懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

自民党国会議員の元秘書が、警官引きずり、逃走

2019-07-11 09:07:12 | Weblog
自民党の、野田毅衆院議員(税制調査会最高顧問だそう)の元秘書が、警官を引きずって、逃走中とか、覚せい剤がどうのとかって。(10年くらい秘書やってた人だとか)

よりにもよって、選挙中に、こういうことが起こるのが・・・。

アナーキーな世の中になった、としか、言えない。

ひと昔前の日本なら、さぞかしビックリされたと思うが。

今どきは、無法がまかり通り、人々の感覚も麻痺してきている、ってことだろうか?

立場への信頼が、失われていく。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台演出

2019-07-11 03:06:54 | Weblog
私はジャニ喜多に、殊更思い入れのある方では、全くないのだが。

氏の追悼関連で、出ていた2017年の舞台映像。

氏の、戦争体験を元にした舞台で。

あれ?と思ったのが、白い軍服の少年たちが振ったりしてるのが、赤い銃(ライフルの小さいのみたいだった、)

へ~、赤か~、と思って。

ここでは、氏は、ショービジネスで成功した手法は使っても、テーマは、自分のやりたいこと、いいたいことをストレートに出したと思われた。

何でも、地方の大空襲を経験して、生き延びた、という原体験があって。

テーマが明確でまじめな内容なのだけど、ジャニーズのタレント、主役や準主役らしき少年に華があって、

また、その白い軍服に赤い銃を持つ若い兵たちの、群舞の振りみたいなユニークなシーンもあって、

重い内容も、演出と、ジャニーズのタレント陣の華やかな個性で、この種の戦争もの(戦争を描いて、平和を訴えるテーマの物語)の舞台の中では、異彩を放っていた。

あ、これ、こんなんだったら、私ちょっと見たかったかも。

ジャニーズのタレントさんが、大空襲の体験を持つ氏から、平和だから、楽しいコンサートその他の企画がやれるんだ、平和が大切なんだ、みたいなことを(うろ覚えで、正確に再現できてない、ご容赦)言われていた、って解説してくれて、

戦争経験世代の貴重な体験が、若い世代に伝わってる所が分って、そこは良かった。

押しなべて、芸術、芸能系は、戦争になると大きな打撃を受けることの方が多いから。

やっぱり主役は大事で、主役(?)らしき軍服の若者が、表情も良くて、かっこよくもあり、その兄弟か何かの役なのか?少年役の人が、かわいかった。

舞台では、やはり華も大事で。

今回のは、戦争のものの、ジャニーズのトーンのだったので、こういうの、例えば、宝塚とかで、こんなテーマでやったら、また、別の雰囲気の舞台になるのだろうと思って想像すると、それはそれで見てみたい気がした。

今回紹介された2017年の舞台は、最後は意外とハッピーエンドなんだそうで。(氏が生還できた経験も反映されているのかな??)戦争の理不尽を訴え、平和の尊さを語った舞台も、ジャニーズの演出力で、独特のショーアップがあって、華やぎ、見てる人に面白いと思わせる要素もあって、その上で、氏の根底にある想い、重い内容を、後の世代にしっかり伝えられるステージになっている所に、しばし感慨。

彼らの体験の中での教訓を伝えるのに、(今回だけじゃないけど)劇、舞台って、結構有効なのかも、とも思った。)

冷徹なショービジネスの世界で成功した人の、別の面が、その死に際して明らかにされたのは良かったと思った。

(あまりうまく書けなくて、ジャニーズのファンの方々、こんな拙文UPですみませぬ。)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンケート

2019-07-10 12:33:31 | Weblog
当たり前だけど。

羽生結弦って、ファンクラブって、ないのよね。

羽生ロスなので。

ファンの人々の、それぞれの意見とか、聞いてみたい気は前々からあって。

例えば、『羽生のプログラムの中で、これが一番好き!』とか、、その理由、とか、そんなのを、統計取れる位の分量のアンケート取って、集計できたら、おもしろいんじゃないか?なんて、少し前に思った。

自分は自分で、羽生と言ったら、17歳の世界選手権の「ロミオ・・」が一番好きかもだけど、昨今は、やっぱり「origin」が、一番、何か切実に胸に迫るかなとか、

次点で、「オペラ座の怪人」とかもかなり好きとか、でもそういうことを言いだすと、プリンスが好きだから、「Let's Go Crazy」は、鴨葱特別演目とか、やっぱ、定番だけど「パリの散歩道」は、羽生の代名詞の一つだから、個人の好みを超えて外せないとか、やっぱオリンピックのプログラムは特別とか、etc・・・・言い出すと切りないけど。

感想って、なかなか書けなくて。一番好きだと思った17歳の「ロミオ・・」の試合は、「神が演出した舞台」ってタイトルで、感想を書くつもりでいたんだけどねぇ。時間がなくって、そのままに。

自分とはきっと全く異なる視点、違う切り口の、ファンの人たちの、演技の感想って聞いてみたいな、って、わりと思ってたりする。

とりあえず、”羽生ロス”なので、ロスを愉しむ、という事で、駄文をup

羽生さんは、青春してるかな~~?

※あっ、そうだ、羽生結弦関係に限らないんだけど、前々から思ってたけど、試合はいいけど、それ以外のフィギュアスケートの、いわゆるアイスショーとかについては、演出家が付いた方がいいんじゃないかなって、私的独断偏見では思ってた。ま、自分よりも、もっとガチファンの感想が優先だとは思うけど。

フェルナンデスが、スペイン国立舞踊団かなんかの監督さんだったかと組んでやってたけど、やっぱり、演出力が他と違ったと思う。と言っても、日本人がやる場合、演出家、誰が?って言われると、ぱっと名前出せないんだけど。

ファンの人たちはそう思わないなら、スルーしてちょ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タッキー!

2019-07-10 01:31:56 | Weblog
会社で流してるBGMで、とつぜん、「夢物語」が流れて、しばし、聴き入った。

今さら。「滝沢演舞城」って、見たかったよ。

プロデューサーが亡くなって、タッキーはもう、舞台に立つことはなくても、まだ30代で、スターとしてまだまだやれる歳で惜しまれて引退した分、せめて、プロデューサーとして、今後も、おっ!と思う様な、いい仕事をしてほしいよね。たぶん、上の人が変われば、色々変化はあるのだろうけど。

今さら。「夢物語」、って、今聴いても、いい曲だったなあ。

(ちなみに私は生田斗真派で、特段タッキーのファンという域ではありませんが。優れた才能あるステージアーティストの引退を惜しむのみで。)

ジャニーズファンの方は、スルーしてね。門外漢が突然、こんな意見ですみませぬ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリムト展

2019-07-09 02:08:13 | Weblog
東京都美術館で7/10までやってるのを、行きたいな、と思いつつ、行けてなくて。

ここを逃すと、絵が愛知県の豊田美術館に行ってしまう。

仕事をさぼるしかないのか・・・?

芸術か生活か。それが問題って。

(彼氏と美術館デートというのをやったら、行った時の展示の絵が好みでなく、やっぱいい絵を見ないと、って凄く思った。

その昔、彼氏じゃないけど、クラシックの演奏&フレンチディナーってのに誘われていった時も、やっぱり演奏が、自分の好みでなく、そこがなかなか難しい。本当は、上質のを見た方がいいんだけど、男連れとなると、タイミングが合いにくくて、

それに、本当に好みのものは、一人で見た方がいいのかな?(或は同好の相手と)って思ったりもする。)


※話は変わるが、今回の年金2000万貯金問題で、今までは、頑張って70代まで働こう!と思っていたのが、年金支給開始で、年金は受け取ろうと、考えが変わった。なんだか、先が見えてしまったようで。

※韓国の大統領って、1年以上前に、日本の為に、らち問題の件を、わざわざノールコリアのトップに進言してあげたのに。

皆、そんな恩義をもう忘れているのね。てか、ムン・ジェイン大統領は、ちょっと、お人好しなんだと思った。

日本の為に、見返りを期待せずに親切心でやってあげても、感謝しらずの人々には響かない。

もっと利己的な考えがないと、(取引に出来るような狡さがないと)、今どきの日本とはやってけないと思った。

今の日本人は、すぐに忘れるからね。

今の時代に、ただのお人好し、ただの親切心は、・・・・無効っていうのか・・・。

逆に、ノースコリアの苦労人のトップは、いい意味で、狡猾さとか、自国の利益をがっつり考え抜ける、したたかさがあるのが、緩衝地帯のトップの器量ということかな。

今回の日韓問題、良しあしでなく、現実的に考えると、日本の大企業の利益を考慮することが、日本の一部の中小企業に打撃を与えるかもしれない。今の政府が、どこを大事にしているかが、端的にわかりやすい案件だった。

忖度テレビ番組(テレ朝の昼の)が冷静さを欠く報道で、うざかった。
経済ニュースで、今回の日韓の貿易問題でもって、「漁夫の利を得るのは中国」とかって言ってた。(私は中国、アジアの経済事情に詳しくないので、ふ~ん、って感じだけど。)きっと、この騒動で、どっか得する所が出るのよね。

もう少し冷静になった方がいいと思う。

あべ政権は、選挙用にナショナリズムを煽ってるって言われてた。

こんなで国威高揚気分になる人は、そんなことより年金・貯金の事とか、今度の10月で増税、その対策とか考えた方がいいよって思う。

(ついでに、今後のスケジュール考えると、

参議院選挙が終わったら、トランプ安倍密約が公表になって、アメリカ産の牛肉が入ってくるんじゃないかと思われるので、それに消費税10%増税になるし、で、そういう前に、自分的には、そうだ!A5ランク和牛の美味しかった恵比寿のお店に行って、美食しとこう!と思った。)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気動画

2019-07-06 19:26:30 | Weblog
期日前投票に行かなきゃいけないのかな?と思って、無党派層な私は、ちょろっと、幾つかの党のツイッターとかHPとか見たのだけど、よく考えてみたら、今回は当日選挙に行けそうで、こんなにあせらなくても良かった。

でも、考えをまとめて、どう投票するか決めるはずが、却って迷い迷い。

中でも、話題になってるという、小池晃氏の動画は、さすが皆の閲覧が多いだけの事はあって、これ見ると、何か、10分前と考えが変わって、こっちにしちゃおうかな?と言うような気分になる。同じ意見をネットで見たけど。
それとは別だけど、小池晃氏のyoutube動画も、見てて楽しい。ついつい、ずっと見ちゃう。小池晃ファンクラブ気分。志位委員長の演説も上手いので、なんか感心してしまう。

(ちなみに、私はいわゆる無党派層って奴で、昔の共産党とかは、いまいち、そんなに好みでもないとか、以前はあったんだけど。

今は時代が変わってしまい、共産党も伸びてくれないと、ね。

自由党は他党に合流してなくなってしまったし(せっかくそのうち投票してしんぜようと思ってたのに、・・・なんて言っても元党員は喜ばんだろうが)、日本がどんどん、おかしくなってってるので、党のHPやなんかも、選挙の時は見るように変わった。)

共産党の小池晃氏ではあるのだけど、党派を超えて、冴えた弁舌で、政界人気政治家の一人なんじゃないかな。私も、小池晃氏と、志位委員長の演説は、いつも楽しみにしてる。非共産党支持者の意見で、なんだけど。)

脱線すると、ついでに、個人人気では、元自由党の森ゆうこさんて、私も含め、女性有権者で彼女をTVその他で見るのを楽しみにしてる人は、多いんじゃないかと思う。)


ほんとは、社民党にしようかな~?みたいな気持ちがあったのだけど。(しに票になる可能性もあるが、)

投票用紙が2枚あるから、それぞれを使って、二つの党へ、と配分する主義なのだけど。

(前の選挙で立憲ともう一党にして、社民党にはしなかったので、で、分散投資みたいだけど、今回は社民党を混ぜようと思ってる。
ロングラン福島瑞穂さん、吉川元さん(まるっこくて、TVでの発言がちょっと面白かった。)、そして多彩な立候補者の皆さん、こういう少数派もいるんだから、最後まで頑張ってね!

もちろん、共産党さんも立憲民主党も(笑)。

Byうわきもの・・・・
競馬の予想の時くらいは、ゆうに迷ってるな~~~。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音を消して見たら・・・

2019-07-04 03:14:12 | Weblog
夜も遅くなり、深夜のニュース時間帯。

党首討論をやってたんだけど。

1 まず、報ステ。一番つまんなかった。っていうか、志位さんの顔を拝んでよしとしよう、ということで、党首討論改め、あべ演説会。TV消して終わり。 とにかく、超つまんない。党首討論は、全部見るのやめようと、その時は思った。が。

2 日テレのzero これも、他局に押されて、見ずに終わった。

3 WBS ちゃんと見たわけじゃないんだけど、こっちの方は、もう少しまともな印象。

4 そして、本日のハイライト、夜11時の TBS NEWS23。

いったい、ど~したの?!何があったの?!と言いたくなるくらい、撮り方とか工夫していて面白かった。

私は、今の小川キャスターのファンではないし、今回の改変にむしろ困惑してた口なんだけど。(自分のニーズは、以前みたいに、コンパクトに短い時間で政治経済等々報じてくれた方が、っていうのがあって。今は一つのテーマを深堀する方向みたい?で、その分、短時間で行くWBSに行ってたりした。)

特に、こんな言い方で申し訳ないのだが、夜も遅いので、遠慮して音を消して最初見たら、映像的に、めっちゃ面白かった。

カメラワークっていうか、撮り方、画面の作り方、報ステの、ルーティンで全く工夫がなく硬直してるのと、対照的だった。

自分は全くの素人なので、番組作りが上手だなあ、と思って、ひたすら感心することしかできないんだけど。プロの技。

音を消すと、これ、地デジ化以来、凄くつまらなくなったTV番組が、例外的に「TVの力」を感じさせる画面作りになった、とすら思って、党首討論とか、政治とかの枠を超えて、スタッフの力作に、感動した、んだけど。

音声入れちゃうと、安倍しんの余計なしゃべりが入って(相変わらず、話をずらすことばっかで。自民が公式に議員に配布した冊子の話をしてるんだから、総裁は組織の代表なんだから、逃げずにちゃんと答えろよ!っていいたいけど。野党の枝野、志位両氏は、紳士過ぎるんだよね。そんな安倍に、まともな大人の対応してるのが、音声入れると分っちゃうんだけど。)そこまで、画面の力に気づかなかった。

音声を最初消して見たので、完全に一部の出演者の感情を、私は誤解して見ていて、

でも。最初に、自民党で配られた、野党党首の誹謗中傷イラストがバッと出て、それを見る各党首のそれぞれの表情が、全部一緒の画面に出ると、ビックリするほど面白かった。素の表情っていうのかな。昔、ドキュメンタリードラマだったか、TVの世界にそんな言葉があったような気がするけど。その瞬間に、思わずこぼれ出てしまうものを拾っていて。

音を消してたので、ちょっと途中から誤解して「あ、えだのん、怒ってる怒ってる」なんて思ってた。音声を入れると、あの、誹謗中傷イラストにイラッと来たわけじゃなく、自民党に他党を誹謗する幼稚な絵入りの冊子が配られた事が指摘されているのを、安倍ちゃんが、例によって誤魔化そうとして、ちょっとさすがにしどろもどろしながら、全然違う話にすり替えようとしてたのが、安倍より枝野の方が詳しそうなジャンルの件だったから、安倍の言ってる事の論理破綻位、枝野(弁護士資格があったような気が)の方がさっさと気づいていて、安倍の底の浅さに呆れてる目線だったんじゃないかと、音声付けると分るんだけど。

それじゃ、普通すぎて。

やっぱりあの絵が出て、枝野氏が、なんとな~~く、不埒な自民&安倍ちゃんに怒ってそうな、何かひややか~な目線に見えた時の、映像的な面白さってのは、なかなか普段視られないものになっていたので。

それにしても、久々に、TVの力、みたいなものを見た。

こんな報道してると、権力の圧力でもって、番組がなにかあるかな、とはちらっと思ったが。まいっか、って思って、したたかにやる時はやる、やれるところまではやる、というTVマンの姿勢で、面白いものを作ってくれたら、見るよって。

出演者だけでなく、スタジオの(円卓に文字が浮かぶ装置とかも含め)セットとか、しつらえ、そして撮り方。他局とは比較にならない位、何か頑張って面白いものを創ろうとしているように見えた。今日だけは。

(しかし、音声を消して見ると、あの、自民議員に配られた冊子の、野党党首の顔を悪く描いた、品の無いイラストは、・・・・「いい年をした大人が、何やってんだ自民!」という気になった。(あの冊子のイラスト、やってることが、幼稚っぽくて、自民の中にも、内心当惑してる人がいるんじゃないか?)

この番組では、その場に、当の本人たちがいるんだから、なかなかたまらん図にはなっていた。

一方で、安倍しんらしき絵は、本人の実年齢の半分くらいに若くは見えるけど、自分的には絵柄が好きでなく、別にかっこよく見えない。絵のセンスが悪くて嫌い。)

そういえば、関係ないけど、共産党の小池晃氏の自画像らしき鞄持って走ってるイラストは、センスが良くて、かわいい絵で好きだ。ああいう絵を描けばいいのにって思う。

NEWS23は、当初討論の後半も、トランプ大統領らの映像の使い方も見ていて面白くて、急にどうしたのかと思った。力作。

ああ、また脱線。深夜のNEWS23がやけに面白かったので、書こうと思ってた話と違う話書いて、終わってしまった。

政界肉食女、三原じゅん子が通行人に野次られてて、ざまあ、だった。(でもあの人の男性遍歴を知ると、自分的には、あの年下食いは、ちょっとこわいかも。時に、短期間に結婚離婚を繰り返してるけど、そういうあり方って、昔の右とか保守の人だったら、受け入れなかったんだけど。今の保守って、昔の保守とは違うと思う。万事、いい加減のご都合主義。)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

労力

2019-07-01 16:55:01 | バレエ
(本題に入る前に。ミハイロフスキーバレエの公演で、ナチョ・ドゥアト版の「眠り」全幕上演に当たって、ルジマートフがカラボス役で出る、ってでてた。だけでは「???」と思うばかりだったけど。宣伝用の舞台写真の、カラボスと周囲が、メイクとか、センスがあって、これなら見てもいいかな??って、自分的には、ちょっと思った。舞台は振付だけでなく、メーク、衣装、微調整も大事。)

(時に、(皆もう知ってると思うが)吉田都引退興行の「バレエの饗宴」を8月にやるのは、既に完売だと。

たぶんTV中継やってくれるかな?っと。)


さて、本日の本題。
春にやった公演のTV放送の録画、そろそろ消そうか?と思って、さっとみたら、ついつい引き付けられて、見てしまい・・。

結局消せなかった。

「NHKバレエの饗宴2019年」。


つい見てしまったのは、途中からの録画になった、東京シティ・バレエ団 『Octet』。

割いた労力が伝わる、好舞台。

ウヴェ・ショルツの振付(照明や衣装も、全部この人が担当みたい)が、優れてたこともあるのだろうけど。

それだけではなく、こういうストーリーの無いバレエの場合、やってる側が相当一生懸命やらないと、なんとなく、そんなに見たいと思わずに終わってしまう。やっぱり、この東京シティバレエ団のに限らないんだけど、「消そうと思ったのについ、見てしまう」ような視聴者心理に陥るのは、上演してる人たちが、この作品に、集中してかなり労力を割いてる、見えない部分が引き起こしてる結果なのだろうと思った。

この頃、TVで放送されるものは、ジャンル問わず、そんなにエネルギー割かれてない物も多い。同じTVという媒体だったから、ごく私的には、このバレエ公演の中継の番組は、例外的で目立ったのだと悟った。

振付は、ちょっとバランシンの一部の作品に似てるかな?と思ったけど。振付家のユニークな創意を、活かすのはダンサーたち、と、バレエ団の指導側。見ていて面白い振付を、よく訓練されたダンサーたちの集合体が、印象に残り、品もある舞台にしていた、としか書けなくって、具体的に上手く書けないんだけど。しいて言えば音楽との絡み具合も良かったとか、それは思った。

(全体的に、井田勝大氏の指揮も良かったんじゃないかと思う)

・自分的に残念だったのは、カーテンコールの東京バレエ団「セレナーデ」。最初に登場したので、途中からの録画では、完全に見逃しで。
で、カーテンコールだけでも、彼らの創造した「セレナーデ」の世界、登場でさぁ~っと舞台の空気を精霊たちの様な清涼感で包んでいて、何となく、カーテンコールから、どんな舞台だったのか、気配が伝わってきた。

東京バレエ団と言ったら、以前はベジャールとか男性バレエとか、或いはグランドバレエも印象に残ってて、自分的には、東バの「セレナーデ」って、逆に思いつかなくて、ちょっと新鮮だった、かも。(たぶん近年、女性のバレエの方も、力入れてて、レベル上がってる状況なのだろうと思ったり。)

・最後の演目:牧阿佐美バレエ団「ドン・キホーテ」第3幕。

このバレエ団は、この種の古典バレエの上演に、長い歴史を誇ってると思うのだけど、そういうバックボーン、一朝一夕では絶対出せない、舞台全体を支配する安定感、秩序感が全体を覆っていて、凄く安心して楽しめる印象だった。

例えば、ミミックやファンタンゴの衣装とかも。(これ以上を望めばあると思うけど。予算かかるし、この位やってくれると見栄え的に嬉しい、というレベル)

最初目立つところで、男女二人のボレロ。

このバレエ団のボレロの女性舞踊手で、忘れられないダンサーがいて、そういう傑出したキャラクテールが代々踊りついで、現在に至っているのかしら?と感慨深く見た。

扇の振り方、長いスカートの捌き方。(スカートのすそを振ってラインを波立たせたりするのも、踊りの一部になってるみたいで。

こういうのは、そういえば、ダンチェンコ「白鳥」の第三幕のスペインの踊りなんかも、そういう傾向があるなと思ったり。)

ボレロの女:田切眞純美さんが仇っぽい役、キトリ役:阿部裕恵さんが、キャリアはありそうなんだけど、日本人っぽい、かわいい系というか、ファニーフェイスのお顔立ちだったりで、全体に、キャスト、適材適所感あり。

ボレロの男女・田切/石田さんと、主役の男女・阿部裕恵/清瀧千晴さん、それぞれ、呼吸とか目線の合わせとか、パートナーリングも、このバレエ団に詳しくない私から見ると、安定感があって好感が持てた。

キトリの友達:日髙有梨さん、中川 郁さん、二人が二人とも、出てきた時からよく鍛えられた身体を感じさせるバレリーナ姿で、ああ、上手そうな人が出てきたな、という印象。それぞれ、魅力的なヴァリアシオンで、このポジション、二人が二人ともいい、というのはちょっと贅沢感があった。

わりと、女性を立てるバレエ団みたいで、バジル役の清瀧さんは、ペア部分はダンスールノーブル然としていて、ソロで気を吐く爽快なジャンプ。プリマの安倍さん。個人的には、ラストのグランフェッテ・アントールナンで、あれあれ?何回ダブル入れるの?みたいな感じ。カウントしなかったけど。すごくたくさん入れてて楽しく見た。

突出した技術だけでなく、全体的に、群舞との合い方とか、グランドバレエの全体の秩序感を守った、見るに楽しい舞台づくりになっていることが、一番印象に残った。ドン・キホーテ役に、昔TVドラマにも出ていた保坂アントン慶。カーテンコール慣れてる感じが頼もしかった。(一方で、他バレエ団の人で、カーテンコールの出はけでまごついてる人がいたので。)

(そういえば、これ以上の回数って、バレエ漫画「スワン」っていうので、主人公のライバルの一人のロシア少女が、32回転、全部ダブルでやる(笑)ってのがあったっけ。

脱線すると、別のバレエ漫画「アラベスク」で、主人公が32回転で、130度以上だったか、脚を90度より上に上げて回転するっていうシーンがあったんだけど、これは漫画だけど、実際に、2000年代だったか、ロシアのオクサーナ・クジメンコというバレリーナが、32回転で、脚を凄い高い位置に上げて、綺麗に廻りきった!という、物凄い技術を見た事がある。たまには、事実は漫画を超える?!)

散漫感想、ご容赦。私は日本のバレエ団に全く詳しくないので、出てるバレエ団のファン層から見たら、「全然違う!」と思う感想かもしれませんが、通りすがりの一視聴者感想なので、笑って通り過ぎて下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする