懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

里中満知子「天上の虹」20巻

2008-01-26 13:32:52 | Weblog
いつ出るかわからない、面白少女マンガ系歴史コミック。

19巻発行後、20巻が出るまでに年月が経ち、いつ刊行されたか知らなかった。

内容は、大変面白かった。是非こういう路線の漫画を続けてほしい。

本屋さんも、今時は紙媒体に厳しい時代で、経営が多角化し大変な気がする。

この単行本は、お客の少ない大型店の店員さんが、親切に探して見つけてくれた。

待てど暮らせど出なかった巻だが、読むと、執筆に時間かかってよかったと思える

充実の内容だった。

実力のある人は、時間かけた方が、良い作品が書け易いのかもしれない。

発行直後でなくても探して買う価値はある。

山岸涼子「テレプシコーラ」は、テレビの連続ドラマのように、1巻読んでも続き

が読みたくなる、読後おなか一杯感の少ない作品で、買っても買っても終了感がな

く、10.9,7,6巻読んで休止している。それに対し、この「天上の虹」は、

連続はしているが、各巻ごとに読み応えがある。

20巻の白眉は、持統天皇の孫娘で才色兼備の皇女と、皇子の恋愛と別れの話。

何度も読み返してしまった。

19巻も壮絶な恋愛の後日譚が出てくるが、私的にはそれを凌駕する感動だった。

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