King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ホームコースへ

2012年02月08日 10時20分29秒 | ジョギング
かつて毎日走っていたミューズパークのサイクリング
コース。

もうすっかりご無沙汰です。

震災以来、走りに行くのにわざわざガソリンを消費して
出かけることにそんな贅沢をしていいのかという罪悪
感までとびだし、すっかり足が遠のきました。

しかし、このコースはとっても走りやすく癒される
場所でもあります。

なぜか呼ばれるような感じがして、スロージョギングの
日に出かけてみることにしました。

夜の8時に冬用のトレーニングウェアで一番厚い物を
着込み、自宅から走りに出て公園橋を昇り、山道に入り、
サイクリングコースを通り、巴川大橋まで下り、キャノン
から矢尾まで直線で市内に入り、自宅に戻るという
ロングランを敢行。

以前、相生町の親戚のうちからランニングコースを一往復
して帰ってきたことがあり、距離的には全然苦にならない
はずでした。

ゆっくり長くはしるというのがスロージョギングの本来
の目的ですが、あのミューズパークに向かうのだという
意識がなぜかいつの間にかいつものフリーランのペースに
なっていて、ゆっくりと抑えてはしることはどこかに
行ってしまいました。

青白い月が明るい日でしたが、雪の後の道路はとても
走りづらく、雪がないところは除雪で溜まった小石や
砂が足裏感覚に不快感を募らせ、凍った残雪があちこちで
これまた邪魔します。

ミューズまでの昇りで、かなり汗をかき厚いトレーニング
ウェアは結局何の役にもたちません。

歩道にあった階段はいつの間にか埋められてなくなって
いました。

最近はサイクリングの人が多くなり、不評で階段を撤去
することになったのでしょう。

思ったより長い綴れ折を昇りきり、ミューズパークに
たどり着くと、いつもは真っ暗な森の中のサイクリング
コースを行くのですが、雪が残っている可能性が高く、
広いインターロイキンのスカイロードを走ることに
します。

ここにもずっと雪があるのですが、人が通った後は
なくなっていて走るには問題ありません。

ただ、このインターロイキンは濡れていると滑るのです。

それでも、真っ暗なサイクリングロードを行くよりは
いいと走り出すと直ぐに散歩の人の懐中電灯に照らされ
ました。

こんな夜中にウォーキングをする人がいるのです。

まあそれも今に始まったことではないものの、こんな
雪の公園に夜中によく来る物だと思っているとまた次の
懐中電灯に照らされます。

花の回廊辺りからは全く人気もなくなり、明るい月明かり
に照らされて滑り易い足元を気にしながら山の景色を
感じて走るという気持ちのいい時間を過ごしました。

まるで何かの絵の中に入ってしまったようなスキー場で
よく感じる時間と空間が異次元にトリップしてしまった
かのような感覚です。

スカイロードが尽きると後は下りのだらだらの急坂と
なりこれは無理やり背中を押されながら走るような
道で、人気は全くないものの時折車が抜いていく道幅の
狭い道路で走りづらい道です。

その長い下りが終わると巴川大橋の陰気な姿が姿を
あらわし、もうコースには目新しさもありません。

ここからいつものコースを逆に辿るか、つまり、左折
するか直進するか少し逡巡し、結局かすかな抵抗感から
直進して左折する、キャノンから矢尾へという直進の
コースにしました。

コース的にはいくらか遠回りです。

しかし、ここまで来ていればたいした違いはなく、単純な
方を選びます。

巴川大橋を渡った途端、手先が急激に冷え、いつもの
指先の痛みとかじかみが襲います。

冬のウェアと厚い皮の手袋をしていましたが、いつもの
レース用の薄い物でも差はなく、これは外気だけのせい
ではないのだと思いました。

キャノンの前の直線の道は、平坦で歩道も付いていて走り
易いのですが、市街地に入るローソンの所から歩道がなく
なり、交差点も増え途端に走りづらくなります。

とはいえ、もうここまでくれば自宅は直ぐです。

矢尾の信号を市役所の方に上がり、市役所を突っ切って
国道を渡ればもう到着です。

1時間25分で走りきりました。

距離はともかく、アップダウンが激しく、たまに気分転換
にはいい刺激となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする