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懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

観劇

2024-02-07 02:41:31 | バレエ
米国のFOXニュースの元キャスター、タッカー・カールソン氏が、ボリショイ劇場でバレエ「スパルタクス」を鑑賞だそうで、

羨ましくて涙出そう。

自分らは行けないし。日本に来てくれるバレエ団見るだけ。



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2次発売/2つの『白鳥の湖』公演予定

2024-01-25 02:11:49 | バレエ
公演感想じゃないけど。

【パリ・オペラ座バレエ団日本公演、2次発売】
2月来日の、パリオペラ座バレエの2次発売の告知がNBSさんのHPに出ています。

私の知らないサイトで、高額で転売もされてるとかって書いてあったので、そっちで見るより、こちらで買った方が良いと思うので(と言っても、どの日のどの席が空いてるか迄、確認してないけど。)、まだチケット買ってなくて行きたい方は、2次発売告知ご覧を。

【バレエ難民?】
自分が、バレエ難民みたいになっているのを自覚する。
待てど暮らせど、以前のように、ロシアバレエのバレエ団来日公演は、無い。来ない。

ということで、国内バレエ団見に行こうかな~?とか、思うわけだけど。

私の場合は、飽きもせず「白鳥の湖」中毒なので、こんなに何年も、白鳥全幕、見ずに過ごしたことがないような気がする。

で、今年は、とりあえず、2月のパリ・オペラ座バレエ団来日公演で、ヌレエフ版「白鳥の湖」全幕、4月の東京バレエ団でブルメイステル版「白鳥の湖」全幕やるので、少なくとも、どちらかを見に行くと思う。

12月は会社で、インフルとか、コロナとか、かかって休んだ人たちがいたみたいで、遊びのために、突然のウイルス感染だけは避けたい、と思う今日この頃。

一方で、指をくわえて、ボリショイバレエその他のバレエ公演映像を、ネットで見て、
やっぱ、ボリショイとかダンチェンコとか、来てほしいな~、って、しみじみ思ってる。

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そういえば、2022年11月以降、空席だった駐日ロシア大使に、新任の方が任命されたと、東京新聞に出ていた。外務省向けのエリート大学のモスクワ国際関係大出身者。(HPがリニューアルされて、前任のガルージン元大使の個別の企画、日本人との会議とか、交流の部分の記事の一部がもうなくなっていたのが、ちょっぴり寂しいものがあったが。ま、何事も更新で、変化してゆくのでしょう。

ついでに、知日派のガルージン氏は、美しい日本語を話す外国人で、その精度にちょっと驚いた。)

経済上は,日ロ関係に好転とか、変化とか100%ないとは限らないかも?って思うけど、…経済と文化交流は違うし、きっとバレエは、なかなか、来ないんでしょうね。

そんなわけで、指をくわえて、ボリショイバレエの「くるみ割り人形」公演映像、その他をネットで見ていたりする。
今検索すると、ボリショイの「くるみ」公演映像(部分の抜粋)、って、何キャストもでてくるけど、それぞれ味わいがあって、総合芸術の素晴らしさに圧倒される。

ボリショイダンサー以外では、改めてセルゲイ・ポルーニン(今の所属がどこか知らない。フリー?)のクラシックバレエの男性ソロ・パートの闊達な踊りが印象に残った。ボリショイは、日本人ダンサーの千野マルクさんも含めて、それぞれ面白いんだけど、後、ザハロワ、ベリヤコフの「ドンキ」の3幕GPPDの、ベリヤコフも、ソロパートは長い脚を駆使した闊達な踊りで目を引いた。

と言っても、もっと若い世代の踊りも面白いんだけど。
(前回の来日予定が新型コロナウイルス流行で、中止になったのが悔やまれる)
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前回の「世界バレエフェス」は、意外とボリショイの男女が公演をけん引したペアとして好評だったが、今年はそっちの人は出ないのかな?って思うから、誰がトリを踊るかな?


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『眠りの森の美女』リハーサルとか。

2023-12-15 02:06:30 | バレエ
牧阿佐美バレヱ団の『眠れる森の美女』全幕公演(12/2、12/3)の、映像が二つ出ていたのを見た。
主役は、英国ロイヤル・バレエ団 プリンシパルの二人。

牧阿佐美バレヱ団 2023年12月公演「眠れる森の美女」公演前日ゲネプロ映像
Asami Maki Ballet Tokyo
https://www.youtube.com/watch?v=w-yqxha8Jb4

【動画レポート】牧阿佐美バレヱ「眠れる森の美女」リハーサル(ヌニェス&ムンタギロフ)
https://www.youtube.com/watch?v=WZjVKwpY_AI

こちらは、「バレエチャンネル」さんの動画。11/30アップだから、ちょっと公演前には見てなかったんだけど。


見ると、イイ感じで、この動画を公演前に見てたら、公演行ってたかも。

オーロラ姫 : マリアネラ・ヌニェス、フロリモンド王子 : ワディム・ムンタギロフの主役に、ずっと古典バレエの全幕物、グランドバレエをやってきてる、女性美・コールドの統合性には昔定評のあった牧バレエだけに、コールドや脇も手堅い印象で、・・・・。伝統の重みというか、そういう良さ。

主役二人は去年も見たし、(ムンタギロフはこないだもコジョカルとのコンビで見たし)って思って、何となくパスしてしまったが。
主役二人は、思ったより良かった。この二人で眠り、ってイメージなかったけど。色んなダンサー見ていて、コロナ禍以前と、その後で、ダンサーたちの公演に向かう姿勢、意気込みが違うような気がした。とても熱心に舞台の世界に入り込んで踊っているような。

色んなダンサーにとって、舞台に立てない時期があって、その後舞台に立って、舞台に立てることの、有難みが増したのかも。

王道を行くグランドバレエ、全幕物をきちんと上演してくれる有難みを感じた。

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動画と言えば、谷桃子バレエ団さんの動画シリーズが、ユニークで。
私らの知らない、舞台裏の話、バレエダンサーのお給料の話、主役の葛藤、先生の思い、などなど。多彩に多角的に、バレエ団の様子などを見られる。舞台だけの映像でなく、裏話、よもやま話を取り上げてるのが、珍しい動画かな?私も、バレエのこういう動画にそんなに詳しくないけど。

見る側にも、まして、バレリーナを目指す人には、参考になるかも。

動画、いっぱいあるみたいだけど、
一つ上げると、こんなのが。

【本番密着】急遽、振付変える|主役バレリーナ、号泣のワケ
https://www.youtube.com/watch?v=gv9znPdMnqU&t=639s

幾つかの動画は、つい引き込まれてみてしまうものだけど、動画の作りも見て面白く見られるようにできてて、さりげないけど、これは、動画作りのプロが作ったからこうなったのかな?って思わされた。(プロが作ったのか、バレエ団の人が作ったのか、知らないけど)

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古典の全幕のは良かったけど。

こないだ11月に行ったガラで、ザンダー・パリッシュの踊った「101」とかいうコンテの印象は、私的には悪かった。

最後に、舞台の上に、マネキンみたいなのの胴部分だけのと、手だけのと、脚の部分のがおいてある、みたいな演出。

直前に、ガザの様子と英米のマスコミの欺瞞を描いた風刺画を見ていて、それが、ちょうど、こんな感じだったので。
(CNNや、BBCなどのメディアが、泣いてるイスラエルの子供の姿をTVカメラで映してるけど、その傍らに、イスラエルの空爆で殺された人の「手だけ」と、胴体と、脚、がバラバラになって散らばってて、そこに血が流れてる絵。つまり、英米のTV局は、イスラエルの被害ばかり報道して、もっとずっと悲惨なパレスチナの様子は、スルーしてる、という意味の風刺画。)

ダンサーは、振付どうりに踊って、最後のダンサーそっくりのマネキンの手と足と胴体がバラバラにおいてあるラストは、振付家はブラックユーモアのつもりなんだろうけど、時節を弁えない、何も考えてない発信側の無神経さに、憤懣やるかたなかった。

観客は笑ってみていて。ダンサーは受けたと思って喜んでた。
しかし、この時期にこういう演出、やるかね?こういうコンテやるダンサーとか回りって、ほんと、何も考えてないんだなあって思って。呼び屋側も。

自分は、この舞台観て、ガザの姿のようで、気分が悪かった。しかも、あの当時、イスラエル支持の英国人の表現、となると。(ついでに、ロシアの軍事侵攻、批判してなかったっけ?、このダンサー)(今回は、さすがの英国も、アメリカに同調せず、国連総会の停戦決議に賛成か棄権かしてたと思うが。鬼畜イスラエル支持で、孤立するアメリカ。)

最近、古典バレエより、コンテの方が高級みたいな顔してるバレエ関係者も居たが(草刈民代)、私は、例えばこういうコンテが古典より高級だとは、決して思わない。

古典でもコンテでも、アートとしてちゃんと考えて中身があるのは良いが、今回のガラの、こういうコンテの出し方見てると、ダンサー側が何も考えてないのって、・・・表現者として論外だと思うし、普段からこんなに考え無しで生きてるなら、自分のアートと関係ない次元で突然、「反戦」「世界平和」とかっていうのって、自分的にはしらける。

表現者としての知性を磨くことも、あるべきアートの姿だと思ってる。
反戦とか平和とかって主張は、常日頃からちゃんと考えてる人ならば、それは表現の核になるかもしれないが、他人の言葉を取ってつけたようなのは、欺瞞だ。

似て非なる話で、商業美術の世界では、今回、制作したポスターが、ガザの瓦礫を連想させる、と批判されて、撤去してたケースが海外であった。どこのブランドか失念したが。
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【ガザの現況】
さて、その、パレスチナのガザでは、病院関係者が撃たれたり、イスラエルが病室に発砲したりで。
それと、前々から衛生環境の悪化は凄く心配してたけど、いよいよ雨季に入り、テントの下が水浸しになってて、感染症が懸念されてて・・・・。

国連総会の停戦決議は、安保理の決議と違って、強制力っていうのか、効力はそんなにないらしいんだけど。それでも、アメリカ以外、アメリカの同盟国が賛成に回ったのはましだった。

でも、遅すぎた。

引き続き、ガザ地区のパレスチナの人々が、心配でならない。海水を地下に注入するって言ってるのは、それをやると、その辺の地域がダメになるって聞いた。ほんとにイスラエルのむちゃくちゃなのが、許せない。

【自民党の政治とカネ問題】
安倍派と二階派とか、特捜の捜査が入るのかもで、大騒ぎ。
それはいいんだけど、どさくさに紛れて、「総理になってはいけない男」が次期総理とかになっては困る。
ダポス会議出てた、小泉進次郎と、河野太郎。彼らを総理にしてはいけない。


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バレエ美神、補足

2023-11-23 13:46:26 | バレエ
このブログで初めて、公演初日のを、辛口評すぐアップするってのをやりましたが。

大阪公演のチケット、(バレエ美神)正規料金で買ってるお客様向けに補足を。

大阪は、私的に過去の観劇体験から、元々かなり良質なバレエファン層がある地域と感じていたので、大阪の公演は、自分が東京公演で感じたような不足はないと思うので。

大阪って、かつては、バレエ公演を追いかけて、何度も見に行ったエリアで、そのたびに、観客の良さは感じてたので。
バレエでいい思い出がいっぱいありますので。

大阪のバレエ愛好家が書いたバレエについての本が出ていて、それも読んだし。なまじな舞踊評論家のよりも、良かったかも。

観客も、バレエ公演の成否にかかわるファクターの一つなので。
東京だと、他の呼び屋さんの方が良いかなとは思った。観客を育てる努力がいままではあって、安きに流れるのと、あり方が違う。

ということで、ダンサーの踊りの方は、大阪公演は、正規料金のチケット買ったお客様が見て損はないと思う。たぶん。
東京公演の何が悪かったのかは、後日書けたら、ということで。

以上、補足。

※、関係ないけど、昨日もちょっとだけ書いた、「眠りの森の美女」全幕公演祭り状態、あっちこっちで眠り全幕、って、とりあえず、東京バレエ団の眠りが自分的には行きやすそうだったので、行きたくなってしまった。仕事もあるし、自制できるかどうか?

(ちょっと書いた「牧バレエ団の『眠り』全幕公演」は、主役がマリアネラ・ヌニェスと、ワディム・ムンタギロフ。

東京バレエ団の眠りは、個人的には沖さん主役の日で見たいと思ってたし、バレエ美神にボリショイのプリンシパルのコワリョーワが出てなければ、東京バレエ団の方へ行ってた。…人選、って微妙

個人的には、こういう寄せ集めのガラって、色々嬉しくないことがある。こうらん社公演は、中身に比べて最低券種が高すぎる。それで別手段で客席埋めてるなら、経済的にこの仕組みってどうよって思う。)


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バレエの美神2023 A

2023-11-23 04:25:42 | バレエ
バレエの美神2023 
東京文化会館 11/22(水)19:00~
以下、辛口です。本音で行きます。
<A プログラム>

見た人で、がっかりした、という意見もあるようですが、(まあ、わかるっていうか)
ダンサーの踊り自体は良かったと思う反面、舞台以前の事に、疑問が色々あった公演でした。
拍手は多めというか、多すぎくらいある割に、カーテンコールはあっさり。

前日でも、ネットで売り切れはC席だけで、後の券種は◎だったのに、1階席がそこそこ埋まってるのは変で、売れなかったチケットを別で対応したのかなと思うし、C席売り切れだったのに、5階席サイドは全くお客さんがいないとか・・・。

売れないチケットを、別の手でさばいたのかな、と。(?)

お客さんのマナーも・・・。以下自粛、以下後日。

バレエマニアには勧めないです。

あ、今回は、上演中は会話控えよってアナウンスと、ブラボー言うときはマスクせよってアナウンスがあった。
(会話って、ま、客からクレームでもあったのかな?と)(ブラボー言ってた人はマスクしてたとは限らないが。)他の呼び屋はまねしないよ~に。

第一部
「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ
音楽:プロコフィエフ 振付:レオニード・ラヴロフスキー
永久メイ&フィリップ・スチョーピン

2022年の永久ロミジュリとは見違えた。
(2022年のバレエの饗宴の、永久メイのジュリエットは、自分はいいと思わなかった。(パ・ド・カトルでは、4人のプリマで一番よく見えた))

いい先生がついて、名門バレエ団で初演するってこういう事なのか。
上を望めばきりないし、自分がすごくいいと思うジュリエットではなくても、これなら見れる。(縦ロールの巻き毛のつけ毛が可憐で、こういうの好き)

踊りはこの位踊れればいいんじゃない、という感じ。長い四肢の白い衣装姿に、少女ジュリエットの無垢さは感じ取れる。

欲を言えば、自分の好みは、もっと恋の熱情が上乗せあれば、なお良し、なんだけど。
でも、日本人はそんなに恋愛情熱的じゃないし、これはこれで、十分見れる、という感じかな。相手は、大人の包容力のロミオ。微笑ましいカップル。


「PIEL」
音楽:アルカ、ランバート 振付:ジャック・ウォルフ
吉山シャール ルイ・アンドレ

コンテで、意味は分からなかったが動きが新鮮な振付で、良かった。
コンテで独特の体の使い方を見出してるっていうか。

「※?」ごめん、演目不明。順番も覚えてない。
ヤコブ・フェイフェルリックのソロ

(相手役のオリガ・エシナが直前でけが降板、でこうなった。
(会場で配られたキャスト表にすら記載なし。張り紙はあったのかもしれないが、昔のバレエ公演みたいに赤入って目立ってもなかったし。
ここのスタッフは、バレエの素人さん的な対応が目立つと、何度か思ってきた。)

これっていったい何なのよ?!という展開。光藍社の寄せ集めのガラ物の、いい加減さに呆れた。
エシナさんも、・・・・そんなにハイテクな演目でもないのに、公演直前の怪我。しかも、宣伝ではこの公演の看板扱い(当初は序列1位だった)。自分が今まで日本公演で見てきたダンサーたちに比べ、プロ意識が足りない気がした。この公演の看板にするプリマだったのか、このドタキャンによって、大いに疑問の残る所。日本で名の売れたスターでもなかったし、所属バレエ団も格下のバレエ団で、かつ、この展開。呆れしかない。

逆に今まで見てきたダンサーたちは、万障繰り合わせて公演に臨んでいたことに、改めて思いをはせた。(それを立派というか、プロだから普通とみるかは・・・)

「ジュエルズ」より“ダイヤモンド”
音楽:チャイコフスキー 振付:ジョージ・バランシン
アリョーナ・コワリョーワ&ザンダー・パリッシュ

コワリョーワさん、よく来てくれました!
自分はこの人が出てるから見に来てた。やはり、腐っても鯛ならぬボリショイ。
いい教師がついて一流バレエ団で恵まれた資質のバレリーナが薫陶を受ける、ってこういうことね、っていうような・・・。

去年同じホールで同じ11月に、ザハロワで、この「ダイヤモンド」を見た事、或いは、昔マラーホフが、思い入れたっぷりで、この「ジュエルズ~ダイヤモンド」を踊った舞台など、思い出してコワリョーワのと比べながら、涙した。

マラーホフの作品への傾倒は素晴らしかったけど、やはりプリマあってのバレエ。
コワリョーワは健脚で申し分なく、そして去年のザハロワは、ザハロワ自体が、この作品のテーマ、ダイヤモンド、そのものだったと、思い出した。

でもそのことも、マラーホフの舞台を見ていなければ、分らなかったかもしれない。

コワリョーワや、ボリショイの今の若手プリマは、また是非、その活躍を見たいと思った。
彼らは、時分の花。コワリョーワは純白のチュチュに、スパンコールがいっぱいついて、きらきら光る衣装。まだ若く、粗削りな面も少しあるけど、大事にきちんと育てられてるプリマ特有の良さが。若くて使いすぎてない体で、長くしなった脚を高々上げて踊っても、安心して見ていられる。眼福。どんなにコンテの人が頑張っても、やっぱ、こういうのみたいのよね。

やっぱ、こういうクラシック、ネオクラシック演目は、入れてくれないと。コンテばかりや、コンテ多めなガラ物は、価格下げるべき。

-休憩20分-
ホワイエは物販が多すぎて、人ごった替えで、バザールみたい。
900円のサンドイッチ、量が減ったかな?

第二部
「眠りの森の美女」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
アリーナ・コジョカル&ワディム・ムンタギロフ
(※コジョカルは、降板したナターシャ・マイヤーの代役)

ちょっと一部振付変えてたけど、なかなか見られない取り合わせで、面白かったです。
(超円熟期の往年のスタープリマと、円熟期だけど踊りはハイテクやるダンスールノーブル)
感想、後日書くかな?
ムンタギロフは売れっ子で、牧バレエ団の12月初旬「眠り」全幕も王子踊る。
今日も良く働きました。

カーテンコール、コジョカルが嬉しそう(?)に見えて、良かった。

姫の恥じらいのある演技。衣装はクリーム色に刺繡があるのかな。結った頭にティアラで、遠目には、自分的には可愛らしいお姫様に見えたかな。(ちょっとおまけ入ってるかな)
アップで見ると年齢が分るかもしれなくても、それを補うものはあったと、主観的には思う。(もう、大バレエ団の東京公演には出てこないと思うけど)
キャリアを反映した精進の感じられる舞台で、彫刻的な感じがした。

ムンタギロフの王子は、かしずくナイトみたいな王子で、舞台上は微笑ましい二人に見えた。
(最後、帰る時は、見落としでなければ、全くの別行動に見えたので、私的にはそんなに関係性の距離が近いわけでもないのかもしれないけど)

「Ghost Light」
音楽:Z.キーティング 振付:ギャレット・スミス
吉山シャール ルイ・アンドレ

コンテで、作品の意味が分かったわけではないんだけど、見たことがないような動きで、私的には良かったです。(前後が全く違う世界になる作品なのに、この作品だけ、きちんと舞台装置がっつり用意していて、そこは感心しました。)

「ジゼル」2幕よりパ・ド・ドゥ
音楽:アドルフ・アダン 振付:マリウス・プティパ
永久メイ&フィリップ・スチョーピン

感想は後日書けたら。

「こうもり」より
音楽:Jシュトラウス2世 振付:ローラン・プティ
ヤコブ・フェイフェルリック
※演目順がここだったか、うろ覚え。

「バレエ101」
音楽:イェンス・ペーター・アーペレ 振付:エリック・ゴーティエ
ザンダー・パリッシュ

「瀕死の白鳥」
音楽:サン・サーンス 振付:ミハイル・フォーキン
アリョーナ・コワリョーワ
良かったです。創造性というか、他の人とちょっと違う動きもしていて、オリジナルの工夫なのか?先生の指導なのか。

色んな事を考えながら見てました。そういう啓示があることが、芸術には大事。

「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス 振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー
アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ&エルネスト・ラティポフ

テクニシャンで、アダージョで魅せた片手リフト2回も垂直に上がって脚も垂直で、相当高度な技。

32回転は、見たことがない技を見ましたが。
グランフェッテ廻ってる間中、フェッテの基本型では入る手の振りが全然入らず、両腕は、くの字に曲げて、手はずっと腰にあて、腕の推進力を使わずに、脚の動きだけで、ず~っと回り続ける離れ業。軸も1点でずれず、安定。なにげにすご技。

大昔のボリショイのマクシーモアが、今回のヴォロンツォーワ同様、腰に手を当てたままでフェッテを回った映像を見てるけど、全部じゃなかったんじゃないかな?(うろ覚え)それに年齢も若くはなく、ヴぉロンツォーワほど余裕もってやってる感じじゃなかった。

ニーナ・アナニアシヴィりは回転巧者で、フェッテの途中で両手を腰に当てて回ってたけど、その後片手だけ腰に置き、片腕は普通に動かしてたかな。全部同じパターンじゃなかった。それとニーナは、32回転が、お祭りのようなノリになって、多少雑でも高い技術見せてお客さんが盛り上がるのを、回りながら楽しんでるような感じだった。

どのみち、回転を全部最後まで腰当ポーズのまま廻ったのはヴォロンツォーワ特有の形で、
これって、非常に難しいんじゃないかと思うので。

・・・凄いもんみてしまいました。
ヴぉロンツォーワさん、ありがとう。

相手役ラティポフさんも、頑張ってました。
やっぱ、ドンキは、こうじゃないとね!
(去年のウクライナ国立「ドン・キ」は不発だったので、やっとこういうドン・キ見て留飲。)

ヴォロンツォーワのフェッテの凄さは、ここの客層だと、分ってない人も結構いたのかも。
これと別種で、こういう凄い32回転の技っていうと、かつてのダンチェンコで、32回転を、全部、脚を水平位置じゃなくて、もっとずっと高い位置にあげて回る、ってやってのけたプリマがいて、それを見た時以来の衝撃、かな。変わり種超絶ハイテクのフェッテ

華やかな赤黒のチュチュの着こなしも良く、ドン・キは、やっぱりこれくらいのもの見せてくれないと、本音としては納得しない。

単純に、エシナ降板で演目減ってたと思うんで、(ライモンダがなくなってたような)
降板あっても、その穴を埋める努力なしの公演って、初めて見ました。
全体に、こうらんしゃの安易さ、や、客層、チケットのさばき方等々、疑問を感じたり、感心できない部分もいくつもあって、・・・・
あまり人には勧めないかな。
ただ、もう行く人向けには、色んな事気にしなければ、舞台のダンサーは、そんなに悪い踊りではないです。

19時開始、終演予定は21:10頃だったようですが、カーテンコールも居てロビーでもたもたしてたら、出待ち場所行ったときは21時半よりあとだったみたい。

公演パンフが薄く小さく、内容も既出の物だったり、記事の一部に疑問もあったりで、・・・・
この公演パンフ2000円は、絶対高いです。買う価値なし。

ただ過去のバレエ美神の簡単な記録が後ろにあったので、自分のようなバレエファンには、そこだけは史料価値あったが、写真も小さいし。

個々のダンサーは、ちゃんと見れば面白かったけど、公演自体は、あまり感心できないことが色々あった公演でした。

ボリショイの若いプリンシパル、コワリョーワがジュエルズ踊るから買ったチケットでした。次回は、この企画は買わないように自分に努力したい。

こういう、いかに~も、志も何もない、寄せ集めのガラ物には、感心しないです。(芸術監督も居るのかどうかも分からなかったし、公演パンフも酷すぎるし)

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公開レッスン

2023-10-07 01:12:25 | バレエ
ごく私的な話だけど、ちょっと知り合った人が、少しバレエに興味があるみたいで、ほんでもって、子供にバレエを習わせたいのだけど・・・、
というような話をされて。子供にバレエを見せたい、というのもあるみたいで。

そういう人に、ぱっと、これが今お勧めのバレエ公演!って、バシッと言えるのがなかった。
パリ・オペラ座来日公演の話と、新国立ならチケット代安い席がある話、その他でお茶を濁してしまった。

昔の話をしてもせん無いし。(昔なら、それならこれがお勧め!っていえるのがあったんだけど・・・)

で、手元にあった、白鳥の湖のブルレイ、(ザハロワ・ロジキンのボリショイ公演の全幕)、どうかなあ?と思って見直してみたけど、初めて見る相手にベストチョイスに思えず。(撮り方、演奏の速度っていうのか、監督変わって、遅くなった?とか、ちょっと気になる所があれこれ。ザハロワ姫は、やっぱり、ウヴァ様が王子の時がきれいだし・・・。

それに、「ボリショイ」で検索したら出てきた、「黄金時代」の最近の動画の方が、ボリショイ劇場の公演としては、全然よく見えた。撮り方も、もっとアップ気味だし。ダンサー名まで確認してないけど、ノリノリでいい感じ。)

そんな時に、あ、そういえば、と思ったのが、もう終わっちゃったんだけど、マリインスキーのマリア・ホーレワの「来日公開舞台レッスン」の企画。
(8月30日、新宿文化センター)
このコンサートの一部や事前の練習風景を編集した動画が、谷桃子バレエ団さんのかな、アップされていて。

娘にバレエ習わせたいとか、そういう人には、これは、これなら見てもらっても大丈夫そうな気がした。
まだファーストソリストで、白鳥とか、踊りだしてしまえば、そりゃ、昔のスタープリマ程練れた踊りではなくても、長い四肢の描くラインのきれいさは、これぞ本場のバレリーナ、というようなものが伝わりやすいかな、と思った。

マリインスキーに詳しいファン層には色々意見はあると思うけど、今の日本のバレエ公演状況の中で、この若いバレリーナを呼んでくれた人たち、GJ!

ワガノワ時代の同期の日本のバレリーナさんと交流しているときは素顔がのぞいて微笑ましい。
さすがにご意見は真面目な感じ。

日本には美しいダンサーが何人もいるような事を言っていて、日本のバレエがもっと発展するためにはどうしたらよいか?と質問されて、「国がもっとバレエを支援したらいいと思う」と言っていた。

彼女は見かけが良く見えるので、日本のバレエダンサーに美しい人がいる、っていうのは、ちょっと意外な気もしたけど。
日本人については、「バレエへの愛がすごい」と言っていた。

これは、ボリショイ総裁だった人の去年の発言と同じような意見。

マリア・ホーレワは、今持ってる清新な雰囲気がいつまであるかは分からないが、どこかでまた来日して、全幕の公演で踊ってくれる機会があったらいいなと思った。

パートナーを務めた日本人ダンサーのインタビュー内容も、なかなか普段聞かない舞台に立つ男性パートナーの専門的な話がちらっと出ていて、希少価値のある動画でもあった。

ロシアのスカートが張ったチュチュは、日本のと違うって話も出てたけど。(東京バレエ団のとかは、ロシアの人の衣装制作ノウハウを入れてそうな気はするけど。)この動画では。あの張った部分が、男性に当たる、とかって話もあって、ちょっとユーモラスだったり。
ーーーー
親が子に、バレエを習わせたいとか、逆に「うちの子がバレエやりたいって言ってるけど、器質的なものにめぐまれてなくて、どう思う?」とかって質問があったりするんだけど。

親としては、色々思いまどうもんなんだろうなと思った。
才能とか、持って生まれた物って、残酷な時もある、というのを最も思い知らされる所が、ワガノワバレエ学校、というイメージがあるけれど。

散漫失敬。
ホーレワさんは、まだこれからの人みたいだけど、ばっとみで、魅力はあった。
(あれ?イーロン・マスクの話じゃないけど、今日はこの辺で。)

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チケット買いの迷い

2023-09-28 00:33:10 | バレエ
NBS招聘の「パリ・オペラ座バレエ団日本公演」の前売りの開始時期になって。

(詳細は主催元HPでご確認ください)

演目が、ちょっと不思議だったのが、
ヌレエフ版『白鳥の湖』と、マクミラン振付『マノン』。

なんとなく、これぞパリ・オペラ座!という直球ど真ん中の演目ってわけでもないような気が、一瞬したけど。

ただ、冷静に考えると、今の日本でこのバレエ団がやるなら、これはこれで、賢いチョイスと、思い直した。

白鳥は、ロシアのボリショイ・マリインカが来なくなって、それ以外も来なくなって、となると、需要あるのに、がら空きというか、空席な状態だし。
『マノン』は、「パリ・オペラ座で『マノン』を見たい、というファンのご要望にお応えして、って宣伝に書いてあったので、
なるほど、舞台は前半はフランスなんだし。

自分らは、これは、英国ロイヤルバレエでマクミランが初演したんで、そういう先入観があったけど。
原作の事を考えると、これはこれで、作品の別の面がみられて、いいのかも(?)

コロナ禍以降、そんなに積極的にバレエに行こうという観客層が戻ってきてるもんなのか知らんし、興行、集客で考えると、手堅いのかも、って思った。

キャスト表見て、どの人がいいのか分からないし、第一、公演の来年2月、予定入れちゃって自分的に大丈夫かも分かんないけど。

穴のあくほど、キャストの写真を見て、誰のを見たいのか迷うばかり。

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一方で、東京バレエ団の新制作の「眠り」のチラシ、オーロラ姫の横顔のアップで、手足が写ってないのが新しいかな。
私的には、無垢なお姫様の周りを囲む、シックな色合いの花々が、目を引くチラシだった。

迷うばかりで、全然結論が出なかった。

2024年も、日本が戦争に巻き込まれたりせず、バレエ道楽できる状況であればいいけれど。

遊びも楽し、仕事も愉し。

ーーーー
友達が、9月初旬にコロナになり、後遺症に悩まされている。
一回、そういうことになると、大変そうで。お見舞いに、何を送ったらいいのかも、定まらず・・・。
これと言った方策もないようで。

滋養強壮とか、免疫力をつけるしか、無いのか、という所で。
朝鮮人参とか、どうだろうって思ったけど。何かいい手はないかな。

正直、一度そういう立場になると、生活のすべてがストップしてしまうみたいで、思うに任せない。
貯金も必要だとしかいいようがない。

そんな自分は、外でマスクしたり外したりしながらやり過ごしている。
日本がコロナ感染、一番多い?って聞いたんだけど。
なんだかな。

ーーーー
遅ればせだけど、ニジェールはフランス軍が撤退と、マクロン大統領が決定したみたいで、とりもなおさず、大きな戦乱は避けられそう?で良かった。マクロン氏を好きなわけじゃないけど、日本にNATO事務所を置くことに反対してくれて、結局、日本のNATO事務所の件は無くなったみたいで、それも大変ありがたかった。ウクライナって、ああなる過程で、NATO事務所を置いた、という経緯があるので。

フランスが、アメリカのネオコンほど、戦争やりたい調でなくって、良かった。
朝鮮半島は、今の韓国大統領だと、もう、南北分断当たり前になってしまったけど。
(あ、バレエと関係なかった)


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湖岸のバレエ公演

2023-08-27 18:27:59 | バレエ
【バイカル・ダンス・フェスティバル】
8月中旬、「バイカル・ダンス・フェスティバル」の一環で、湖近くの舞台でバレエを上演する、ユニークな企画があった。海外の野外バレエ公演。

プログラムは、「アンガラ、「海賊」、モダンダンス(コンテ?)(白鳥姿の人が後列、前列はコンテの簡素な衣装の集団の踊り。)

舞台でダンサーが踊る、その後ろに湖の光景が広がって、幻想的な美しさ。

このブリャートのフェスティバルには、マリインスキー、カレリヤ音楽劇場、ペルミ、アストラハンの劇場も参加。
------
・類似の形態の公演を思い出したのが、2つほど。

(ちょっと違うけど)東京バレエ団の、横浜の海のそばでの野外バレエ公演があったな、と思い出し。ベイサイドバレエっていう名前で。

・それと、昔の演劇で、唐十郎の紅テント、状況劇場の公演。
劇の終幕で、舞台の後ろのテントの幕が、さーっとはけて、それまで覆われていた舞台の後ろに、いきなり外の光景が広がる!という演出があって。これも開放感があって、印象に残った。

----ベイサイドバレエの方は、自分の見た一回目のは、海のそばの舞台で、客席から舞台の踊りとともに、周囲の海も見えて、とても良かった。

その後の、自分の見た2回目の企画では、演目か、設営上の都合か、もう、1回目見た時のようには周りの海はばっちり見えるわけではなかったけれど。(ベイサイドバレエの企画は、何回やってるのか知らんので、自分の見た物でカウント)

ベイサイドバレエの1回目にしても、今回のバイカル湖のほとりのバレエコンサートにしても、後ろや周囲の水辺もまた、舞台装置になって、ダンサーと踊りと一体化して、独自の世界を形成していて、妙味があった。

バイカル湖のコンサートの方は、見た所、湖以外に、周りにさえぎる建物などが見えないので、より、バレエの世界観を引き立てそうな舞台だったけど、日本だとそこまで開放的な空間は、今の所なかなか難しいかも。
おまけ
琵琶湖ホールで昔バレエを見た知人が、劇場の周りが湖で、とてもきれいでいい感じだったといっていた。

見たかったが、ボリショイ日本公演がコロナでキャンセルになり、頓挫してそのまま。

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・・・批判その2 【バレエ編】

2023-08-04 00:41:10 | バレエ
前回、「その1」は、人の意見を紹介、今回「その2」では、自分の意見を開陳。

数か月前、第一回をアップ後にグーグルの検閲が入り、続きが書けなくなった日記。今更アップで、内容が賞味期限切れ、ご容赦。

2022年夏の来日公演予定のキエフ・バレエ・ガラについて。
同年初夏に、主催者・光藍社HPにお知らせ。
「ウクライナ政府の要請で」演目が変更になるとのこと。

(ちなみに、この時点で、ちゃんと「ウクライナ政府の要請で」って書いてあるのに、冬公演の時のTV放送では、違う理由を言ってた。)


ウクライナ政府の要請は、”チャイコフスキー曲を使うな”という趣旨。
理由は、簡単にいうと彼がロシア人だから。(もっと細かい話は、当該資料を確認してちょ。詳細割愛)

その後のバレエ公演のTV取材分の放送でも、「チャイコ3大はやらない」、という話が繰り返された。(執拗に繰り返されると、こっちはだんだん、どうでも良くなっちゃって、好きにすれば?と白けてきたが。)

【第一回ブログ掲載分】
「ロシア人のチャイコの曲使うな」指示については、私の意見はいったんおいといて、他のキーウのバレエ団、“キーウ・クラシックバレエ”(2022年夏来日)の公演パンフから、芸術監督と総裁側の意見の紹介をした。
(於:2022年の拙ブログ「ゼレンスキー政権を批判する 【バレエ編】その1」)

(こういうウクライナ語圏のウクライナ市民の方も含めての、異論が、宇国内の弾圧・抑圧の対象にならないよう切望する。

それは全体主義だと、日本国民も心得るべき。言論の自由を考えてほしい。自由と民主主義とメディアは言うが、今のウクに感じられるのは、この件でも他でも、弾圧、抑圧、専制主義が実態と見えてきたのが、本件だった。

ウクには反対意見を押しつぶし、皆を一色に染めようとする同調圧力を、ウク在留の日本人その他の話からも感じ続けている。)以下、自分の「第二回」の内容を記載。
---------------------------------------------
(ほんとは、キーウ・クラシック・バレエが昨年夏、日本で「白鳥の湖」を上演した時は、私は、「白鳥、上演して大丈夫なのか?宇政権に判ったら、公演中止、なんて、ないのか?」と心配して、公演前に宣伝の日記は控えた。杞憂だったか?無事公演できてよかった。)

キーウのこちらのバレエ団の上の人たちの意見は、要約すると、「チャイコフスキーは、世界のチャイコフスキーだ。偉大な芸術は、ロシアだけのものではない。」というもの。

(これはおそらく、去年6月時点での光藍社の社長さんも、私も含めた少なからずのバレエファンも、同様の意見だと思う。が、その是非は置く。)

【私の意見】
加えて、個人的意見として。ウクライナ・キーウ政権の見解に、違和感があるのは。
(別に、「ロシア人排除します」、とか、「ロシア人作曲家は禁止」とかの見解には、日本人としては、例えば、“勝手にすれば、わしゃ、知るか!そんな事!!”、という事もできるわけで、でも、疑問が残るのは・・・。)

メソッド。
私が、キエフ・シェフチェンコ・バレエ劇場(日本公演名:旧キエフバレエ、現ウクライナ国立バレエ)の踊り見て、どう見ても、採用してるメソッドが、「ロシア式」のに、見えるんだよね。

「そ~んなに、「ロシア排除!」したいなら、ロシアン・メソッドやめれば?!」ってのが、夏冬の同バレエ団の公演総体と、関連TV番組放送分、一連のを見ての、変わらぬ私の結論。

まさに、頭隠して尻隠さずで、“上に載ってる音楽だけ排除しても、土台、根幹を形成してるのは、ロシア人の作ったメソッドなんだよ!!!!”

という事実を、ウクライナ政権は、どう反論するというのか!?バカバカしい!!無知無教養が、「文化省」を名乗っていいものか!?もっと勉強してから物を言え!と、私はウク文化省に言いたい。

弾圧と言っても、ずいぶんとまあ、低級な弾圧もあるもんですこと!ってね。
別にいいんだよ、ウクライナ政権が芸術で「ロシア排除」っていうなら排除、好きにすればって、言おうと思えばいえる(自分の考えで排除がいいと思ってるわけじゃないが。)

ただ、こういう、いい加減な矛盾が、私的には許せない!(無教養な人たちが政府やってんだな、って、ばれちゃう。)

※昔からのバレエの考え方では、日本で言われてるのは、バレエのメソッドは2大潮流があり、一つはロシア人・アグリッピナ・ワガーノワが作った、「ワガノワ・メソッド」、もう一つは、西側の「チュケッティ・メソッド」。

(これには、現在形では異論もあるけど。元々はそうだったし、歴史あるウクライナのキエフバレエは、元は「ソ連三大バレエ」だったから、当然、元は、ロシア式のワガノワメソッドでやってた。)

ウクライナ・キーウ政権とその追随者側の、ちょっとやな所の一つは、こういう、恣意的に物事を決めてくような、いい加減にしか見えない所、だったり。

こないだ米流出文書関連でばれた、「ゼレンスキーらが、支援金4億ドルをネコババ」の件は、もっと怒ってるけど。

宇国も昔は優秀な人もいたのかもしれないが、国外流出、死亡、行方不明、色々あって、今政権を牛耳ってる人々のレベル、お里が知れるんじゃないかと思って、至極がっかりした。(確かあの人たちって、タレント事務所みたいの?の、お友達内閣、なのよね、日本の報道によると。)

都合のいい所だけ出すやり方には、納得できない。

言いたいことは山ほどあるが、この話はとりあえずこれで。
いいんだよ、別に好きな演目やれば。

日本のバレエ観客は、“バレエでは、古典の要求水準もヨーロッパより高い”というのが、呼びやの一人の認識だった。ヨーロッパでは通用しても、日本では通用しない水準、というのもある。

また、世界各国の有力バレエ団、振付作品上演史のある、日本のバレエファンを、なめないでほしいし、

それと、芸術を政治の道具にするな!といいたい。(TV放送の内容も、プロパガンダになっちゃってて、芸術の話じゃなくなってた。)

ついでに。日本人で以前から多少ウクライナを知ってる人々は、皆同じ事思ったと思う。
“ウクライナって、やっぱり、ロシアに似ている”、って。ウクの人に言うと怒るだろうから、皆黙ってるけど。

バレエにおいて、音楽を大事にする考え方は、日本よりロシアの物。クレジット見ればわかる。日本人のバレエ関係者とファンは、一般的に、そんなにそこまで音楽中心の見方ではない。

対し、ウクライナもロシア同様、音楽を大事にするからこそ、メソッドのワガノワが問題にならず、音楽のチャイコフスキーが検閲に引っかかった、とも推察できる。

この件で、ウク政権に、軽蔑はあっても、共感なんてあるわけない。

良ければ何でもいいんで、“どうしてもチャイコ三大バレエじゃなきゃ、だめ”、ってんでもない。ただ、キエフ・バレエの得意はチャイコ三大に見えるんで、日本の関係者とバレエファンは、キエフ・バレエと、その日本公演の心配をしただけ。

他バレエ団ならば、ボリショイでも他でも、もっとレパートリーが広く、白鳥やチャイコ抜きにしても、日本で上演して成功できるレパートリー、ないわけじゃない。

でも、キエフ・バレエは、そうではないのでは?、という懸念。(キエフバレエが、チャイコフスキーの三大バレエを抜いて日本公演やっても、今迄のように公演をやれるのか?(もちろん、集客その他含めて。)それがウクライナ国立バレエ日本公演で、現実になっただけ。

(無料券、大量に配ってましたよね、冬公演。他の公演より最低券種はお高いこの公演、正規料金で複数枚買ってた身としては、あまりいい気がしませんでした。)
----------
歴史上、
日本が、昔第二次大戦の敗戦の時に、「教育勅語に墨を塗る」んだか、教科書に墨を塗ったとかで、「鬼畜米英」という教育から、別の考えの戦後に、舵を切った。

その墨を塗る方法は、後年、日本で批判された。隠ぺい、ごまかし。

宇政権の検閲で、ウクライナ国立バレエのやった方法は、日本で、教育勅語の内容に墨を塗って、戦後、前に進んだのに、似て思えた。

まあ、好きにすればいい。
都合のいい所だけ切り取って使う、ウクライナ政権の欺瞞。
このウクライナ・キーウ側の問題だらけのやり方に、誰がついてゆきたいと思うのか。

バカバカしさに、脱力。
------
宇大統領ゼレンスが、あの河野太郎氏もでていたという、ダポス会議に出ていて、(ここって、超超大金持ちが出る所だって聞いてるんで、ゼレンが出て驚きと不満が、)(ダボス会議に出るのに、なんか大金がいるように聞いたんだけど。参加者は世界の大金持ちで、米国の他、中国の金持ちも居るとか。)

(軍事侵攻後1か月ごとに資産が増えてると、欧州の調査機関にばらされてたゼレン。日本も巨費をウクに拠出し、かつ、借金の保証国にまでなっている(バカなの?日本って。借金の保証人、そうそうならないでしょ。木原官房副長官が決めてきたとか、ほんとかどうかわかんないけど、ネットで出てて、あんな醜聞のある男が!と思うと、イラっと来た。・・・・借金。。。)。

ゼレンは、ダボス会議に出られるほど、戦争で金が出来たなら、その金を国内にまけばいいでしょ!って思う。そうならず、金満人として、この頃色々いわれてるWEFのダボス会議(不評のコオロギ食も、ここの発信じゃなかったっけ。)に、ウクのゼレン迄出てたなら、何でそんな国に日本が金出すのか?

日本の税収、最高益。だったら、国民に返せ!と言いたい。ウクに巨費を撒くな!岸田政権は無定見な海外バラマキを今すぐやめろ!)
---------
それで、なんと、ウクの農地が、外国の方に買収されてるとか!
かなりショック。(こういう人は昔の日本では、売国奴と言われたものだが。
何も気づいてない、キエフバレエ公演の番組作った、NHKの番組ディレクターが痛い。)
-------
一方、過去のNHKや、CNN等々で、ちゃんと本当のことを報道してる。
そういう西側の、海外の大手TV局の番組、動かぬ証拠映像、というのも、やっとみることができた。

ウク・キエフ政権側が、なんと、自国民の、ウク東部側の住民居住地を爆撃!してる映像。ちゃんと、CNNの特派員の解説付き。NHKのもあるんよ。みんな、嘘つきだね。最近は、過去にそういう取材があって番組放送したの、忘れたかのような報道内容。

ウソも、メッキが剥げて。
「ウクライナ国内に内戦はない」と、知りもしないのにいい加減なことを言ってきた日本のTV人たちの嘘が、次々にばれてゆく。
あれを内戦と言わずして何という?

あ、ついでに言えば、前も書いたけど、この頃反ロシアキャンペーンに余念がない「ニューズウィーク日本版」で、去年、ウクにネオナチがいる証拠写真を掲載してたこともあった。そういうメディア群が、一斉に論調を変えたのは、やはり大きな権力からのニーズがあるせい、と思う。
あ~ヤダやだ、カネと権力で真実を捻じ曲げまくり。で、西側経済は疲弊。
-------
そういった話に比べれば、バレエの話なんて、小さな話になってしまうかもしれないが。
それでも、白鳥排除の話は、ウクライナ政権の傾向や体質が、垣間見える話ではあった。
-----
芸術を、自国住民を蹂躙してる政府のプロパガンダに使う事にも、欺瞞のキーウ政権にも反対する。

【一番の問題は…】
チャイコフスキーがロシア人だから、その曲のバレエは使わない、っていう、NHKテレ朝TBS等々は、そっちの話にもっていってしまって、
(そんなの、良ければ舞台なんて、他のを上演してもいいわけで)

でも、キエフ・バレエ、ウクライナ国立バレエにとっての一番の問題は、そっちじゃないように見えた。
ダンサーを欧州に送り出してバレエを続けられたのは良かったけど、そうしたら、
新芸術監督がインタビューで「欧州に出たダンサーと、国に残ってるダンサーとでは、バレエの(レパートリーについての?)考え方が全く違う」等語っていて。

で、この大事な話を、TV各局はどこも報じず、バレエのWEBマガジンに出ていた。
(そして、こういう話は、ウクに限らず、戦争の有無に限らず、世界の色んなバレエ団が抱えてる問題でもあって。引きのある子は、育てたと思うと、条件がもっと良い他のバレエ団に出てしまうとか、西側の作品がいいと思う人もいたり、レパートリーの難しさも、何もこのバレエ団に限った話ではない。

NHKの番組は、何でも「ロシアのせい」にしたそうだったが、芸術の世界は、そうではない。)

チャイコフスキー作品を、上演するかしないか、より以上に、レパートリー等を今後どうしていくのか、は、、バレエにとっては大事な事。

恐らく、いったん西側に出てしまうと、考え方が西側のバレエ団に染まり、今迄ウクライナのバレエ界で大事にされてきた物より、そっちの方がよくなってしまうとか、ありそうな気がした。

で、何をやるのも勝手だし、人は入れ替わっていくし、団に残っていく人々で、やりたいようにやっていけばいいとは思うんだけど。

ただ、ウクで上演するのと、日本公演は違う。
ノイマイヤーの導入も、ちょっと考えてるっぽい話もちらっと出ていた。
それは好きにすればいいと思うけど。

ただ、今まで日本でキエフ・バレエが愛好されて公演できて来たのは、どういうニーズか考えると、・・・ちょっと。

日本は、ウクと違って、ノイマイヤーのご本家のバレエ団も来日公演やってる。
例えば、西側のバレエの方が良い、という事になって取り入れたとしても・・・。

ニワカな人々の踊りと、今迄そればっかりやってきてるノイマイヤーが指導してきた団体とかで、踊りって比較してしまうと思う。

良ければいいのよ、よければ。何でもね。
世界は広い。
現実を見て、自分たちを利する賢い選択を考えた方が良いとは思った。

【プロパガンダのうさん臭さ】
ちなみに、チャイコフスキーがロシア人だから駄目、ってのは、何でダメかというと、「ロシアがそれを利用したから」
って、「はぁ?」と思わず言い返したくなるような、今まで聞いたこともない「理由」が、冬公演のTV放送のインタビューで出てきた。

そんなこと、夏公演の時は言ってなかったよ。
今のウクは、戦時下の日本の同調圧力に似てる面はあるようだ。(日本の若い世代、いや、中年の人でも、戦時下の日本の事知らない人も増えたかもしれないが。)

宇大統領が、せっかくの和平合意を反故にして、こんな国になってしまった。

芸術の弾圧。言論の制限。今のウクの「暗さ」が垣間見える話だった。
(TV番組を見た限り、夏と冬で話も食い違うし、おかしなことを言ってるなとは思ったが、同調圧力は超強そうだったので、後方のウク市民には、関係ない日本人は関りにならない方が無難と思った。

前線の兵士からの情報は色々入ってくるし、人権蹂躙に見えることについては、‥‥中国の新疆ウイグル地区が人権がどうこう言ってた元国会議員とか、今のウクの人権蹂躙はそれ以上だから、そんなに人権擁護したいんなら、ウク最前線の肉壁兵士の人権問題を取り上げたらいい。

それと、ウクの分断の話、国民に、2等国民がある話、戦場の最前線の兵士と、後方の市民(特に、ウクライナ語圏の後方市民)との間に、見えてる物が微妙に違う話も、日本のバレエ番組報道からは、全く見えてこなかった。こんな、切り取り方式の報道ばかりやってる日本のマスメディアの人々が、見方に偏りが出てくるのは当然、という気もした。情報リテラシーは大事。)
------

今、国内で踏み絵的な話もあるし、政府のやってるチクリ板もあって、チクリ板に個人情報さらされた女性の話も日本人から聞いた。
そういう人を、暗に「襲え!」と示してるんだと、ウク在留経験のある人が言っていた。

たしかに、そういわれてみれば、バレエでも、チャイコ禁止を巡る話には、奇妙な所があって、第三者から別の情報が入ってくると、妙に納得してしまう所があった。

でも、結局は上の人次第で、キエフ・バレエだけがこんなことを言っていたので。

一方で、キーウクラシックバレエだけでなく、今夏公演予定のウクのバレリーナも白鳥の湖で公演するんで。

たぶん、キエフ・バレエの総裁だか、劇場で見かけた上の人が、立場上、政権の意向を踏まえる人、なんじゃないかなって思った。

キエフ・バレエの人々だけが、TV放送で、そういう選択をしていて、
ウクで皆が同じ思いでいるわけじゃないことを、ウクの他のバレエ団、バレエ団体が「白鳥の湖」を日本で上演する、という、賢いチョイスになっていたので。

宇は、決まりごとが割と適当というのか、必ずしも守られてなかったり、って多いような気がする。

ドイツとウクで、足して2で割ればちょうどいい感じ?
ドイツは、国民気質として、きちんとしすぎていて、ウクは適当というか、いい加減な感じがするので。

例の、ポロシェンコ前大統領が、言語に制限を設けた、ロシア語を禁じた話も、実は自分は、2022年に、TV放送でも、実際に会った相手でも、ウク市民で、ロシア語話してる人、何人も見聞きした。
その時は、「禁じられてるのでは?」と思って、どっきりしたけれど。

白鳥の湖の上演を禁じる話も、キエフバレエでは採用していて、他はそれはなかった(来日ベース)

だから、この国については、あまり神経質になってもしょうもない気もした。

以上、超長くなったが、
自分の追加意見としては、ロシア式のメソッド使用で、音楽だけロシア作曲家を排しても、頭隠して尻隠さず、だよね、というような話です。

芸術に検閲があるのは良くないと、とりあえず、いっておく。

芸術の世界に政治を持ち込むのも、ほどほどに。あまり言われると萎えるだけ。
ゼレン政権の崩壊を望んでます。私、ウク大統領ゼレンが嫌いです。

(好き嫌いを、グーグルに検閲されてもなぁ・・・。デジタル化は、それを可能にするだろうが。)

あ、それで、何で検閲に引っかかったのか、っていうと「ウク・ゼレン政権を批判する」ってタイトルが、検閲でダメ、ってことだと思う。

でも、ウク・ゼレン政権を批判する、がダメ、っていう、
へ~、政権批判しちゃ、いけないんだ、っていう内容が、そもそも、自由と民主主義ではない。

明日から、TV局も岸田政権も、自由と民主主義っていうの、やめてほしいな。
偽の自由と民主主義。

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「ル・グラン・ガラ」のTVCMをやっていたとか

2023-08-02 01:38:46 | バレエ
【CMの話】
パリ・オペラ座のダンサーによるガラ公演が2つ続いていて、30日までNBS主催の「オペラ座ガラ~ヌレエフに捧ぐ」で、31日からTBSの「ル・グランガラ」公演。東京文化会館。2つ続くと、パリ・オペラ座ファンは、ちょっと大変?かな?

その「ル・グラン・ガラ」の方の、TVコマーシャルが流れていて。
出演者たちの踊りの部分抜粋映像を見ると、やはりパリ・オペラ座の教育水準の高さを感じさせる、ダンサーたちの、均整の取れた訓練の良く行き届いた身体が織りなす、舞踊の秩序感が心地よい。短い映像だけど、パリ・オペラ座の良さは良く伝わってきた。

宣伝では、演目について「『白鳥の湖』や『ドン・キホーテ』などの・・・」って言ってて、ちょっとおやっと思ったけど。
Aプロで両演目はあるが、パリ・オペラ座の代表的な演目って感じでもないので。
で、実際の公演の方はちゃんと、コンテやネオクラシック、或いはドラマティックバレエも入って、このバレエ団のガラらしい演目になってた。

きっと、一般世間的には、「白鳥」とかってのが、知名度高くて通りがいいのかな?と思った。

ここで、去年も来てたマチュー・ガニオも出演で。

で、11月の「バレエの美神」公演に、去年も見た・ワディム・ムンタギロフもご出演予定で、よく知らないけど、この二人は売れっ子状態か。
-------
CM見た限りでは、いい感じの公演で、スジェの日本人とフランス人の混血のバレリーナ(クララ・ムーセーニュ)が、コメントしていた。
ただ、8月3日まで。平日で終わり。

他も、行けば行ったで楽しそうな公演があるけど。

------
今年のバレエ公演で、行くかどうか迷ってるのが、「バレエの美神2023」。
ダンサー目当てにチケット買って、降板だってあり得るし。

宇大統領ゼレンの契約してるブラックロック社の社員が、「戦争を継続してほしい」(理由は、継続すればするほど、お金が儲かるんだそう。)って言ってて、ゼレンは基本的に傀儡大統領なので、一度は合意した停戦の約束を反故にして、私的権力&公的権力の意向に従うんで、・・・。

戦争が続くこと自体、納得いかないし、そして、そうなってくると、・・・・。
個人的趣味上も、・・・・

ボリショイバレエ団、マリインスキーバレエ団とか、ダンチェンコその他、露系のご本家バレエ団の来日公演は、望んでもなかなか来ないかも?(いや、来てほしいし、待ってるけど)

という苦い状況があって・・・。
本来、特にボリショイは、丸ごとお抱えでバレエ団が総力を結集して臨む、バレエ団の来日公演で見たい、のはやまやまで。

去年までは、小グループの公演で見るより、バレエ団公演まで待つ気、まんまんだった。
しかしながら、戦争の状況(長期化するって見方が一方で出てきていて…きょうの雨のように、予想外れてほしいけど)

から見て、…もしかして、当分、来ない??
と思うと、決心もぐらつく。

「バレエの美神」は、いわゆる寄せ集めっぽいし・・・。
一応、現時点でボリショイの若手、コワリョーワが入ってるのと、後、去年、牧バレエ団でのゲスト予定が「このご時世で」おじゃんになった、ヴォロンツォーワ(ミハイロフスキー)とロジキン(ボリショイ)のコンビで「カルメン」等踊る予定なので。もし来日したら、去年の雪辱というか。去年、このコンビで「ノートルダム・ド・パリ」の予定だったから、良いか悪いか、全く想像できなくて、で来日もなくなったので、結局このコンビ、どうなんかな?という、野次馬根性的興味(?)はあるというか。

ザハロワのパートナーの時と違うロジキンを見られるかなとか、何より、キャリアを重ねて、また違った味が出るかな?とか、そんな興味もあったり。

後、永久メイさん。肢体は、日本人の中ではかなり例外的にマリインカ向きっぽくて、小顔、四肢長く、はぁ~、こういう体形の日本人もたまにはいるのね、と思った。(でも、もう以前に、別のガラで一回見た「ロミジュリ」が入ってるけど。マリインスキーの「ジゼル」を見せてくれるかな?という所。)

しかしな、ザンダー・パリッシュが入ってるのは・・・・。
(元ボリショイの外人で、ロシアに文句言ってやめた人がいたような気がしたけど。彼はマリインスキー出たのはどんなだったのか?
一方、マトヴィエンコがマリインカを出たのは、何だか気の毒そうな辞め方に見えたけど、詳細は知らず。)

まあ、バレエの世界に分断を持ち込んでほしくない気が。情報足りなくて状況分からないけど、日本のロシア報道は嘘だらけなので、ロシアで芸術家として頑張る気でいる日本人の人は、雑音にひるまず自分の信じる道をまっすぐ行ってほしいと思う。のと、

後、日本のメディア報道ベースでは、ウクライナ政権が、ロシアへのテロを大々的に公言しだしたので、ほんと、ドローン攻撃とかで負傷しないように気を付けて、ってだけ。(自分的には、前々から、反転攻勢ではかばかしい成果が出ない宇側は、核その他のミラクルがなければ、一般論としてテロに頼るしか道はないだろうと思ってたけど。

ほんとに、米国議会でも、国連でも、ウクライナ疑惑関連追及の色んな動きは出ていて、何とかならないのかなって思うけど、バイデン政権も、ゼレン政権も死に物狂いで守りに入ってるし、何より国際金融資本、軍産複合体、多国籍企業の利害がかかってるので、一部の金持ちの利益のためにこんなことになって本当に悔しいけど、なかなか、簡単に停戦とはいかなさそう。ゼレン政権が倒れれば、或いはバイデン政権が終われば、変化の目もあるかもしれんが(?)。

ほんとのことをしゃべっちゃったロバート・ケネディJrは、消されるんじゃないか、なんて言われてるしで。何であんな国になってしまったのか、元自由の国、アメリカ・・・。

あ、ウク紛争は、露大統領が仕掛けたと思ってる方々は、情弱ですので。真実は違うんだが。
でも、ロシア在住の日本人の俳優さんのサイト見たら、それもご存じないし、全然危機感なし。ロシアって自由なのね。日本はとりあえず、そんなに自由ってわけじゃない。私も、あまり人に自分の意見を言わなくなった。仕事の事でも何でも。まあいいけど。マイナ問題だって、カードやらなくたってなるようになるだろうし。)
----
バレエ公演。妥協せずに初志貫徹するか、気が変わるか。

-----
こんなこと書いていて、全然違うバレエ公演に行っちゃったりもあるかも?
東京バレエ団の「眠り」、装置、衣装とか、ちょっと興味あったり。

今迄いい公演、いっぱい見てきたし、
バレエ友が、「バレエ見なくても死ぬわけじゃないし」と言ってたことがあった。

過去の映像もたくさんあるし、そんなにがつがつしなくてもいいかな。

ボリショイバレエの若手のガラとかだけでもいいから、来てくれないかな~?
(でもその前に、「ウク戦争の真実」を色んな人に知ってもらわないと、公演の実施がやりずらくなるかもね。

昨年、ボリショイのウリン総裁が「日本のバレエファンの愛情は特別で、世界で類例を見ない」というような意味のことを言っていたのが、唯一の救い。日本はことさらに、ロシアのバレエ芸術を愛した国でもあったのだけど、ロシアの利害で言えば、日本で公演するより、中国公演やった方が、いいわよね、現実的に考えると。

芸術バブルがはじけ、厳しい世が待つ、日本。
本日も与太与太世迷言。
------
おまけ。
【アメリカの映画界で、原爆ジョーク?】
嬉しくないことに、アメリカの映画関係で(バービーの映画と原爆設計者の映画、だっけ)、日本に原爆落としたのを「ネタ」にした件がネットで話題になってたような話を経済ニュースでやっていた。何割かのアメリカ人にとって、日本が原爆落とされたことは、笑い話なのかね? かなり、いらっときた。

とりあえず。
「アメリカは日本に原爆落としたことを、謝れ!
土下座して詫びろ!」
と、言ってみる。デジタル化が進めば、こんなことも言えなくなる気がする。

日本の反核運動、アメリカ向けのアナウンスが、全然足りてない、と思う。
分ってもらえなくても、うちわでなく、アメリカの原爆落としたことは正義と思ってる人や、一般国民向けに、原爆落とされた後、こんな風になった、という話をもっともっと、していった方が良いと思う。

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