魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

おばちゃんとおじちゃんの焼き豚ラーメン

2009年01月31日 | 美味しいもの
その店は料亭や元遊郭の丸山町より山側へ登った坂道にある。

気のいいおばちゃんが切り盛りするお店だ。

表通りにないため、長崎でも知名度は低い穴場のラーメン。

「びっくりラーメン」なのだ。


店に入り、
「ラーメンば食べに来たけど、何にしようか~」
と店内に張り付けられたお品書きに目をやる。




屋台ラーメン、焼き豚ラーメン、餃子ラーメン、野菜ラーメンなど・・・。
他の定食も550円のものが多い。最近はありがたみを感じるなあ。


おばちゃんが「ラーメンなら焼き豚がよかよー」と促してくる。

一瞬、他のラーメンも食べてはみたかったが、やはりここを紹介すると
なると「焼き豚ラーメン」以外には考えられない。
よし、これだ!


そこで見まわすと・・・・・、

思わず張り紙の文字が目を覆った。





!!!!!


「おばちゃん、閉店すると?」


おばちゃん「そうさ、もう68歳やしね。去年一度倒れてから決心したとよ。」

私「あー、そうね。体が1番やし、無理は良くなかよねー」

おばちゃん「この店は人に貸して、びわ(枇杷)の植わった畑のあるけん、
びわば作ろうと思うとっとよ。」


心の中でつぶやく。

「あいたー、おばちゃんのラーメンもう食べられんごとなるー!」



そしてもうひとつ、この店の秘密なのだが、実はここのおばちゃんの
ご主人は肉屋さんなのだ。

その肉屋さんから特別美味しいチャーシュー、焼き豚を入れて
焼き豚ラーメンは作られている。550円でチャーシューメンが
食べられると思えばいい。たっぷりと入った肉。
これもおばちゃんの気分次第で増えたりもするのだ。

しかもおじちゃんとおばちゃんの合作でもある。


さあ、オーダーしたラーメンが出てきた。

これぞ「びっくりラーメンの焼き豚ラーメン」だ。





このお店のラーメンは、長崎では珍しい「塩ラーメン」なのだ。


トンコツが基本なのに、なぜに塩ラーメン???

それは焼き豚を食べれば推測はつく。
焼き豚が絶妙に美味しい。その肉を活かすため、あえて肉っぽい
トンコツスープではなく、塩スープにしてあるのだ。
(トンコツでは油分が重なりくどくなるから)


もちろんスープの味は単に塩だけではない。軽いトリガラとか
ブイヨンっぽくもある。優しい味わいだ。つややかで旨いなぁ~。


さて、ラーメンにはネギ、紅ショウガ、その中にモヤシ、そして
周りを取り囲む焼き豚(脂身の美味しいチャーシュー)だ。


しかしだ、しかし・・・・・


おばちゃんやおじちゃんの想いを、すべて受け止めるだけの若さは
私にはない。(しかしほとんどの若者なら大丈夫な範疇だろう)

やはり脂が多く感じてしまう。チャーシュー最後の1枚はちょと
苦しかった。ご飯をもらい一緒に食べながら最後までたどり着く
ことが出来た。


それでも、十分な満足度。


ちなみに野菜ラーメンも相当充実していて満足できるメニュー。
このおばちゃんにかかると、より美味しくなる。
おばちゃんの人柄がスパイスとなっている。
それがまた味なんだよな・・・と。


月並みだけど、閉店までまだ間があるから再来店を心に誓い、
店を後にした。

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ケインなワイン

2009年01月30日 | ワイン ~2019年
サッカー日本代表、バーレーンに負けてしまいました。


まあ、すべての試合勝ち続けるわけもないですから、しょうがない?

メンバーが正直物足りなかったですしね。

せめて遠藤の故障がなく出場できていればもっと期待できたでしょうが、
こればっかりは・・・。

さて、残念会です。

昨日からボルドーが飲みたかったので、ちょっとケインなのを
みつくろってみました。(ケインって濃すぎって意味です???)



2007 コノスル Me 20バレル
   (チリ、メルロ種、赤、2千円台前半)


若々しい赤紫色をエッジに湛えながら、血のように濃い色合い。

香りは焼き菓子だ。赤く厚手の花びらを連想させる。
プラム、ブラックチェリーのフルーツ、しんしんと深い果実香だ。


味わいはやはり濃厚、ビロードのような果実の厚みがあり、
濃くまとまりはあるが、そんなに重たさはない。
土っぽさ、鉄っぽさは、さして強くはないようだ。

やはりケインなワインだった。

若いうちに濃い状態で飲んでいいワインだと思う。
インパクトとまろやかさは存分にあり、価格としては楽しめる
ワインでしょうね。

個人的には同じ20バレルシリーズならカベルネの方が気に入って
いるので、そちらを販売することにします。



さて、気を取り直して次に期待しましょう。
放送もあるでしょうから。
面白い試合が見られるといいですね。

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イライラしながら

2009年01月29日 | ワイン ~2019年
おい、なぜに日本代表の試合を放送しない!


ただ今、アジアカップ、日本VSバーレーン戦の最中ですが
悲しいかな放送がありません。

なんでも放送権料をバーレーン側がかなり吹っかけたらしい。
なめられたようです。

そうとなりゃ、しょうがない。たまには我慢もしましょう。


ネットで最新情報がわかりますが、バーレーンが1点先取!


おいおいおいおいおい・・・・・



そんな不安をよそに飲んでおりますのは、イタリアワイン。


2005 バンディーナ(サン・アントニオ)
   (伊、赤、3千円台、写真はヴィンテージ違い)

品種は多分、コルヴィーナ、モリナーラ、ロンディネッラ種など、
だと思います。アマローネの下のクラスになります。

若いですが、黒さのある色合い。
干しブドウからくる濃い香り、黒糖やブラックベリー、プラム、
コショウ、黒土、キノコ、鮮烈なハーブなどが香ります。

味わいはやはり濃いです。ちょっと硬いかと思ったのですが、
案外柔らかさは一見あります。しかし、タンニンも細かいですが
豊富で、ニュアンスも深いです。味わいがしっかりして重さも
あります。やはり美味しいです。充実感があります。



さて、遥かかなたの選手を応援しましょうか。

中澤、ボンバーヘッド頼むよー。

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神の雫 その3(第3話)

2009年01月28日 | ワイン ~2019年
みなさん、ご覧になりましたか?


だんだんと笑い話に、大袈裟などたばたコメディへと変貌して
いく予感がします。まあ、それならそれでも良いのです。
意図的に突っ込み所を多くして、罠を作っているのかもしれません。
それならそれなりに存分楽しみたいと思います。


さて、第2の使途ですが、「団欒」という言葉を聞いた時、
「シャトーヌフ・デュ・パプ」かな?
そうなるとボーカステルか、はたまたどの造り手だろ?


なんて・・・思いましたが(13種のブドウ品種を混醸できるので)、
やはりそうでした。ただ理由は違っているようですけど。


このドラマで危惧する重要なことは、ワインから受けた「とある個人の
感性」を、別人が同じように共有すること自体あり得ないことです。

ステレオタイプを押しつけているようで恐いですね。
感性は常に自由でなければならないと思うんです。
誰しも同じように感じるとすれば、すごく気味悪いですよねー。



それにしても・・・・・うーーーーむ、
ドラマに出てきた3千円以内で5大シャトーよりも美味しいワイン
ってあるんだろか?



まあ、通常ではありえないのです。

よほどボルドーワインが渋くて嫌い?とかいう方には他に
選択肢はあるでしょうけど。


よくよく考えてみると、


最悪の年の5大シャトーと、安ワインの最高の当たり年・・・とか

もう熟成しつくし、落ちてしまってミイラになってしまった5大
シャトーに対し、若くて十二分にピチピチとして魅力あふれる
安ワイン・・・とかなら可能性はあります。


でもねぇ、5大シャトーの「ラフィット」や「ラトゥール」は通常若い
ものでもメチャ旨ですよー。(ちょっと渋めですけどね)


ハアハア・・・、思いだしたら美味しいボルドーが飲みたくなりました。

近々いきますね。

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祭りと風邪とワインとオメガ3脂肪酸

2009年01月27日 | ワイン ~2019年
旧暦の正月にあたる本日、長崎では「ランタンフェスティバル」
というお祭りが開幕しました。


最近盛り上がってはいるようですけれど・・・、
仕事の都合上、どうしても混雑する会場近くを通らなければなら
ないので、ちょっと憂鬱。

案外インフルエンザをもらうから行きたくない方?とかも
いらっしゃるのではないかと憶測いたします。

人混みが苦手の私はこれからしばらく・・・・・
あまり出たくないな~。そんな日々です。


でも角煮まんじゅう、中華ちまき、中華菓子とかは美味しい
んですよね。ぜひお試しください。



さて、昨日は映画「ヒトラー最期の12日」というとんでもないのを
観てしまい・・・・・思わず涙が出た。切なかった。

お祭りとは対照的に気も沈んでしまい、飲んでいたワインも
物悲しかった気がしました。


しばらくはお祭りに行って風邪をもらうより、家にいて
心臓病や脳の働きに良いらしい(クリック)ワインを飲んで、
おとなしくします。試飲もありますしね。

ただし、「適量」「適度にワインを飲む」という「適」が
どこまでを指すのか? これだけは実にくせものではあります。
はい。

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A B C P~?

2009年01月25日 | ワイン ~2019年
USAのピノで有名なワイナリーといえば、
「オー・ボン・クリマ」(ABCと略すことあり)か「カレラ」が
筆頭でしょうか。

カレラが「USAのロマネ・コンティ」なら
ABCは「アンリ・ジャイエ」と例えられます。
(実際はマユツバですけど)


では「どちらが好き?」と問われれば・・・・・・どっち?


私は「オー・ボン・クリマ派」でしょうか。
赤も白もですよ。


さて、今宵は久しぶりにいきましょう。
タイトルはオー・ボン・クリマのピノを略してみました。


2007 オー・ボン・クリマ サンタバーバラ ピノ
  (USA、カリフォルニア州、赤、2千円台後半)

イチゴ、チェリー、フランボワーズなど赤系ベリーの香りが
カゴいっぱいに盛られ溢れるように支配的です。フローラルでもあ
ります。若々しいフルーツです。

味わいはピチピチとした果実味、そのどこか奥にフルーツが広がり
たなびきます。赤紫のインクや赤い花、それらがきれいにピチッと
した酸味とともに輝いてみせます。タンニンは極めて細かく、
重くなりません。

美味しいですね~。 愛らしいですね~。



さて、ラベルをよく見ると

「76% Pinot Noir and 24% Mondeuse」

と書いてありました。

つまり、ピノが100%ではないのです。モンドゥーズ種というのが
混醸されています。面白いです。

「モンドゥーズ種」というのは濃くて、若干のウェイト感を与える
役目のようです。確か70か75%以上入っていたらUSAでは品種を
ラベルに書けるので「Pinot Noir」の文字はしっかり入っています。


あと、コルクがしょぼい!こんなコルクなら合成コルクでも使った
方がいいでしょう。ライバルのカレラはガラス栓というオシャレな
仕様なのですから。

カレラに負けるな! お~我らがオー・ボン・クリマ~♪



オー・ボン・クリマですが、白の王者「ニュイ・ブランシュ」と
赤の筆頭「イザベル」が、とてもリーズナブルな価格で入荷しましたよ。
来月に書きます予定のリストにてご案内いたします。

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パワフルな営業とへたれな私

2009年01月23日 | ワイン ~2019年
とある輸入元の方がワインを携え営業来店です。
ワインを売るのって、ホントに大変なのですよ。


1 2007 テラノブレ シャルドネ(チリ)

まずまずの出来。価格を考えるとよく出来ている。


2 2006 テラノブレ カベルネ(チリ)

これも結構いけてます。価格が安いからな~。
自分のデイリーにしてもいいです。このメーカーのカルメネー
ル種は置いてるんですけどね。


3 2004 ボジョレー・ヴィラージュ(仏、カーヴ・ド・ベレール)

軽やか、あたりさわりなく無難。料理を邪魔しないワイン。
面白さはない。しかし安い!


4 2002 ラドワ(仏、ドメーヌ・パラン)

これは注目! 熟成でだれることなく、しっかりと輪郭があり
生き生きしている。酸味の勝利だろう。あまり濃いタイプでこそ
ないが、旨味ものってきれいで美味しい。しかし、ラドワ(村名)
って滅多に飲まないので、ある意味貴重です。
このパランという造り手はいいですよ~。



急いで上記の4本をテイスティングした後、これらを持って
次のワインショップへ。


うちで開栓したので、次のお店(ワイン仲間のMさん)では、
もう少し開いてさらに美味しくなっていただろうと予測。

いいなぁ~。



なんでもこのワインの輸入元の営業の方は、北九州から門司へ、
そして福岡市、そして長崎へ来て、うち。その後Mさんのショップへ。

1日でたくさん回るのです。
いやいや、大変です。パワフルです。


黙って待っていて、テイスティングをするだけの私がへたれに
感じてしまいます。



でも、ただ待っていてもね・・・・・、
幸せはやって来る!
ことだってあるのですよー。

たまーーーーーにね。(飲み足んかったけどさ)

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実はオバマさんは

2009年01月22日 | ワイン ~2019年
大統領就任式、すごいお祭りのようでしたね。

オバマさんに期待がかかります。
アメリカ大統領の立場って世界でも屈指に重要なポジションですね。

経済問題、国際紛争はさておき・・・・・


彼にやってもらわなくれはならないワインのこと。

「USAワインの価値を高めて頂きたい!」

実はマニアの間ではどうしても「フランス>USA」という
図式がいまだ尾を引いています。

あれだけブラインド対決でフランスが負けて、さえです。


前ブッシュ大統領は下戸で、ワインなんて飲みませんでした。
儀礼上乾杯くらいはしたかもしれませんけど。


さて、このオバマさんは、実は1000本も入るワインセラーを
持っているようなのです。エライ!

ワインマニアの鏡として、そしてUSAワインの宣伝部長として
活躍してもらわねばなりません。



私がサルコジフランス大統領だったら、まず名誉ソムリエや
シュヴァリエ、味利き騎士団、ボンタンの騎士などでフランスへ
呼び、ワインで懐柔、あわよくば外交を有利にしようと企む
ことでしょう。(アンリ・ジャイエのワインを飲ませればイチコロよ、
ふっふっふっ!と思う)

そしてジェファーソン大統領に習い、Ch.オーブリオンを
ホワイトハウスへ持ち込むようけしかけるかも知れません。
私の場合ピノ好きなので、シャンボール・ミュジニーを
推すかも知れません。


そこでオバマさんは、ノン!

We have great sun in California!

な~んて返答した挙句、

We are Ridge!
(浦和レッズのごとく、ウィ・アー・レッズのパクリです。Ridge
は私の大好きなカリフォルニアワインです)

と叫んで頂きたい!!!

そうなるとアメリカ国民の大合唱が始まるでしょう。

そしてフランスワインの天下を「チェンジ」して頂きたいのです!!!

そうなるとフランスだってもっと本気を出すので、この競争こそが
ワインマニアを喜ばせる結果を導くことでしょう。

カベルネやシャルドネはとうにアメリカに軍配が上がっています。

さて、次は当然ピノでしょう。

安くて美味しいピノを渇望しているワインマニアの方は
ぜひご唱和ください。

Yes, We Can!!!

うぃ~~~?

酔っぱらってしまった・・・ウィ~!



でもサルコジさんも負けちゃだめですよー。


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神の雫 その2(第2話)

2009年01月21日 | ワイン ~2019年
TVドラマ「神の雫」第2話見ました。
(ちなみに私はこのコミックはほとんど読んでおりません。)


本日はマニアックに攻めたいと思います。講釈たれますぞー!


今回は第一の使徒で、
2001 シャンボール・ミュジニー 1er レザムルーズ
(造り手、ジョルジュ・ルーミエ)の登場でした。

久しぶりにルーミエでも飲むか~と、このワイン(写真)を出して・・・。




というのは・・・・・ウソで~す


ジョルジュ・ルーミエのワインはそんなに簡単には飲めないんですよ。
ほとんど入れませんし、入れても高いですからね~。




最初に遺言書でワインの表現が出た時に、家内とこりゃブルゴーニュかな?
・・・そうなるとシャンボール・ミュジニーっぽいなぁ・・・なんて
話したのですが、「やはり」でした。


まず、コノスル ピノ(チリ)が出て、ブルゴーニュ各地の村名ワインが
ズラーーッと並べられ(ルソー、デュジャックなどなど・・・有名な造り手)


そして、ロベール・グロフィエのアムルーズが登場。
グロフィエも素晴らしい造り手です。(これも結構高い)


ライバルのワイン評論家も「ヴォギュエ」とか飲んでたし・・・。

ゴージャスな華のようなワインたちでしたね~。
(シャンボール・ミュジニー村自体がブルゴーニュの中でも屈指に
華やかなワインを産する村なのです)


ちなみにですが、

・ヴォーヌ・ロマネ村の極上ワイン・・・金持ち、セレブの世界。
(ロマネ・コンティをはじめラ・ターシュ、リシュブールなど)

・シャンボール・ミュジニー村のワイン・・・マニアの世界。
(ミュジニー、ボンヌマール、レザムルーズなど)

こんな図式が一般的かも?です。



造り手が「グロフィエ」ではないとして、いきなり「ルーミエ」に
いきますか?「ヴォギュエ」ではいけませんか?「ルロワ」やはたまた
「ドミニク・ローラン」等という発想の転換はありませんか?


偉大な年として2002年でしたが、はずれ年として2001年にいきますか?

98、97でなく、ましてや92年(だったら素晴らしい!)でなく、
さらには2000年でなく「2001年」。これは推測不可能でしょう。

いっそとことん不作の94、77、75、68年あたりだと、それはそれで
奇跡を見る思いかもしれません。



いずれにしろ、これだけ書いておきながら、ワインマニアでない
普通の人たちは、どんな印象なのだろうか?と考えると怖いです。

あまりにえげつなくマニアックな世界に映るのが心配です。

さらに飲み残して置き去りにされたワインたち・・・・・
すごくもったいなかったですねぇ!
(スタッフ一同で飲んだことでしょう、いいな~)


で、結局何を飲みたくなるのでしょうか?

「ジョルジュ・ルーミエのワイン」

「レザムルーズ」

「シャンボール・ミュジニー」

「ブルゴーニュワイン」

「ピノ・ノワールのワイン」

「2001年もの」

「華やかなイメージのする(登場した絵のような)ワイン」
(登場した絵は正直・・・ダサかったと思いました)


どれでしょうか???

「登場したそのもの」ですか?


実は登場したそのもののワインは、日本には数ケースしか入って
いなくて、まず入手は難しく、仮に見つけてもかなりお高いです。


でも明日は、店先に張り紙をしておこうと思うんですよ。
「ドラマ神の雫登場のシャンボール・ミュジニーあります!」って。
(どこかの大袈裟なネットワインショップぽいって?)

ルーミエこそもうありませんが、「レザムルーズ」や「ミュジニー」
なら一応ありますから、売れるかもしれません・・・???


なになに? そんなんで売れるわけない? 反則?


私の住む長崎の下町では、そんなの問い合わせ自体が
ある訳ありませんので心配無用です。
実は張り紙するだけ無駄なことのです。



最後に一言。

(ワインのもたらす)イメージは各自それぞれで、自分意外と
合致することはまずありません。
亡くなった主人公の父のイメージは決して実の子供であれ、合致
することは不可能に近いと思われます。


それぞれの方が思いのままにイメージを持ち、表現されることの
自由を願っています。決して誰からも過去からも支配されるべき
ではないでしょう。




以上、長々と講釈にお付き合いいただき、貴重なお時間を費やされ
ましたこと、お詫び申し上げます。

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買ってしまった

2009年01月20日 | ちょっと怪しい
これです。買ってしまいました。


軍艦島のバイブルになると言われる本です。



おぉ! 美しい!



軍艦島が好きな方には「買い」でしょう。
好きではない方も、立ち読みくらいは価値があるとは思います。


トイレに置いて繁々と眺めるには最高だよ~。

えっ、変な絵を想像しないで下さいね。


うーん、でも軍艦島はやはり良いよな~~~。


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もうひとつ不思議な魅力の白

2009年01月19日 | ワイン ~2019年
先日のアルザスの造り手マルク・テンペのワインに続きまして
またちょっと不思議な魅力をもったワインです。


2005 ヴィラ・マウント・エデン シャルドネ
   (USA、シャルドネ種、白、2千円台)

木の実、カシューナッツ、ヘーゼルナッツやハシバミが香ります。
シャルドネによくある蜜やバニラはかなり控えめの香りです。

つややか、ぬめり感はあり、実は樽の風味もしますが、あくまで
奥まっていて、クリーンでつややかなフルーツが全面に出た面白い
スタイルです。熟成すると蜜っぽさも出てくるでしょうが、現時点
では瑞々しさを押し出す形でしょう。

USAやニューワールドっぽさが少ないといえばそうかもしれません。

だからといって完全にブルゴーニュか?と言われれば、また違う
感じもします。暖かい地方のシャルドネとか・・・
ゴニョゴニョ~と適当に答えるでしょう。

でも結構いけていますよ。


このワイナリーは、ジンファンデル種が美味しかったのですが、
ピノはコスパがいまいちでした。総じてシャルドネが一番良い
かも?です。

昨日ゲームをしながら飲んでいたら・・・・・かなり飲みすぎて
いました!
集中ってある意味、恐いですね。



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古いけど

2009年01月18日 | Weblog
キングカズこと三浦知良(41)選手が再契約したそうだ。

すごいぞカズ!

我らが中年の誇りだろうか、同じようにゴンこと中山選手にも
頑張ってほしいものです。



大ベテランといえばこのタイトル写真のゲームですよ。
本日は番外編ネタ。


実は久々にTVゲームをやってみました。

昔からゲームが大好きなのです。結構達人です。


「ゼルダ」シリーズですが、一番好きなのがこの第1作。
当時ファミコンのディスクシステムで発売されたソフトです。

その後、リンクの冒険他いくつもゼルダシリーズは出ましたが
全部面白いです。任天堂の凄さをまざまざと見せつけられますね。

何といっても独自の世界観が素晴らしいです。
入り込んでしまいます。


TVゲームの面白さって、グラフィックの素晴らしさではありません。
基本の楽しさです。3D画像でなくとも2D(平面画像)で十分です。
今のゲームはそこが足りない気がします。
名作の「マリオ」だって「ドラクエ」、「ファミスタ」だって
2D画像ですからね。

昔の血が燃える~~!


たまにはいいでしょ。

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不思議な魅力のアルザス

2009年01月17日 | ワイン ~2019年
昨日の試飲会にて、実に不思議なワインと出会いました。


2004 アルザス ピノ アルテンブルグ(マルク・テンペ)
   (仏、アルザス地方、ピノ種、赤、3千円台)


色からして薄めで軽そうです。どことなく頼りなげ。

フランボワーズ、革、酵母、穏やかなフルーツが広がります。
USAやニューワールドのピノのように、明るく華やか、派手では
ありませんし、ブルゴーニュのピノような風味ともまた違います。

しかし単調なようで、味わい深いのです。それは侮れない深み
です。きれいで清々しい。そして・・・どこか秘めた力を感じ
ました。

でもこれって、この魅力って上手くお伝えできるのでしょうか?
3千円台のワインですよ。失敗したらお客さんから怒られます。

「大したことなかったぞー」って言われたら、上手く言葉が
返せない気もします。


「お好きなタイプではありませんでしたかぁ~。でも私は不思議な
美味しさを感じたのです。味わい深いと思ったんですけど~。」
というしかありません。



そしてもうひとつ、これも。
こちらは素晴らしいロゼです。




2006 ローズ・ソヴァージュ(マルク・テンペ)
  (仏、アルザス地方、ロゼ、3千円台)


今まで飲んだ中でも最高峰のロゼです。

チェリーのフルーツ、バラ、生き生きとした酵母。きれいで
クリアで美しい!浅田真央ちゃんや福原愛ちゃんのように
愛くるしく美味しい。美しさと美味さがたなびきました。
ちょっとした衝撃でした。


しかしロゼですし、3千円台です。
お客さんがロゼに3千円という金額を出していただけるかどうか
はやはり怪しいです。ちょっと自信がありません。


何となく「3千円」という金額は壁のように感じます。
ここを超えるか超えないかは大きそうです。2千円台までなら
ちょっとくらい当たらなくても、許して頂けそうな気はするの
ですが、3千円以上で当たりじゃない!と思ったら、二度と
買って頂けないような気もします。


・・・・・と書いておいて予防線を張っておく???


端数で入れてみますので、端数でご注文ください。
くれぐれもケース買いとかの大人買いオーダーは出さないで
ください。

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重たく弱気

2009年01月16日 | 美味しいもの
さて、本日は博多出張でした。
もちろんワインの試飲会(D社)です。


会場へ入り、白とロゼ(案外今回はロゼのアイテムが意図的に多かった)
を試飲した後、昼食休憩で近所のラーメン店へと向かいました。


親不孝(親富孝?)通りにある「ラーメン将丸」です。



かつて1年ほど前のブログの記事では・・・、(すでに削除しております)

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さて、スープです。
濃いめで厚みがあります。タレのしょう油の味が実にまろやかで
優しさがあります。それにトンコツもしっかりとしたコク。
トロトロとしてインパクトもあります。油っぽさも嫌味にならない
レベルでまとめてあり、次から次へとスープを運ぶレンゲが止まりません。

麺は長浜スタイルの細麺。そしてチャーシューが炙ってあります。
そのせいでとても香ばしく、とても美味しいです。

ごはんの米だけはよくありませんでしたが(そこまで高望みは無理と
いうもの)、ラーメンはかなり美味しかったです。
当たり!でしたよ。

------------------------------------------------------------------

今回はちょっと重くなっていました。
チャーシューもトロトロで美味しかったのですが、スープが重ため。
微かにギトギト的な感じです。油っぽさが(過去は嫌味にならない程度)
過去よりも、若干だけど、重たく感じてしまい、残念でした。

しかし、大まかには満足し試飲会会場へ戻り、残った赤ワインを
挑戦しようとしたのですが・・・・・、

しばらく試飲ができませんでした。口の中が重たいのと、お腹いっぱい
になってしまい、どうも気分が乗りませんでした。

いけませんねー。
もしかしたら1年で私が年取ってしまい、油が苦手になってきている
「老化の最中」なのかもしれません。

もう試飲会の日にラーメンはやめようかとすら思いました。




「すら思った・・・???」


そう、「すら思った」のですよ。しかし・・・・・




何ばいいよると~?ここは博多ばい!
あんたそいでも男ね~!


と心の声が聞こえたので、次回もやはりしっかりラーメンばいかんば
やろかね~。

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ココイチのグリーンカレー

2009年01月15日 | 美味しいもの
coco壱番、ココイチのグリーンカレー(イカ入り)です。


カレーの達人、マイミクの「しんのじさん」がぜひ!と
ブログに書かれていたので食べに行きました。


スープカレーでスプーンに乗せたご飯を浸しながら食べる
スタイルでしょうか。私は面倒くさいのでご飯とカレーを
交互に食べたりもしました。

グリーンカレーはサラッとしているのが多いのですが、案外
コクもあって、いけてました。

辛さはちょうど良いくらいで(さすがに子供にはきつかも?)、
入っているイカフライの食感が見事。ジャガイモやナスも
パリッとして良い味でした。

ルーの大盛りって出来るのかなぁ、というくらいもう少し
食べたかったですね。


家内は普通のカレーでしたが、ひと口食べると・・・・・、
まあ、普通でどーでもいいかー的な味だったので、グリーン
カレーの勝利でしょう。

滅多にココイチには行かないのですが、期間限定商品でもあり
ますし、また食べたいなぁと思いました。
(しんのじさんの作るカレーには及びませんけどね)

あと、所詮ファミレスだと思っていたロイヤルホストのカレーも
侮れませんし、そう考えると商品開発力のある会社のカレーって
ホントにすごいですよねぇ。


さて、明日は博多出張なのでラーメンとなるのか?!
ワインもしっかりと飲んできますね。


しかし、カレーとラーメンって恐るべし食べ物だと痛感します。

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