懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

フィギュアGPファイナル2023、マリニン4回転5種披露で優勝!

2023-12-10 01:10:23 | Weblog
期待してたけど、期待以上に、イリヤ・マリニン選手がやってくれました!

今回、おおっと思ったのは、SPで4Aを入れてきたことで。

フィギュア男子の歴史を塗り替えるマリニン選手。
元々このGPファイナルに照準を合わせて、フリーで6クワド構成で、5種類の4回転全て披露する、という、クラクラするような華麗なる野望を抱いていたんじゃないか?と思った人は少なくないと思う、けど。

穿った見方で、もしかして、フリーで4Aも入れて、4回転全種類跳んで、もしも、4Aがミス出たとしても、SPで4A跳んでおけば、一つの大会で、5種類の4回転を跳んで、全て成功させる形になるので、それでSPも4A入れたのかな?なんて思ってしまいました。

とりあえず、
フリーは、6クワドで5種4回転跳んで、計画通り、冒頭の大技、4Aも、今季ここで初めて3Loを4Loに変えてきたのも含め、全て跳んで廻って回転不足が一つもなかったと思うんで、4Aだけ転倒になったけど、それでもこれだけでも十分異次元の2乗みたいな、名状しがたいすご技で、私ら凡人には賞賛以外ないけど。

本人の目線はもっと上で、フリーの4A転倒は悔しかったろうけど、でもでも、SPできれいに4A成功させてるんで、・・・
つまり、有言実行の、「4回転の神」。4A含めた、5種類の4回転ジャンプを、全部決められた。(それも、全部大きめの加点付きで。)
(※追記:もう一つ4Fがあって、これは跳んでなかった。のを忘れていた。)

練習量が物凄いのか?選手の、正味実力が、実施内容以上に、異次元だと思った。
演技後半の3連続コンボは、4Lz-Eu-3Sと、これまた難度高いのチョイスで、そして最後のジャンプが3Lz-3Aって・・・これだけやっても回転不足のマークもないし、・・・わが目を疑う超難度の連続。

表現も申し分なかった。衣装も一新して、ここで大一番に向かう、マリニンの思いが衣装選びにも見えたかな。

町田解説が一番良かったのは、マリニンの演技後半の技、ラズベリーツイストを、「電子音にあったジャンプ」のような形容をしてたこと。良く気づいたわねえ。自分も識意思下では、そんなように思ってたけど「電子音」って、そんな風に言葉化できなかった。

一方で、町田解説は、現行のルールと、目の前で繰り広げられるジャンプの精度やスピン、ステップのレベルを、即座に判断できる目に欠けるのが難点の一つ。(言ってたことと、後でジャッジを細かく比較したら、細かい所がちょっと違ってたと思う。)

後、解説が立ちすぎてしまって、これはこれで面白いんだけど、ちょっと、その選手のスケーティングや音楽性、表現などをもっとフラットに見るには、別の人の解説の方があってるのかも、と思った。
自分的には、あくまで選手が主役で、解説は黒子というのが王道と思ってる。町田解説は、これはこれでどっかでやって貰って、でも、別の人も他で出ると、ちょうどいいような気がした。

って、脱線したけど、マリニン、またまた、偉業で、前人未到をまたまた達成してしまった。
地平を切り開いて切り開いて、どこまで行くのか。
マリニンは、気丈に前進続けそうで、志高くこれからももっともっとと進んでいっちゃいそうだけど。

自分的には今日も今までも、凄いもん見せて貰って、感謝と尊敬しかないし、この一回一回の凄いもん見られる瞬間をかけがえのない大事な時間と思ってるし、
目線高いマリニンに言うのは気が引けるけど、これからも、大きなけが、問題のあるけがをせずに、とりあえず世界選手権まで行ってほしい。五輪も出てくれたら嬉しい。

望むことは、「怪我無く」という事に尽きる。

決意の衣装も良くお似合いで、素敵で。前のも好きだけど。
FSの表現は、今迄のは、作品のテーマ通りの「メディア王」のドラマに見えたけど、今回のは、何だか、マリニンの快進撃についての劇を見ているような、常に自分との戦い、厳しい戦いを戦い抜くマリニン選手自身のドラマを見ているような気分になって、。。。

とりあえず、最後まで、失敗しないようにと祈りながらハラハラしながら見た。
(終わってみれば心配いらない実力体力精神力集中力のマリニン選手だったけれど。)

宇野選手の方は、予言してたみたい。昨季に、「来季はマリニン君が出てくると思うけど」というようなことをインタビューで言ってて、全くその通りの結果となった。今季、「自己満足」ってフリップに書いてたり、自分や状況を分って言葉を繰り出してきてるのが、自己観察、周囲を観察し冷静に見る目が、ユニークだな、って思ってた。
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マリニンに驚きすぎて、長々かいてしまったが、時事問題は、とんでもない話がどんどん進行中。
【国内】
自民党の不正がばれて、なんでわかっちゃったんんだろう???なんて、冗談を言ってみる。ただでは済まなさそうだけど。次から次へと不正大物議員の名が出て、もはや目を白黒。これからどうなるんでしょ~か?地検特捜には頑張ってほしいけど。

【国際】
自民党の派閥のキックバック話の桁違いの不正にも驚くが、一方で、パレスチナへのイスラエルの無法ぶり、大虐殺、虐待もエスカレートが止まらない!
で、国連安保理で、イスラエルへの非難決議しようとして、アメリカが拒否権発動で否決!

世界が、イスラエルの異常行動とアメリカを非難している。
(ユダヤ資本って、アメリカを黙らせるほど力があるのね、と思って、その力はものすごいけど、迷惑。)
人道、人間の道を、アメリカとイスラエルに、国際社会は示さなければいけない。

アメリカとイスラエルに経済制裁するとか。
(それにしても、原油価格が意外と上がってない。力が正義なのか、世界、って感じ。パレスチナは無法国家イスラエルに対抗するためには、武力化、経済力とか、力で強くなるしかなかった、としか言いようのない展開になってしまった。イスラエルの無法、武力による現状変更、戦争犯罪の前に、言論が無力すぎて、…新しい景色を見たよ。岸田の言う法の支配なんて、もはや苦笑しかない。)

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