだわけですが、いつも、一番飲むのが嫌い
なのは「甘口」と「泡もの」分野です。

モスカート・ダスティだとかアイスヴァインだとかポートだとか・・・

実は嫌いです。

顔も見たくありません。(おっと、これは言い過ぎ!ピッピー)


でも・・・、甘すぎ~。

実は肉料理なんかでポートやシェリー等使った、やたらと
甘いソース!あれも苦手です。
(でも皿うどんのちょっと甘いアンはいいんですけどね)


「泡もの」

これも2、3アイテムならいいのですが、10アイテムとか連続で
飲むのは嫌です。つらいです。口の中が痛い! どこが美味しいの?
もっと楽しく飲みたいですよね~。


・・・・・・という試練を乗り越え、毎回試飲をしております。

ホント、仕事で飲んでも美味しくないのです。


でもいくつか美味しいワインも見つけましたので、ラインナップに
加えておきますね。





さて、野暮用があって遅くなり、やっと帰ってくると
TVドラマ「神の雫」が始まりました。

今日の試飲会でも輸入元の方とこの話題が出るほど、業界も
注目しています・・・・・が、どうも視聴率が悪いようです。
どんどん回を重ねるごとに下降線です。

やはりワイン評論家の“だれとか”(ごめん、思いだせない)の
偏屈な所業ゆえ、ワイン愛好家が奇異の目で見られているのかも
知れないですね。


今回Ch.パルメが出ましたが、もちろん、このワインを飲んで
「モナリザ」を想像する人はまずいないでしょう。


むしろ、ある地区(例えば今回のボルドーのマルゴー地区)の
イメージを一方的に、または作者の色眼鏡で、一般の人に植え付けて
しまうことの危惧を感じました。


やはり、飲み手が抱くイメージや表現は常に自由でなければなりません。
一切の先入観を与えられないことが大切です。
どう表現しても、誰からも文句を言われる筋合いはありません。
それを極めて強く感じてしまいます。


ですから雫君やライバルのバカなワイン評論家のイメージが重なること、
もおかしいですし、それを「バカもの!」といった竹中直人の(なん
だっけ、このアホな役回り)も実に最悪の展開です。

これじゃ「ワインの屈折したおかしい世界」になってしまいます。

現に日本人の大人の多くが「アサヒスーパードライ」の均一された味の
ビールを味わい、良くも悪くも、同じイメージを描くでしょうか?

そう考えれば如何におかしいかがよくわかります。

私自身、どんどん見る気が・・・・・。

どうなるんでしょう?

私のような業界の側からすると、ワインに興味を持ってくれる人、
好きになってくれる人がひとりでも多く増えますように・・・、
と祈るばかりですが・・・・・。

コメント (4)
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