懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

潮風の誘い

2012-07-19 17:49:59 | バレエ
【ボリショイ来シーズン演目】
ボリショイ好きの人には既知かもしれませんが、下記ブログの記載が親切な内容なので、一応書いてみた。(記事の下の方にユーチューブ実況日も出てる。)

http://jictheatre.exblog.jp/

※時折、私も参考にさせて頂いてる旅行会社のブログさん。
(旅行の問合せしたことある会社だけど、結局やすみがとれず、行かなかったな~。)

ごく私的には、ついに「イワン雷帝」やるのか~!とか、(ドミトリチェンコかな。)
エック「アパルトマン」が入ってる、とか、思うけど。
例によって、新しい作品も。。。
(以前、エックは、会ったことのない人には、作品踊らせないって、聞いたけど。ロシアに行くのかしら。)

【東京バレエ団、横浜公演】
東京バレエ団さんのブログに、野外劇場設営の写真も出てて・・・、ご苦労様です。
見るほうは楽だけど、やる方は、野外、それも海の近くだと、多少大変か、も?。
で、貴重な機会だと分ってるから、この機会にぜひ、いろんな方に見て欲しいと思うのですよね。

(バレエ好きの友人は、こちらより「オネーギン」の方に関心があるようで、やっぱり外国人ゲスト客演だから、ね。この頃日本人キャストづいてる私。)

バレエ団さんのブログに、「カルメン」の2人の女性ソリストを中心に、皆が手拍子を打って踊る場面、そしてカルメンが、がしっとポーズを決めてる(主役オーラ!)稽古場面が写ってて。

アロンソ版好きな私には、これだけで、音楽が聞こえてくるよう。
公演への期待が高まります。

(アロンソ版「カルメン」は、当時としては、実験的な作品だったはずで、この手拍子も、歌謡におけるアカペラみたいなもんで、(或いはスペイン舞踊における、音楽もその場の即興で、人間が歌や手拍子で全部創るのに似てる)思えば、この作品も、こういう、その場で全部人間が作るような所は、野外劇場向きかも、とちょっと思いました。

(もっとも、野外劇場だと、後半のトランプ占いの後や、後半の「花の歌」のアダージョの後の暗転が、「完全暗転」になるかどうか?、とか、不確定要素もありますが。照明スタッフの腕の見せ所?)

【公演の「場」について】
余談ですが、公演の「場」へのこだわりといえば、日本では、バレエ界より、演劇界の方で、記憶に残る公演があり、なかでも、昔、晴海の倉庫で天井桟敷がやった「奴婢訓」と言う公演は衝撃で、私の劇場観を決定的に変えました。

東京バレエ団員さんのブログコメント読むと、彼らの世界での、海外の野外公演体験は、フランクなものみたい。

開幕前、お客さんが劇場に入ってくるのも、ダンサーさんから見えるし、ダンサーさんの着替えもお客さんから見える、みたいな。それに気軽に入れる場所みたいですね。
(チケット代がもっと安価とか?)

チケットが安価で、そこへ来た人が気軽に入れる雰囲気、というのも、いいかな~とも思いますが。(日本じゃ、「安価」はなかなか無理よね?)

桟敷の晴海公演は、さすが日本人の繊細さで、劇場の「場」を作ることに劇団スタッフが心を砕いた跡が、ありありとわかるもの。
スタンバイしてる俳優さんは、最初からは私たち観客には見えなかったし。迷って歩いて公演地をを探して、劇の「場」にたどり着いて、不思議な気持ちになる音楽が流れていて・・、日常と劇の場の境界線がもっとあいまいになってて、劇の場に吸い寄せられたような感覚は、言葉にしづらいけど、忘れられないものがありました。

その辺から、「出来上がった劇場」での上演以外の公演も好きになり、劇の場が生成されることに、私的には関心が高くなったと言う面はありますが。

「場」っていうのは、すごく大事だと思うので、
はじめて経験する海を臨む劇場でのバレエ公演、最高のロケーション、楽しんできたいと思ってます。さて、ダンサーさんにとって、場の違いによる気持ちの変化は、あるのかな?。

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