懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ザハロワ、ベリャコフ『ドン・キホーテ』とか

2024-04-26 01:40:24 | バレエ
今回、またボリショイで衣装リニューアルして、「ドン・キ」全幕上演したようで。
その中の、ザハロワ、ベリャコフ組で踊ってるのを、動画でちょっと見て。

ベテランのザハロワと、脂ののってるベリャコフのコンビ。
この二人はもっと前の動画も上がってるけど、今のは今ので味があって面白かった。

ザハロワ、って真面目っていうか、よくここまで頑張るなあ、って思ってしまった。
所々、目を引くところがあって、年齢を考えると驚異的な努力力。

ベリャコフは、飛ぶパで目を引く技巧を見せて、片手リフトも二人のコンビネーションで楽しませる。

ザハロワは、円熟期でも手抜かない感じの踊り。

これを見てしまうと、(年齢はもっと上だけど)去年見たコジョカルは、完全に王子役のムンタギロフの技量に頼った舞台づくりで、

あとから思うと、ああいうのは一線級ではもう無理、って気がした。見た時は悪く思ってなかったんだけど。(眠りGPPD)

女性のヴァリアシオンの音楽が流れていても、代わりに男性側が踊って技巧を見せていたりとか。

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ザハロワ、ベリャコフは、不思議なコンビネーションで、これはこれで面白かった。

別途、日本人ダンサーの千野マルクさん、人民芸術家に昇格したアンナ・ニクーリナと「白鳥の湖」踊ってるのも、ちょっと出ていた。
千野さんは、順当に活躍しているようで、色々出ていて感心する。日本公演がないのは残念だけど。
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明日から、東京文化会館で、東京バレエ団、ブルメイステル版「白鳥の湖」全幕公演。
チケット持ってるけど、行けるかどうかはその日にならないと分らない。

その後の、新国立劇場バレエ団の「ラ・バヤデール」全幕公演も。

見られたら幸い。

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ボリショイバレエ「ロミオとジュリエット」プレミア

2024-04-10 02:13:49 | バレエ
バレエは、ラヴロフスキー版の「ロミオとジュリエット」全幕を上演。

ラヴロフスキー版に戻ってしまったのは、残念でならないが。

主役のロミオとジュリエット、各日のキャスト、

4月6日のザハロワ&ベリャコフ、7日のクリサノワ&ラントラートフ、初日の4日・若手ココレワ&ポダプツェフ等、部分の映像をちょっと見た。
(5日のペア、女性よりオフチャレンコの方はちょっと観たかったけど、見られたものが、オブラツォーワの方だけしか映ってなかった。)

とても興味深く見ました。

ごく私的には、ザハロワ&ベリャコフ組の熱演と、クリサノワ&ラントラートフ組の、円熟の中にも清新さのある演技、この二つが印象的で。
全幕全部見られたわけじゃないんで、彼らは全幕全部見たいですが。

今回の復活上演の、栄えある初演の第一キャストを射止めた、期待の若手二人・ココレワ&ポダプツェフについては、・・・・う~ん、いい所もあるんだけど、・・・ロミジュリは、ソ連時代から、自由主義ロシアに変わった時代にわたって、ロシアンダンサーだと、素晴らしい演技力のある美男美女による、衝撃的な好演を幾つか見ていて、・・・今の時代で今のボリショイなら、あれで十分通用するのかもしれなくても(?)。。。日本のダンサーなら贅沢は言わないが、ロシアンダンサーなら、もっともっと上の者を見たい。その昔、若くても素晴らしかった主役たちも見てるし。

今のボリショイのガチファンに怒られそうだけど、自分はバレエ「ロミオとジュリエット」には要求水準が高く、ちょっと。。。。もう少し・・・かな。ココレワは、これより、他の演目で、もっと印象良いのがあったと思う。若手二人はよく頑張ってたとは思うけど。
お世辞以上に魅力的なロミジュリには至らなかった。ただ、この位なら見れるというか、これより下のロミジュリは見たくない、(過去に見たけど)という水準だった。若手はこれからが楽しみ、という所か?

(あくまで主観ですから)

色々と、突っ込みどころはあっても、ボリショイの魅力をまた一つ見られた全幕上演でした。

と言っても、ボリショイは、最近のは、ロミジュリ以外でも、色々いい映像がみられるけど。
それでも自分的には、深い思い入れのあるバレエ「ロミオとジュリエット」が、プレミアで注目されてるのは、嬉しいし。

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一方で、下ろされちゃったのかな?と思って、2000年代に入って復活改定上演された、哲学的音楽的な名版・グリゴローヴィチ版の初演の映像を改めてチラ見したら、前に見た時より主役のニクーリナの印象が上がった。
今回のより、格調が高く、その時代の雰囲気も良くあらわされてる事に感心したし、これで、なんでラヴロフスキー版にとっかえられちゃったのかな?とは思ったけど。

一方で、NHK放送では主役のロミオ役だったムハメドフが、敵役のティボルト役で出演した、1989年のグリゴローヴィチ版「ロミジュリ」の映像もチラ見したら、主役がアナニアシヴィリで、…彼女は、グリゴローヴィチ版、マクミラン版、ラヴロフスキー版、と、かなり色々踊る機会があったんだなって思った。

ザハロワは、容姿は、昔、マリインスキーに客演して、シクリャロフと踊った時の方が当然上なんだけど、いかんせん、シクリャロフとのコンビがあってないみたいで、あんまりやる気が感じられない舞台だった(私的には)ので、今回の方が全然、段違いに劇の印象が良かった。

クリサノワは、意外と一番よく見えたかも(?)ザハロワとクリサノワは、演技が丁寧で、…日本のガラ物でみるロミジュリって、あんなのロミジュリじゃない、って、改めて思った。予定調和的な段取り演技ばかりで。

ザハロワ、クリサノワ、二人とも、そしてそのパートナーたちも、感動的な舞台を届けてくれて感謝。
色々、考えさせられる演技だった。

彼らに触発されて、昔見た幾つかのロミジュリの名演を思い出していた。
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世界バレエフェス、行くかどうか、迷ってるんだけど。もしかして、家で動画見てた方がいい?

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バレエの饗宴2024、東京シティ・バレエ団「ルール・ブルー」

2024-03-29 01:19:28 | バレエ
ごちそうが色々あって、観る時間が足りない(?)

・今年の「バレエの饗宴」公演は、TV放送で見た限りでは、最初の演目、東京シティ・バレエ団「ルール・ブルー」が秀逸で、これだけ見ただけでも、お腹いっぱいに。この作品を振付家と皆で創造するために、莫大なエネルギーを使ってる意欲作に見えました。商業主義に乗っかる作品ではないので、芸術家集団、東京シティ・バレエ団ならではの作品。

「ルール・ブルー」とは、黄昏時、のような意味だとかで、舞台から日常へと戻る、ダンサーの、非日常と日常の境界のような時間、という意味で使ってるらしい。

(最初、作品の内容を分らずに、家事しながらざっと見る中でも引きつけられて、で、その後、振付のイリ・ブベニチェクのインタビュー見たら、フランスでルーブル美術館によく通って、作品作りに必要なインスピレーションを得ていたらしいんだけど。その絵をみていて、「もし、この絵の中の人々が抜け出てきたら」と考えて、それが作品のアイデアに。)

言われてみれば、確かにそんな感じの作品で。それにしても、ダンス・クラシックの技法とコンテの技法を融合させただけでなく、時に演劇系の身振り(演劇実験室・天井桟敷を思い出させたようなのもあった)も入って、ダンサーたちそれぞれに合った振付になってたようなのと、振付と照明、装置、音楽、衣装がとてもあってて唸らされたり。
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・以前の「バレエの饗宴」で、「牧神の午後」が印象的だった、小尻健太振付「幻灯」(改訂版)も、相変わらずいい味だしてました。小尻氏は、ダンサーとしても、純クラと違う動きの美しさがあって、見入ってしまいます。

そうはいっても、古典もやってくれて良かったけど。
ロシア勢はなかなか来てくれるのが難しいのかしら??と思ってたので、僅かでも来てくれると、ちょっと嬉しい。

(そうはいっても、日本の洗脳みたいな雰囲気も2年を超えてて、こんな状況では不心得者が出やしないかという不安もあるので。ロシアバレエはネット画像や、過去のビデオDVDで見て、やせ我慢。)

新国立劇場の「ドン・キ」は、頑張ってたけど。バジル役速水さんは、エネルギッシュに技巧を見せたけど、ごく私的には、以前やってた牧バレエの「ドン・キ」の統合性も好き。グランド・バレエは一朝一夕で成り立つものでない、ということかな。牧バレエは、あれをず~っと上演してきて、守られてる歴史と伝統みたいのがあるのかも(?)

クラシックバレエは、経済効率性からは遠いものだから。今や、グランド・バレエを上演するだけでも有り難い感じもする。
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過去の映像や、今のボリショイ公演の映像など、時々見ている中、

1980年代の、モスクワ音楽劇場の日本公演『ドン・キ」全幕(TV放送分の録画のを、人から貰った映像)が、今見ても全体的に面白く、きれいなバレリーナが出てきて・・・この頃のバレエ公演は、本当に素晴らしかった、と思い出していた。技術に優れたボリショイの『ドン・キ」も盛り上がるし、いい感じなんだけど、ダンチェンコのこの頃の『ドン・キ」って、ボリショイとは異種のワクワク感があって、ちょっと感心してしまった。
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本日も、やくたいもなく散漫感想。
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おまけ。
バレエと関係ないけど、自分の生活上、4月から法令が変わって、3月までにやらなきゃいけないことがあったのを知らずに来て往生した。
この頃、ニュースとかで、法令の改正などの、自分の生活に直結する情報をやってくれなくなって、大谷サンとか、そういうのが多く、困った傾向だと思ってる。

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補記

2024-03-22 01:29:04 | バレエ
前回書いた、「バレエの饗宴」のTV放送。

4月に再放送予定のように書いたけど、昨日見たらNHKのHPに4月の再放送まで出てないので、
(この番組自体、元の放送予定日から変わってるものだし)気になる向きは、4月の放送予定については、近い時期で番組HPでご確認いただいた方が固いようです。以上、補足。
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余談
フィギュアスケート世界選手権は、イリヤ・マリニンが出るから見る位で。

一方、ロシア選手権でも入賞してた、ジキッジ選手って知らない選手が、3月に練習で4A跳んだ動画を公開していて、・・・。
羽生結弦が4A跳ぼうとしてた頃は、自分は頭固くて、無理なんでは?と思ってたけど、

パイオニアがいると、後に続く者が出るもんなんだな~と感慨。(自分なんて、羽生とマリニンが特別、位にしか思ってなかったから、他にもやる選手が出て意外な感じ。)

フィギュア女子シングルは、ロシアが世界選手権等に出なくなってから、…ただでさえ男子と差があるのが、ますます差がついてる感じがして、以前のような熱量で見ることが無くなった。ロシアの女子も、世界選手権出られないとなってから、前ほど攻めのプログラムでもないかな?(でもやっぱり、ロシア女子は、見ると魅力はあるけれど。アイスショーでバレエの舞台みたいのやってるのも、好き。)

ジャンプがすべてでもないけど、努力して地平を切り開くエネルギーには、思わずそっちを見てしまう、引き寄せられる。

あ、バレエの話じゃなかった。

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「バレエの饗宴2024」のTV放送

2024-03-20 03:27:04 | バレエ
バレエファンは既にご存じと思いますが。
同時期に、フィギュアスケートの世界選手権があるので、自分がバレエ見忘れないように、メモがわり記載。

【「NHKバレエの饗宴2024」のTV放送予定】
3月24日(日) 午後9:00 〜 午後11:30 Eテレ 「クラシック音楽館」

1.東京シティ・バレエ団 ルール・ブルー 
2.永久メイ&フィリップ・スチョーピン「眠りの森の美女」から 
3.金子扶生&ワディム・ムンタギロフ「くるみ割り人形」から 
4.中村祥子&小尻健太/幻灯 
5.新国立劇場バレエ団 米沢唯、速水渉悟「ドン・キホーテ」第3幕
指揮=井田勝大、管弦楽=東京フィル

※「前回2022年の公演でご好評いただきましたパ・ド・カトルを番組内で再放送致します。」と告知あり。
4月14日(日)14:30~にもう一回放送あり。
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【今後の鑑賞予定?】
こないだのパリ・オペラ座公演の感想も書いてないのに、
4月は、東京バレエ団のブルメイステル版「白鳥」全幕、行けたら行くかもで。
(自分は行けないけど、この時期の東バ「上野の森バレエホリディ」という企画は、バレリーナを目指す若い方にはなかなか良い企画っぽい。)

5月新国立「ラ・バヤデール」、迷い中。
8月頃の世界バレエフェス、スミルのワが嫌いなので、彼女が出るから行くのやめようかと思ったけど、これも、保留。

でも、ボリショイの動画で、自分の知らない今の主役たちの全幕公演の踊りの数々を見ていると、とりどりに魅力的で・・・。
特にどのダンサーが、というのでなく、それぞれが魅力的で。
若い子に交じって、昔から活躍してるベテランの踊りもいいのがあったりして。

こないだ見たパリ・オペラ座も良かったけど、ボリショイって、バレエ団自体は衰えてなく、むしろ発展してる、前進してる様子で、相変わらず素晴らしい。演奏との一体感も良いし。垂涎。

それぞれ演舞はいい感じなんだけど、名前がな。なかなかプリマの名を覚えられない人が何人かいる。うまくて、長く憶えにくい名の人たち。
動画がこれだけ良いと、国内の公演、わざわざ何度も見に行くほどの物かな~?という疑問もわいてきたり。

★ボリショイの前総裁が、やはりいなくなってて、ゲルギエフに代わってたみたい。そうなりそうだとは思ってたけど、あえて確認してなかった。
去年、前総裁が「日本の観客の印象」をコメントしてたのは、もうすぐ総裁職を降りる、って決まってたからなのかな?

ゲルギエフは指揮をしてると確かに、最上級の芸術家、という感じがして、見るべきものを見た気にさせられる人物ではあるけれど。
前総裁は好人物で、かつ、仕事でも優秀な人らしかったし、私的にも、ダンチェンコ時代から愛着のある人だったので、この方が居なくなったのは、ちょっと寂しい。

★去年のムンタギロフ・ヌニェス客演の牧バレエ「眠り」全幕、行かなかったのは、いまさら後悔。

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『マノン』2/18 ソワレ

2024-02-19 02:07:58 | バレエ
パリオペラ座バレエ団日本公演、『マノン』日曜夜公演、東京文化会館、行ってきました。

マノン:ミリアム・ウルド=ブラーム、デ・グリュー:マチュー・ガニオの回。

素晴らしかった。行ってよかったです。最後は盛大な拍手のカーテンコールでした。
千秋楽に、パリオペラ座の底力を感じました。

『マノン』全幕は、過去に複数のバレエ団で見てるんだけど。英国ロイヤルのDVDも持ってるし。
でも、「今まで見てきた「マノン」は、何だったの?」と自問する位、劇の構築力、リアリティが違った。

このキャストで、自分的には正解でした。
ヤマカンだったけど。大当たり。
2022年のモイセーエフバレエと言い、自分は、もしかして舞台運、良い、かも(?)

感想は後日書けたら。(毎度コレ)

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(よって、競馬G1フェブラリーSは見れず。11番人気ペプチドナイルが勝ってた。)

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『マノン』開幕

2024-02-17 04:01:24 | バレエ
パリ・オペラ座バレエ団の日本公演、後半の『マノン』、16日ドロテ・ジルベールの初日は、当日券があったんですね。

3キャスト全部見るのが一番いいんだけど、自分には無理なので、自分はミリアム・ウルド・ブラームの2回目の日にしました。
(1枚選ぶならどれ?と思った時の、正しい判断かどうかは、分らないけど。役柄に順当なキャスティングかな、と思って。)

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バレンタインデーは、今年も愉しいイベントだった。義理チョコも含めて。
過去の色々な思い出も、よみがえってきた。
でも、今年のチョコは、高かった。デパートので、買う気でいて、値段見て買うのやめたのがあった。

今後も、物の値上がりは続きそう。
株高、円安も進行。

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補足等

2024-02-12 17:47:38 | バレエ
パリ・オペラ座バレエ団日本公演、前半の「白鳥の湖」の事をちらっと書いたけど。

補足すると、
パリ・オペラ座バレエ団だけで、単体で過去と今を「白鳥」で比較すると、パリ・オペラ座の古参ファンの言うとおりだと思うんだけど、一方、コロナ禍後、露もの撤退後の今の日本のバレエシーンにおいては、総合的に人に勧めやすい良質な公演になってることは疑う余地がない。

自分自身、少し前に、バレエに興味持った人から、お勧めのバレエ公演を聞かれて、言ったのが、このパリ・オペラ座なんで。
(人気の英国ロイヤルバレエは、私的には、コールドが、ちょっと・・・。というか、ロイヤルバレエ公演を東京で見た時、お客さんの意識が、コールドに全然行ってなく、脇役とか一部のスターダンサーだけ見てる感じだった。)

パリ・オペラ座公演に話を戻すと、

1幕から、衣装もきれいだし、全体的に、ダンサーが変な風に客に媚びたりしないとか、品位もあって、客層も良かったし、それと、やっぱり、白鳥の湖は技術的にもとても難しいバレエで、この位の感じで上演してくれるのが有難い。

(一応、1幕の道化の大回転がなかったので、自分的には、あっと思ったが。(このバレエ団でブルメイステル版やった時は、トランプのカードから抜け出たような扮装の道化役のキエレが、1幕の道化の大回転やってた記憶が・・・)
そういう版もあるということでしょう。

ヌレエフ版で、3幕の見せ場の一部、男性ソロ、王子も悪魔もチャイコフスキーの原曲から大きく変えてたように見えたのは、振付の考え方として、ちょっと気になったけど、反面、あの二人には、ヌレエフ版のヴァリアシオンの振付は、それぞれとてもあってるように見えた。

3幕の民族舞踊の順は、チャルダッシュ、スペイン、ナポリ、マズルカ。

公演の企画がしっかりしてて、昨今のバレエ公演ではNBSは手堅い主催者だし、公演パンフレットもとてもまじめに作ってあって、見がいがあった。2,500円は高かったけど、買ってよかった。

公演のキャスト表に、細くく群舞ダンサーの名前や、バレエ教師、衣装、理学療法士、ヘアメイク等々、スタッフの名前も細かく入ってる姿勢に好感を持った。(この数年内に、行った公演で、パンフにスタッフ書いてないのとか、主役や上のランクのダンサーとか、少ししかプロフィール顔写真・名前書いてない公演もあって、そういうのに比べ、色んなことを大事にしてるのが良く分かった。)

(バレエ団公演は仲間たち公演と違い、スタッフも多く入って公演を支え、ダンサーは踊ることに専念しやすい、というメリットがあるので、その意味では仲間たち公演・グループ公演の類より、踊りのレベルが上がりやすい。その意味で、スタッフも書いてあると、どういう人たちがどうこうして公演を支えてるのかよく分って、そういう方が自分は好き。)
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アマンディーヌ・アルビッソンが抜けたこともあって、「白鳥」は、若手が主役等で活躍する舞台になった。で、「マノン」は、ベテランが控えてたと思うから、この順番、「白鳥」が先で、「マノン」が後になったのは、良かったと思った。
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マノンの前に、白鳥の感想書こうと思ったけど、世間はそれどころではないみたい。
マノン見る方が先になりそう。
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【タッカーカールソンのプーチンインタビュー】
早速、大きな話題になっていて、色んな人がSNSなどで取り上げてるのに、自分はバレエ行ったりして、完全に出遅れ。とても長いインタビューで、まだ全文把握してない。

ただ、日経の夜の経済ニュース、テレ東のWBSで、佐々木キャスターだったか忘れたけど、この話題を取り上げていて、何となく、ジャーナリスト
はスクープとか取るのが大事らしくて、してやられた感というのか、最近、西側で誰もやってないことをタッカーがやった、ということで、ちょっと羨ましそうだったのが、意外だった。

とか、他にも、時事ネタ色々で、気になる話が色々。

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2つの「白鳥の湖」その2~公演行って宣伝チラシを見ると・・

2024-02-12 02:17:52 | バレエ
来日公演中の、パリ・オペラ座バレエ団、ヌレエフ版「白鳥の湖」、10日ソワレ見てきました。
(オデット/オディール :オニール八菜 ジークフリート:ジェルマン・ルーヴェ 、ロットバルト :トマ・ドギールの回)

(満員御礼出てて、女子トイレ混み過ぎ。幕間の休憩25分もあったのに、自分は時間いっぱい使ってトイレに並ぶ羽目に。終演後、クローク預けのコートを回収しようとしたら、かなり並んでて、人がなかなかはけず、まだ並んでる中、ホールの管理の方が、「まもなく閉館になります」、ってアナウンスしてたりとか・・・)

(NBS公演は、当日前に主催者がHPでキャスト予告出すし、タイムテーブルも出てたかな?と思うので、こちらにはアップしませんでした)

王子のルーヴェが、この役として必要十分条件を備えてる印象で、娯楽性だけではない、主張のあるヌレエフ版を、演奏が主旨に沿って盛り上げてくれて、ごく私的には、指揮・演奏がこの作品をよく掴んで伝えていて、好印象。なんとなく、ティンパニに目が行った。

パリオペラ座の昔を知ってるパリ・オペラ座ファンたちから、厳しいご意見もあるようですが。
そりゃ、ギエム、パトリック・デュポン、とか、その後のエトワールたち、、華々しく活躍した黄金期のスターたちの時代に比べれば・・・。

古参パリ・オペラ座ファンの、「純クラシックの水準が落ちた」という見方は、確かにフラットに見ると、そうなんだろうけど、私的ごく主観的には感動もあったり。ただ、あの演奏の力と、王子役のルーヴェが居なかったら感想違ったと思う。(私が凄くルーヴェを気に入ったとかじゃなく、心を込めて作品、役に入り込んで全身全霊で踊ってたと思う。)

その辺が頑張ってたことと、逆に、主役の姫役と、白鳥コールドは、これはこれで良しとして見たが、終わって時間がたつと、「白鳥見た~!」という満足感からは遠くって、

その分、どちらか一つだけ行こうと思ってた、もう一つの「白鳥の湖」、4月の東京バレエ団ブルメイステル版の公演に、行きたくなってしまった。

キッカケは、改めて見た、その公演チラシ。
宣伝も、大事ですねぇ~。
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端的な感想は、自分はやっぱり、「白鳥の湖」が好きなんだな~、と思った。
のと、
一昨年冬の「スーパースターガラ2022」での来日の際の、マニュエル・ルグリへのダンマガ・インタビュー、
ルグリが、今のパリ・オペラ座がコンテが多くなってクラシックが弱くなってる事などを批判してたと思うけど、
読んだ時は、批判してるのを意外に思っただけだった、のが、

この公演見て、ルグリの言ってたことは、順当な正論に思えた。
ただ、世界的にも、純クラシックの全幕上演、グランドバレエの興行は厳しい環境になってきているような気がするので。

あと、この公演見てから、去年のワディム・ムンタギロフが王子役で出てた、牧バレエ団「眠り」全幕を見に行かなかったのは、大失敗だった!と思い知らされた。

少し辛いこと書いたけど、でも、昨今の日本のバレエ公演シーンにおいては、総体として良質な公演で、主催者がしっかりしてる事、手間かけて良質な観客層を育ててきたことも、(よそが客層が悪かったこともあって)とてもほっとできた公演でもあった。

公演感想は、後日書けたら。
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あ、出待ちはしなかったけど、出待ちの仕切りする係員の方が、大変丁重に出待ちの人々に待つ場所その他の説明をしていて、とても感じが良くて感心した。ちょっと親切すぎるくらい。

ついでに、上野の街が、円安による外国人観光客目当ての、価格帯高めのお店が出てたりして、公演改札口近くの駅構内飲食店も、以前に比べてやや高級志向で、価格帯高めになってた気がした。そして、駅員さんが凄く親切で感じ良かった。(やっぱり、外人観光客に、大いに期待してる街になってるんだと実感した)

以上、全然、役に立たない感想ですが。

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観劇

2024-02-07 02:41:31 | バレエ
米国のFOXニュースの元キャスター、タッカー・カールソン氏が、ボリショイ劇場でバレエ「スパルタクス」を鑑賞だそうで、

羨ましくて涙出そう。

自分らは行けないし。日本に来てくれるバレエ団見るだけ。



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