懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ニキータ・ドルグーシン

2012-07-28 00:58:11 | バレエ
サンクト・ペテルブルクで活躍した、ニキータ・ドルグーシン先生が亡くなっていた事を、今日、ダンマガの記事で知った。

ルジマートフの優秀なトレーナーとして、最初にその名を知った。
(例えば昔、TV番組で、ルジさんの舞台が少し写った時、怪我かなにかを押して舞台に立ってて、袖にルジさんがはけてくると、バケツに氷水みたいのを入れたドルグーシン先生が待っていて、傷めた足をそのままバケツにつっこんでいた、とか。ルジマートフのインタビューなどで、再三その高名は拝聴。)

最近では、素人でも知ってるアイシングの方法だけど、当時は私はそれも知らず、感心してみていた。

後半生は、スターのルジマートフを支え続けた一方、その前の時代に、作品創造でも優れていたのか「セルゲイエフに嫉妬された」と、同記事にあった。(一方の「セルゲイエフ版」って、あんまり才気煥発な版ではない、とは、私も昔から思ってた。)
才能だけじゃなく、業界内遊泳術が大事、ってのは、どの業界にもあるかもだけど。

私はマリインスキーのファンじゃないから、多くは存じ上げないけれど、ルジマートフとかのインタビュー内容から、優れたバレエのコーチとして、知らないなりの尊敬心を持っていた。

ルジマートフの嘆きは、いかばかりか。
謹んでご冥福をお祈りします。

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