懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

マッツ・エック振付「アジュー」(ギエム・オンステージBプロ)

2011-10-30 01:39:33 | バレエ
シルヴィ・ギエム・オン・ステージのBプロ、何とか行ってきました。

プログラムの最後に踊られたコンテ、エックの「アジュー」(さようなら)が、自分的にはとても素晴らしかったです。私的には、都合で行くのやめようか迷った公演だったけど、本当に客席にいられてよかったです。

創意工夫に溢れた空間で、衣装も美術も照明も全部トータルに良かったけど、ふっと、ベートーベンって、こんなに優しい音楽だったっけ、と思った。
いい作品って、幕空きから引き込まれる。
エックって、空間への繊細な配慮をするので、かぶりつき席でギエムをアップで見るより、遠景で全体を見ても十分面白かった。

ギエム扮する女性は遠目に「女の子」に私には見えたけど、演出意図としては、少女でも、或いは大人年齢だけど、どこか少女のいびつな意識や自我の残った女性、と見ても良いのかな、とか、勝手に思って見た。

少女の、周りに対する祖語とか、そういう感情も垣間見れるけど、それを見守る演出家の意識が、どこか(個人的には)明るいって言うか、ユーモラスで、(人間肯定的に、自分は感じるんだけど)その感覚が凄く好き。

黄色いスカートやシャツの、緑の上着の衣装も、何となく、おしゃれて言うのか、独特のセンス。女性の歩き方とか、何気にちょい可愛く、スタスタ歩く様が、どうかすると、絵本の中の少女のように感じる瞬間も(自分は)あった。

影とか、スクリーン、ドアとか、効果的に使っていた。

全然わかりにくい説明で、(いや、説明になってないな)すいません。後日感想が書けるだろうか??


大入りは出てた。客席に空席はあったから、チケット買ってこなかった人の席かしら。

自分的にはフォーサイスのリアレイも、楽しく見たけど。フォーサイスは、自分は相性あうみたい。
このあたりの客席のせきばらいも気になって、もしや、照明が暗すぎるせい?なんて思ってしまった。

他、東京バレエ団「春の祭典」。
なんの為に踊るのか。何のために生きるのか。

てな事、私的な想いに耽りながら見ました。振付はよく考えたなあと感心するんだけど、踊るダンサーさんたちは、違うスタイルの作品をこなして、大変だね。

自分は申し訳ない事に、フォーサイスまではしっかり見たけど、その後の第二部キリアンの作品で、意識が遠のいてしまった。体力的に寝不足で眠かったのか?キリアンは昔は感動したんだけど、今の時代に見ると、もう見ても見なくても良いかなと思ったけど、それはきっと自分だけよね。

色あせないコンテ、色あせるコンテ。今の時代でも見れるコンテってどういうのか、そんな事をちょっと考えましたです。

明日、30日のチケット当日券あるのか、しらないけど、行くの迷ってる人、もしいたら、一見の価値は十分あるので、行って下さい。

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